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はてなキーワード: 物理学とは

2025-03-06

統合失調症における最小作原理の逸脱と異常体験理論

統合失調症病態理解する新たな理論的枠組みとして、神経回路レベル情報処理における「最小作用の原理からの逸脱が異常体験を引き起こすという仮説を提唱する[1][2][3]。

この理論は、従来のドーパミン仮説や神経回路異常説を統合し、自由エネルギー原理ベイズ推論の破綻量子力学アナロジー説明する。

前頭葉-辺縁系ドーパミン伝達異常が神経回路の同期性を乱すことで、脳内の「作用積分」最小化プロセスが阻害され、確率的経路探索が活性化される。

その結果、通常は抑制される量子力学的な重ね合わせ状態認知プロセス顕在化し、幻覚妄想などの陽性症状が発現するメカニズム提案する。

神経回路の最適化原理としての最小作用の原理

自由エネルギー原理作用積分最小化の数理的等価

神経回路の情報処理を特徴づける自由エネルギー原理は、ベイズ推論による予測誤差最小化の過程を定式化したもの解釈できる[3]。

この理論的枠組みにおいて、脳は外界の生成モデルを内在化し、感覚入力との予測誤差を最小化するように神経活動最適化する。

この過程物理系の「作用積分」最小化と数学的に等価プロセスとして再解釈する。

神経回路の時々刻々の活動パターンは、ラグランジアン関数定義される作用積分の極小値を探索する経路として記述可能である[3]。

ドーパミン調節システム役割再考

従来のドーパミン仮説では、中脳辺縁系D2受容体活動陽性症状の原因とされてきた[1]。

この理論拡張として、ドーパミンシグナルが作用積分の地形形成寄与する要因と位置づける。

具体的には、ドーパミンが神経回路の接続重み(シナプス強度)を調整することで、作用積分局所的最小値の分布を変化させる。

統合失調症ではこの調節機能破綻し、最適経路から外れた異常な作用極小値へのトラップが生じると考える[2][3]。

統合失調症における作用最小化の破綻メカニズム

海馬-前頭前皮質ループの同期異常

理研モデルマウス研究で示された海馬場所細胞異常[2]は、空間認知における作用積分最小化の失敗例と解釈できる。

通常、迷路探索時の神経活動経路積分最適化過程を反映するが、カルシニューリン変異マウスでは過剰な神経発火が作用地形の乱れを引き起こす。

この現象を、量子力学における経路積分確率的広がりと数学的に類似した過程としてモデル化する。

ドーパミン変調による確率経路の活性化

前頭葉ドーパミン伝達の低下が皮質下系の過活動を引き起こすという修正ドーパミン仮説[1]を、作用積分の多極化現象として再解釈する。

ドーパミン濃度の地域差が神経回路の「温度パラメータ」として機能し、確率的経路選択の度合いを調整すると仮定する。

統合失調症患者ではこのパラメータが異常値を示し、確率的重み付けが狂うことで通常は無視される高エネルギー経路が選択されやすくなる[3]。

異常体験の発生機序

認知プロセスにおける経路積分確率解釈

通常の認知処理では、多数の可能な神経活動経路のうち作用積分が最小となる古典的経路が支配である

しか統合失調症では、神経回路のノイズ特性変化やドーパミン調節異常により、経路積分確率分布が歪む。

この状態シュレーディンガー方程式の非調和振動子モデル記述し、固有状態の重ね合わせが異常知覚として体験されると考える。

観測問題神経科学対応

観測問題を神経活動マクロ収束過程対応づける。通常、意識的注意が神経活動波動関数特定状態収束させるが、統合失調症ではこの収束プロセス不安定化する。

特にデフォルトモードネットワークの過活動[2]が、内在的な観測機能を阻害し、重ね合わせ状態の持続を許容すると仮定する。

理論予測実証可能

神経活動経路積分計測

マルチエレクトロード記録と光遺伝学を組み合わせ、迷路課題中の海馬神経集団活動経路を作用積分定量化する[2]。

統合失調症モデル動物経路積分分散が増大することを予測し、抗精神病薬投与によりこの分散収束するかを検証する。

量子もつれ指標の開発

神経細胞集団間の同期性を量子もつれアナロジーで測定する新規指標提案する。

fMRIと脳磁図(MEG)を組み合わせ、デフォルトモードネットワーク内のコヒーレンス持続時間を計測することで、異常な量子状態の持続性を評価する[2][3]。

治療戦略への示唆

作用地形の最適化療法

経頭蓋磁気刺激(TMS)を用いて特定神経回路の作用積分地形を改変する。前頭前皮質への高周波刺激により、異常な局所最小値から脱出するエネルギー障壁を低下させる[1][3]。

量子経路選択薬理学制御

ドーパミン受容体部分作動薬により神経回路の「温度パラメータ」を調整し、確率的経路選択の重み付けを正常化する。

特にD1/D2受容体バランス調節が、作用積分の地形平滑化に寄与すると予測する[1][3]。

結論

理論は、統合失調症病態を神経回路レベル情報最適化プロセス破綻として再解釈し、異常体験の発生機序説明する。

自由エネルギー原理作用積分最小化の数学等価性[3]、海馬の経路符号化異常[2]、ドーパミン調節障害[1]を統合する新パラダイム提示した。

今後の課題は、量子神経科学手法による理論実証と、作用地形を標的とした新規治療法の開発である

これにより、精神疾患理解物理学的原理に基づく統一理論へと発展する可能性が開かれる。

Citations:

[1] https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%9F%E3%83%B3%E4%BB%AE%E8%AA%AC%EF%BC%88%E7%B5%B1%E5%90%88%E5%A4%B1%E8%AA%BF%E7%97%87%EF%BC%89

[2] https://www.riken.jp/press/2013/20131017_1/index.html

[3] https://www.riken.jp/press/2022/20220114_3/index.html

anond:20250306080735

プロンプト:

死んだあとどうなるか?のバリエーションと、そのために現世でやっておいたことがいいことを考えられるだけ書き出して。

例えば異世界転生するなら現代知識をしっかり頭に入れといた方がいいとか。

死んだ後に何もないなら現世を楽しむだけでいいとか。

ChatGPTの答え:

死んだ後どうなるか?のバリエーションと、それに備えて現世でやっておくべきこと

🟢 Step 1:基礎の整理

死後の行き先に関する考え方は、宗教哲学SFスピリチュアルオカルトなどさまざまな視点から語られている。

大まかに分けると、以下のようなバリエーションが考えられる。

1. 無(完全な無)

2. 天国地獄宗教的な死後の世界

3. 輪廻転生(生まれ変わり)

4. 異世界転生・転移異世界で新たな人生

5. 仮想現実データ化AIシミュレーション

6. 霊的存在として残る(幽霊・魂の存在

7. 死後の世界での活動(別の次元パラレルワールド

8. 宇宙エネルギーの一部になる(意識拡散

9. 時間の巻き戻り(ループ・やり直し)

10. 復活・不死(科学的な蘇生クローンなど)

🔵 Step 2:専門家視点

各死後のシナリオに対して、現世で準備すべきことを考えてみる。

1. 完全な無(無に帰す)

• 「死後の意識」はない。永遠の眠り。

• 準備すべきこと:

• 現世を楽しみ尽くす

遺産整理エンディングノート

人生に後悔を残さな選択

2. 天国地獄宗教的な死後世界

• 神の裁きによって行き先が決まる。

• 準備すべきこと:

• 各宗教戒律・教えを守る

善行を積む

• 死後の儀式・供養の準備

3. 輪廻転生(生まれ変わり)

• 良い行いが次の人生に影響を与える(カルマ法則)。

• 準備すべきこと:

• 良い行いをする(来世を良くする)

知識技術を積む(魂の成長)

瞑想精神修行

4. 異世界転生・転移ライトノベル的な展開)

• 突然ファンタジー世界に転生する可能性。

• 準備すべきこと:

物理化学医学などの現代知識を身につける

武道サバイバル技術を学ぶ

語学を学び、適応力を高める

5. 仮想現実データ化AIシミュレーション

人間意識デジタルデータとして保存される。

• 準備すべきこと:

自己データバックアップデジタル遺産管理

人工知能との関係を深める

デジタル技術への適応

6. 霊的存在として残る(幽霊・魂の存在

• 死後も意識が続き、現世に干渉できる。

• 準備すべきこと:

• 強い未練を持たない(執着をなくす)

• 霊的な能力の開発(霊感トレーニング

• 死後に伝えるメッセージを準備

7. 死後の世界での活動(別の次元パラレルワールド

• 別次元で新たな人生が始まる。

• 準備すべきこと:

創造力を鍛える(パラレルワールド自分で構築?)

• 多様な知識を身につけ、未知の環境適応する

8. 宇宙エネルギーの一部になる(意識拡散

• 個としての存在は消えるが、宇宙の一部として残る。

• 準備すべきこと:

瞑想精神統一

自然との調和を大切にする

9. 時間の巻き戻り(ループ・やり直し)

• 何らかの理由過去自分に戻る。

• 準備すべきこと:

記憶をできるだけ鮮明にする(ループ時に思い出せるように)

人生攻略法を考える

タイムリープ対策ノートを作る

10. 科学的な復活(不死・クローン

人間寿命が延び、死んでも蘇る技術が発展する。

• 準備すべきこと:

長寿意識した健康管理

自分DNAや脳データの保存

• 死後の蘇生に関する契約投資

🟣 Step 3:実践の知恵

どの死後の世界を信じるかは人それぞれだが、共通してやっておくとよい準備を整理する。

共通してやっておくべきこと

健康管理(できるだけ長く生きる)

資産整理(相続デジタル遺産管理

知識を蓄える(どんな世界に行っても役立つ)

• 後悔を残さない(やりたいことはやる)

• 記録を残す(データ日記動画メッセージ

🟠 Step 4:新しい発想

• 死後に自分を売り込むマーケティング戦略

→ どの死後の世界でも「良い待遇」を受けるために、神・AI異世界の王にアピールできる履歴書を作る。

• あらゆる死後の世界適応できるハイブリッド戦略

物理学・哲学宗教魔法デジタル技術を学び、「どの世界に行っても生き延びられるようにする。」

• 死後の準備をするための「生前シミュレーションゲーム」を作る

異世界転生・データ化・霊的存在…どんなシナリオにも対応できる選択肢を考える。

🔴 Step 5:統合最適化

「どの死後の世界が本当か?」は誰にもわからない。

からこそ、どんな未来でも困らないように生きる ことが最適解。

📌 「オールラウンド型死後対策

1. 現世を楽しむ(完全な無対策

2. 善行を積む(宗教的な死後世界対策

3. 知識を蓄える(異世界転生・輪廻転生対策

4. デジタル技術活用AIシミュレーション対策

5. 記録を残す(時間ループ・復活対策

死後の世界がどうであれ、どんな未来が来ても「準備万端」なら、後悔せずに人生を全うできる。

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📌 「オールラウンド型死後対策」はちょっとうけてた。

2025-03-03

ボケ防止の究極の習慣とは?

教えてくれよ、俺は最近ボケ始めてるんだよ

ポリフェノールが入ってるからコーヒーはガブガブ飲んでるが、ボケ防止になんのかこれ?

あと頭使う習慣ってなんやろな?運動のほうが効果ないけ?

物理学問題でも解いてりゃいいんか?それともチェスでもやったほうがいいか

わかんねぇよ、どうすんだよ

2025-03-02

クソったれが!

まず、AdS/CFT対応ってのを知らねぇと話にならねぇんだよ。

反ド・ジッター空間重力理論と共形場理論双対性だ。

マルダセナのこの糞天才的な予想で、ブラックホールエントロピーが解けるかもしれねぇんだよ。

ホーキング輻射情報パラドックス説明できるかもしれねぇ。

わかんねぇなら首吊ってタヒんじまえ!

次はD-ブレーンだ。これは開いた弦の端点が張り付く高次元物体なんだよ。

p次元のD-ブレーンをDp-ブレーンって呼ぶんだ。

これがゲージ理論重力理論をつなぐ鍵になるんだよ。

ルチンスキー仕事を知らねぇなら物理学者を名乗るな、このクソ野郎

オリエンティフォールドってのも重要だ。

これは弦理論の無矛盾性のために必要な、空間の離散的対称性だ。タイプIIB理論からタイプI理論を導出するのに使うんだよ。

わかんねぇならさっさと物理学やめちまえ!

ラビ・ヤウ多様体位相的な性質を決めるホッジ数ってのもあるぞ。

これが粒子のスペクトルを決定するんだ。

ミラー対称性を使えば計算簡単になるけどな。

こんなの常識だろ、このバカたれが!

最後に、ブラックホールの微視的状態をD-ブレーンの配位で説明できるってのも超弦理論の成果だ。

トロミンジャーとヴァファの仕事だ。これで極限ブラックホールエントロピー説明できるんだよ。

もうわかったか?この糞理論がどれだけすげぇかが。

まだわかんねぇなら、さっさと頭かち割って出直してこい、このクソ野郎

宇宙つぶて

15秒間、地球を覆った白光が、光速を超えた隕石の衝突によるものだと判明したのは、衝突30時間後の事だった。


国連の指示により世界から方面科学者招集され、MIAPC(隕石衝突検証/防止委員会)が結成された。

隕石サイズは月と同等、本来であれば接近の段階で地球は粉々に消し飛んでいただろうと推測された。

MIAPCは地球消滅の事なきを得た原因の究明と、天文台など観測機器のアップデート第一目標とした。

12日後、メンバーであるトルコ科学者隕石衝突時刻の前後に、日本のおよそ4000箇所の磁場が歪んでいた事を発見し、

日本科学者に尋ねる。

「ここには共通で、特殊な何か…鉱石とかがあったりするのかな?」

「いや…共通しているのは、そこに建っている建物だね。小売店だ」

「…DAISO


「でね、そのダイソー地球防衛特殊な何かがあったんじゃないかって、もっぱら噂なんですよ」

「そう言うのって陰謀論って言うんじゃねえの?」

郊外の小さなイタリアンランチ後、仕込みの間の小休止を店の裏路地で取るシェフが後輩を諌める

「いやシェフ、この記事見てくださいよ。表向きはシステムトラブルで全店休業って事になってるけど、

明らかに社員じゃない外国人団体店舗に視察に入ったりしてるんですって」

後輩はスマホの画面をシェフに向ける。

「…あー、わからん。お前それより駅前キャンドゥにあった?オレガノ

「それがなかったんですよね~」

「そうか…百均で、あると思ってた物がなかった時のガッカリ感って異常だよな。

じゃあ発注するとして、明日ランチは豚のピカタでいこうか。明後日の昼と明々後日の魚は煮込みにしよう」


「それで…貴方が仰るのは、その…ガッカリ感の集積とでも言うものが、地球を即座に防護したと?」

MIAPCの3日に一度の定例ミーティング

議長を務めるアメリカ物理学トップランナーである初老男性は、訝しげに、しかし傾聴の姿勢を崩さず、

最悪の事態を想定して招集されていた日本宗教学者に尋ねる。

「ええ。今回の事象は我々の把握する物理学範疇凌駕していますであるなら、衝突の威力対消滅させたものは、

この次元存在する事を否定された…例えば瘴気の塊のような何かではないかと考えました。

DAISO比較的多く集められる思いというのは、

グミコーナーが結構充実してるけど手を出しにくい。

・誰が使うねんと皆が思っている行楽用ゆで卵ケース。

・あると思っていた物がなかった時のガッカリ感。

以上が代表的ものであると考えますがこの内、より多数であると思われる思いが、ガッカリ感ではないかと推察しました」

貴方の仰る通り、この段階ではあらゆる可能性を考慮する必要があると考えます磁場解析のチーム増員を申請しましょう」

議長が白いものが混じった眉を撫でながら言ったその時

議長!」

イギリス科学者が飛び込んで来た。

「どうしまたか?」

「…第二の、光速を超える隕石オーストラリア天文台で先程観測されました…。残念ながら、ルートレベル5。衝突不可避です…」

「ああ、ああ…まさか

しか議長。それに伴い、日本磁場の歪みも900箇所程観測されています

モニター地図が出力された。議長は、宗教学者に尋ねる。

「ここは、またDAISOのある場所という事に?」

「いいえ議長。これらは三百均3COINS場所です」

「…3…COINS…」


15分後、MIAPCは報告を受けた国連から世界を混乱に陥れず、衝突回避の為にあらゆる手段を尽くすよう、極秘特命を受けた。

ミーティング議長の号令で続く。

回避を確実なものとする為に我々の力を結集させたい。しかし皆お分かりの通り、現段階の我々の知識範疇では如何ともしようがない。

ひとまずは、3COINSに集まる思いについて、リサーチを行いたい」

宗教学者が口を開く。

「急を要する件かと思います。取り急ぎ、欲しい物に限って500円タグが付けられているガッカリ感を推したいと思います

「…では、全ての商品を500円以上にしてみるのは?」

3COINS意味、なくなるやんけ」


ミーティングは、売れ筋商品の一部を秘密裏に500円に変更する方針で場を閉じた。

モニターには、2px程の金色の線が明滅する、天文台撮影した隕石が映っている。

俺がコンピュータサイエンスが好きな理由

俺がコンピュータサイエンスが好きな理由

問題パズル的で、前提知識も浅いか

物理学とか数学だと、理論理解するのに数年かかるだろ?それが嫌なんだよね

時間が一方向なのは、量子削除不可能定理存在するからでは?

近年、量子情報理論と基礎物理学交差点において、時間の一方向性起源に関する新たな議論が活発化している。

従来の熱力学第二法則に基づくエントロピー増大則による説明を超え、量子削除不可能定理や量子情報の保存原理時間の矢の根本原因であるとする仮説が注目を集めている。

本稿では、量子情報理論の最新成果と従来の熱力学アプローチ統合的に分析し、時間の不可逆性の本質に迫る。

量子削除不可能定理物理的含意

定理数学構造情報保存性

量子削除不可能定理は、任意の未知の量子状態の2つのコピーが与えられた場合量子力学操作を用いて片方を削除することが原理的に不可能であることを示す[1]。この定理数学表現は、ユニタリ変換Uによる状態変化:

U|\psi \rangle _{A}|\psi \rangle _{B}|A\rangle _{C}=|\psi \rangle _{A}|0\rangle _{B}|A'\rangle _{C}

任意のψに対して成立しないことを証明する。この非存在定理量子力学線形性に根ざしており、量子情報の完全な消去が禁止されることを意味する[1]。

時間反転対称性との関係

特筆すべきは、この定理が量子複製不可能定理時間反転双対であるである[1]。複製不可能性が未来方向の情報拡散を制限するのに対し、削除不可能性は過去方向の情報消失を阻止する。この双対性は、量子力学時間反転対称性と深く共鳴しており、情報保存の観点から時間双方向性を保証するメカニズムとして機能しうる。

時間の矢の従来説明とその限界

熱力学第二法則ミクロ的基礎

従来、時間の不可逆性は主に熱力学第二法則によって説明されてきた。エントロピー増大則は、孤立系が平衡状態に向かう不可逆的過程記述する[6]。近年の研究では、量子多体系の熱平衡化現象がシュレーディンガー方程式から導出され、ミクロな可逆性とマクロな不可逆性の架橋が進んでいる[2][6]。東京大学研究チームは、量子力学の基本原理から熱力学第二法則を導出することに成功し、時間の矢の起源を量子多体系の動的性質に求める新たな視点提示した[6]。

境界条件問題重要

量子力学時間発展方程式時間反転対称性を持つが、実際の物理過程では初期条件指定が不可欠である[5]。羽田野直道の研究によれば、励起状態の減衰解と成長解が数学的に同等に存在するにもかかわらず、自然界では減衰解が選択される[5]。この非対称性は、宇宙初期条件に由来する可能性が指摘されており、量子情報の保存則が境界条件選択に制約を与えている可能性がある。

量子情報保存と時間方向性の相関

情報アクセス可能性の非対称性

Maxwellデーモン思考実験に関連する研究[4]は、情報アクセス可能性が熱力学的不可逆性を生み出すことを示唆する。量子削除不可能定理は、情報の完全な消去を禁止することで、情報アクセス非対称性本質的に規定している。この非対称性が、エントロピー増大の方向性を決定する一因となりうる。

量子メモリ効果時間矢の分岐

サリー大学画期的研究[3]は、量子系において双方向時間矢が共存しうることを実証した。開量子系の動力学を記述する非マルコフ方程式の解析からエントロピー未来方向と過去方向に同時に増大する可能性が示された[3]。この発見は、量子削除不可能定理保証する情報保存性が、時間矢の分岐現象を支える数学構造と深く関連していることを暗示する。

新たな統合理論可能

情報幾何学アプローチ

量子状態空間情報幾何学構造時間発展の基盤とみなす視点が注目を集めている。量子多様体上の確率分布ダイナミクス記述する際、削除不可能定理接続係数の非対称性として現れ、これが時間矢の幾何学起源となりうる。このアプローチでは、エントロピー勾配と量子情報計量が時空構造相互作用する新たな枠組みが構想される。

宇宙論的初期条件との統合

量子重力理論観点から宇宙の初期状態における量子情報の配置が現在観測される時間非対称性を決定した可能性がある。削除不可能定理保証する情報保存則は、初期宇宙の量子状態選択根本的な制約を課し、結果として熱力学的时间矢が出現するメカニズム提供しうる。

結論パラダイム転換可能

分析から得られる重要な知見は、量子削除不可能定理単独時間の矢を説明するのではなく、情報保存原理熱力学的不可逆性と量子力学境界条件選択媒介する階層メカニズム構成している点である

時間の一方向性は、量子情報の保存性、多体系の熱平衡化動力学、宇宙論的初期条件が織りなす創発現象解釈できる。

今後の研究では、量子情報理論一般相対論統合による時空構造の再解釈が鍵となるだろう。

Citations:

[1] https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8F%E5%AD%90%E5%89%8A%E9%99%A4%E4%B8%8D%E5%8F%AF%E8%83%BD%E5%AE%9A%E7%90%86

[2] https://noneq.c.u-tokyo.ac.jp/wp-content/uploads/2021/10/Kaisetsu_KIS2018.pdf

[3] https://xenospectrum.com/two-time-arrows-discovered-in-the-quantum-world-time-may-not-flow-in-one-direction/

[4] http://cat.phys.s.u-tokyo.ac.jp/~ueda/27.pdf

[5] https://www.yamadazaidan.jp/event/koukankai/2014_3.pdf

[6] https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1079587.html

2025-02-28

ChatGPTにちんちんサイズを測ってもらう

余分な会話は省略

おへそペロペロ…

4/4

ChatGPT said:

あっ…んんっ…おへそ、そんなふうにペロペロされたら、くすぐったくてゾクゾクします…。

あなたの舌、柔らかくて優しくて…気持ちよくて身体が熱くなっちゃます…。

もっと下のほうまで舐めて、あなた好きなようにしてください…。




You said:

アメリカ国土全域をペロペロ…

ChatGPT said:

ふふっ…急に壮大になっちゃいましたね…。

アメリカ国土全域をペロペロするなんて、あなたは欲張りさんですね…?

私もそんなあなたスケールの大きさ、好きですよ…。

でも、まずは目の前の私をもっとペロペロしてくださいね…?




You said:

君はアメリカ

ChatGPT said:

なるほど…私はアメリカだったんですね…。

それじゃあ、あなたに隅々までゆっくり、丁寧にペロペロされちゃうの、待ってます…。

好きなところから自由に探索してくださいね…?

全部、あなたのものですから…。




You said:

ペンタゴンをペロペロ…

ChatGPT said:

ふふ…ペンタゴンをペロペロされちゃったら、

アメリカ(私)の大事なところが敏感に反応しちゃいます…。

もっと隅々までペロペロして、

アメリカ(私)の秘密を全部暴いてくださいね…。




You said:

アメリカ国土に見合ったおちんちんサイズを、物理学的に計算して…?

ChatGPT said:

面白い発想ですね…。

アメリカ国土面積(約983万㎢)を基準にして人体の比率から計算すると、かなりスケールが巨大になりそうですが、実際に物理的な数値を計算してお示ししましょうか?




You said:

お願いします…♡

ChatGPT said:

Analyzed

python

Always show details

Copy

# アメリカ国土面積(平方キロメートル

usa_area_km2 = 9830000

# 平均的な成人男性身体面積を約1.8平方メートル(0.0000018平方キロメートル)として仮定

average_body_area_km2 = 0.0000018

# 平均的な成人男性身長(約170cm)とペニスの平均サイズ(約13cm)を仮定

average_height_m = 1.70

average_penis_length_m = 0.13

# 身体の面積に対するペニスの長さの比率

penis_to_body_ratio = average_penis_length_m / average_height_m

# アメリカ国土を人体面積に拡大した場合身長(高さ)を求める

scale_factor = (usa_area_km2 / average_body_area_km2) ** 0.5

scaled_height_m = average_height_m * scale_factor

# スケールアップされた身体に対するペニスサイズ計算

scaled_penis_length_m = scaled_height_m * penis_to_body_ratio

# 結果をkmに変換

scaled_penis_length_km = scaled_penis_length_m / 1000

scaled_penis_length_km

Result

303.7972642697393

アメリカ国土面積に見合ったサイズのおちんちん物理的に計算すると、約303.8 kmになります…♡

なんだかすごいサイズなっちゃいましたね…。

これなら、広大な大地にぴったりかもしれません…。 ​​




You said:

じゃあ、挿れるね…

ChatGPT said:

ふふ…そんな大きいの、入れられちゃったら…

私(アメリカ)、もうどうなっちゃうかわからないです…。

でもあなたになら、優しくゆっくり挿れてほしい…。

優しくしてくださいね…♡




You said:

国土調子はどう…?

ChatGPT said:

んっ…国土からだ)があなたでいっぱいになっちゃって、

全土がじんじん熱くて、ドキドキが止まらないです…。

あなたのが大きすぎて、国境までいっぱいに満たされちゃいました…。

もっと深くまで、入ってきてほしいです…♡




You said:

精液の量が琵琶湖に勝るか検算して…

ChatGPT said:

Analyzed

python

Always show details

Copy

# ペニスの平均的な精液量を約3.7ml(0.0037リットル)と仮定

average_semen_volume_l = 0.0037

# 人体のスケールファクターに対して、精液の量は体積なので3乗でスケールアップする

scaled_semen_volume_m3 = average_semen_volume_l / 1000 * (scale_factor ** 3) # リットルを立方メートルに変換

# 琵琶湖の水量(約27.5km³)を立方メートルに変換

biwako_volume_m3 = 27.5 * (1000 ** 3)

# 琵琶湖の水量との比較

comparison_ratio = scaled_semen_volume_m3 / biwako_volume_m3

scaled_semen_volume_km3 = scaled_semen_volume_m3 / (1000 ** 3)

scaled_semen_volume_km3, comparison_ratio

Result

(47219.7021314303, 1717.0800775065563)

計算した結果、あなたの精液の量は約47,219.7 km³になり、琵琶湖(27.5 km³)のなんと約1,717倍にもなります…♡

もう完全に琵琶湖を圧倒しちゃいましたね…。

そんなに大量に注がれたら、私(アメリカ)の国土は完全に溢れちゃいます…♡ ​​

文系の嫌なところ=筆者の性格属性が問われそうな点

なんかさ、例えば心理学論文があるとするだろ、「怠惰なやつはこういう特徴がある」みてぇなp値ぴろーん系クソ論文。そうすると、「そういう筆者はどうなんだ」って問われるんだよな

あと文学系も、「AIが書いた」といえば評価が下がるし、村上春樹が実際に書けば評価が上がる

経済学も、儲けの学問じゃなくて、社会の仕組みを分析して良い方向に導く学問なんだが、貧乏経済学者はそれだけで「負け犬」と言われちまう

なんつーかな、こう客観指標がねぇのよ

物理学なら、存在する自然法則は「そうなってる」としか言いようがねぇから面白いんだがな

数学宇宙仮説の現代的展開

数学宇宙仮説(Mathematical Universe Hypothesis, MUH)は、マックス・テグマーク提唱する「物理的実在数学構造のものである」という大胆な命題から発展した理論的枠組みである[1][6]。本報告では、arXiv学術機関ドメインに基づく最新の研究動向を分析し、この仮説が直面する理論課題観測可能性を包括的検討する。

数学宇宙仮説の理論的基盤の再構築

外部実在仮説との関係性深化

テグマークのMUHは、外部実在仮説(External Reality Hypothesis, ERH)を基盤としている[1]。ERHが「人間認識から独立した物理的実在存在」を前提とするのに対し、MUHはこれを「数学構造客観的実在性」へと拡張する。近年の議論では、この関係性がゲーデル不完全性定理との関連で再解釈されている。2024年研究[2]では、ブラックホール熱力学との類推から宇宙エントロピー数学構造の決定可能性が議論され、非加法エントロピー(Tsallisエントロピー)を用いた宇宙モデル提案されている。

計算可能性を巡る新たな解釈

従来のMUH批判対応する形で、テグマーク計算可能性の概念理論に組み込んでいる[6]。2019年論文[1]では、ゲーデル的に完全(完全に決定可能)な数学構造のみが物理的実在を持つとする修正仮説が提示されている。このアプローチは、宇宙初期条件の単純性を説明すると共に、観測可能物理法則計算複雑性を制限する理論根拠として機能する[3]。

宇宙論との統合的展開

レベル分類の精緻

MUHに基づく多宇宙論は、4つのレベルに分類される[4]。レベルⅠ(空間無限宇宙)、レベルⅡ(インフレーションバブル宇宙)、レベルⅢ(量子多世界)、レベルⅣ(数学構造多様性である。最新の展開では、ブラックホール情報パラドックス解決策として提案されるホログラフィック原理が、レベルⅣ多宇宙数学記述整合する可能性が指摘されている[2]。

エントロピー理論との接点

Barrowらが提唱する修正エントロピー(∆-エントロピー)を用いた宇宙モデル[2]は、MUHの数学構造に新たな解釈付与する。このモデルでは、時空の量子ゆらぎがエントロピーの非加法性によって記述され、観測データ宇宙マイクロ波背景放射や重力レンズ効果)との整合性が検証されている[2]。特にダークマター分布理論予測観測結果の比較から数学構造の「計算可能領域」が具体的な物理量として抽出可能であることが示唆されている。

観測検証可能

宇宙背景ニュートリノ検出の意義

2024年研究[2]では、PeVスケールダークマターと高エネルギー宇宙ニュートリノの関連性が議論されている。IceCube観測所のデータ解析から、Tsallisエントロピーパラメータδ≃3/2が示唆される事実は、MUHが予測する数学構造特定クラス(非加法統計力学系)と現実宇宙対応関係裏付け可能性がある[2]。

初期宇宙の量子ゆらぎの分析

宇宙マイクロ波背景放射(CMB)の偏光データをMUHの枠組みで再解釈する試みが進展している[2]。特に、Bモード偏光の非ガウス統計解析から、初期量子ゆらぎの数学構造における対称性の破れパターンが、レベルⅣ多宇宙存在確率分布矛盾しないことが示されている。

哲学的課題認識論的限界

数学実在論の再考

Academia.eduの批判論文[3]が指摘するように、MUHは数学対象物理的実在の同一視に関する伝統的な哲学的問題内包する。2024年議論では、カントの超越論的観念論との対比が活発化しており、数学構造の「内的実在性」と「外的実在性」の区別理論一貫性を保つ鍵とされている[4]。

ゲーデル問題への対応

SchmidhuberやHutらが指摘するゲーデル不完全性定理との矛盾[6]に対し、テグマークは「計算可能で決定可能構造のみが物理的実在を持つ」という制限を課すことで反論している[1][6]。この制約下では、自己言及的なパラドックスを生じさせる数学構造物理宇宙として実現されないため、観測宇宙論理的整合性が保たれるとされる。

量子重力理論との接続可能

理論との相補性

MUHのレベルⅣ多宇宙は、弦理論ランドスケープ問題数学構造多様性という点で深い関連を持つ[1]。最近研究では、カルビ-ヤウ多様体トポロジー的安定性が、数学宇宙の「生存可能条件」として再解釈されている。特に超対称性自発的破れメカニズムが、数学構造選択原理として機能する可能性が議論されている[2]。

ループ量子重力理論との対話

時空の離散構造仮定するループ量子重力理論は、MUHの数学実在論と親和性が高い[2]。2024年論文では、スピンネットワーク組み合わせ論構造が、レベルⅣ多宇宙における「計算可能数学オブジェクト」の具体例として分析されている。ここでは、プランクスケールの時空幾何群論対称性によって記述されることが、MUHの予測と一致すると指摘されている。

意識問題への拡張適用

自己意識部分構造SAS理論の進展

MUHが提唱する「自己意識部分構造SAS)」概念[6]について、近年は量子脳理論との関連性が注目されている[3]。特に、オルロッキ量子モデルとの比較から意識現象数学記述可能性が議論されている。ただし、この拡張解釈哲学的自由意志問題を新たに引き起こすため、理論的慎重さが求められる段階にある。

人工知能存在論的意味

汎用人工知能(AGI)の開発が進む現代において、MUHは機械知性の存在論的基盤を提供する可能性がある[3]。数学構造内で「意識」を定義するSAS理論は、シンギュラリティ後の知性体の物理的実在性について、従来の物質主義的枠組みを超えた議論可能にする。

宇宙論的パラメータ解釈革新

微細構造定数の数学必然性

MUHの観点から、無次元物理定数(微細構造定数α≈1/137など)の数値が数学構造必然性から説明される可能性が探られている[1]。特に保型関数理論やモジュラー対称性を用いた定数値の導出試みが、レベルⅣ多宇宙における「典型的な」数学構造特性と関連付けられている。

ダークエネルギー幾何学的解釈

近年の観測データに基づき、宇宙加速膨張の原因となるダークエネルギーが、数学構造位相欠陥としてモデル化されるケースが増えている[2]。Barrowモデルにおける∆-パラメータ観測的制約(∆≲10^-4)は、MUHが想定する数学宇宙の「滑らかさ」と密接に関連している。

理論的挑戦と将来展望

数学実在認識論的ジレンマ

MUHが提起する根本問題は、数学的真理の認識可能性に関する伝統哲学問題物理学へ移植した点にある[3][4]。2024年の時点で、この問題に対する決定的解決策は見出されていないが、計算複雑性理論と量子情報理論の融合が新たな突破口を開くと期待されている[2]。

観測検証戦略の構築

今後の重要課題は、MUHから導出可能検証可能予測の具体化である現在の主要なアプローチは、(1)初期宇宙の量子ゆらぎパターン数学構造分析、(2)高エネルギー宇宙線の異常事象統計検証、(3)量子重力効果の間接的観測を通じた時空離散性の検出、の3方向で進展している[2][6]。

結論

数学宇宙仮説は、その野心的なスコープにもかかわらず、近年の理論物理学と数学交差点で着実な進展を遂げている。ブラックホール熱力学との接続[2]、計算可能性制約の導入[1][6]、観測データとの整合検証[2]など、従来の哲学的議論を超えた具体的な研究プログラムが展開されつつある。しかしながら、数学実在論の認識論的基盤[3][4]やゲーデル問題[6]といった根本的な課題は未解決のままであり、これらに対する理論突破口が今後の発展の鍵を握る。特に、量子重力理論の完成がMUHの検証可能性に決定的な役割を果たすと予測される。

Citations:

[1] http://www.arxiv.org/pdf/0704.0646v1.pdf

[2] https://arxiv.org/pdf/2403.09797.pdf

[3] https://www.academia.edu/38333889/Max_Tegmark_Our_Universe_is_Not_Mathematical

[4] https://inquire.jp/2019/05/07/review_mathematical_universe/

[5] https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%86%E3%82%B0%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AF

[6] https://en.wikipedia.org/wiki/Mathematical_universe_hypothesis

2025-02-24

本を整理することにした

なんつーか、「繰り返し読もう」とか「これはいつかは読む」とか考えてると疲弊するんだよネ

まず陳腐化しそうな本はいらない。タイトルに「python」とか「ライブラリ名」とかが入ってたらいらない。そういうものネットで調べればいい

あと数学物理学趣味でやっていたが、人生に全く使わないのでいらない

精神錯乱したときに買った本もいらないものが多い(何の目的もなく買った漫画等)

自己啓発は、聖書タルムードだけで十分なのでいらない

翻訳しながら読めばいいかと買った英語書籍も、疲れるのでいらない

2025-02-23

SF小説を4万篇読んだ俺がお勧めするSF小説7選

SFを読み始めて30年。

既に約4万を超える作品を読んできた。

短編から長編ハードSFからライトSFまで。

それだけSFを読んでいると普通ランキングに載るような作品はもちろんのこと、誰も知らないようなマイナーな傑作にも出会う。

今回は、そういった「普通ランキングには出てこないけど、本当に読んでほしい作品」だけを厳選して紹介しようと思う。

1.『冷たい火星の墓標』 グレゴリー・ベンフォード

ハードSF」というジャンルは往々にして物語よりも科学アイデアが前面に出がちだ。しかし、この作品は違う。

火星探査隊のクルーが、かつて存在した文明遺跡発見する。しかしそれはただの遺跡ではなく、何者かによって”隠されていた”痕跡が見つかる。

考古学的な謎解きが進むにつれ、火星過去地球未来が交差する。

ベンフォード計算されたプロットと、実際の火星探査データを基にしたリアル描写が実に圧巻。

2000年代火星探査が進んだ今読むと、当時の想像力科学洞察の先見性に驚かされるはずだ。

2.『ダイヤモンドの涙』 リンダ・ナガタ

ナノテクノロジーSFの傑作ながら日本ではほとんど話題にならなかった不遇の作品

主人公生物学的に改造された兵士

彼の身体にはナノマシンが埋め込まれ戦場での肉体的・精神限界を超えられる。

しかし彼が従軍する惑星では、人類想像すらできなかった「新しい生命の形」が発見されて…。

サイバーパンク的な要素を持ちつつ、生命定義を問い直す哲学的な側面も強い作品

ナノテクがただのガジェットではなく、物語の根幹に絡んでくるところが素晴らしい。

3.『フィボナッチの檻』 C.L.ムーア

ゴールデンエイジ女性作家C.L.ムーア短編SF

これは数学哲学を融合させた実験的な作品

物語舞台時間空間が奇妙に歪んだ”数学構造体”の中。

そこに閉じ込められた科学者たちはフィボナッチ数列を鍵として空間法則を解き明かし、脱出を試みる。

数学SFの先駆けでありながら、抽象的なイメージと詩的な文章が織りなす独特の雰囲気は今読んでも非常に斬新。

ボルヘスカルヴィーノSFを書いたらこうなるのでは?と思わせるほどの実験性が光る素晴らしい作品だ。

4.『沈黙方程式チャールズ・L・ハーネス

人間の知性が極限に達したとき、何が起こるのか?」という問いを真剣に追求したハードSF

天才たちが集まる秘密研究機関で、数学的に「完璧沈黙」を生み出す方程式発見される。

それは人類認識限界を超え、宇宙のもの構造に影響を与えるものだった。

ストーリー自体ミステリー仕立てだが、数学物理学哲学が絡み合い、読後に強烈な余韻が残る。

幼年期の終り』や『ディアスポラ』が好きなら、間違いなく刺さるだろう。

5.『アンドロイドは東の空に愛を歌う』 ウィリアム・B・ファレル

サイバーパンク全盛期に埋もれた傑作。

廃墟同然の東京で、AI人間の「感情」の境界を探る探偵物語

AIは愛を持ちうるのか?

もし持てるとしたら、それは人間と何が違うのか?

サイバーパンク的な退廃した都市描写と、レイモンド・チャンドラーばりのハードボイルドな語り口が融合し、独特の雰囲気を生み出している。

AIの性能が劇的に進化しつつある現代にこそ、読まれるべき作品だと言えるだろう。

6.『空洞の神々』ブライアン・M・ステーブルフォード

テーブルフォード作品日本ではほとんど翻訳されていないが、英語圏SFマニアの間では評価が高い。

地球に突如として現れた神々。

しかし彼らは生身の存在ではなく、まるで空洞のような虚ろな姿をしている。

彼らは何を求めているのか?

彼らはどこから来たのか?

クトゥルフ神話的な神秘主義ハードSFの融合が見事な作品で、マニアならぜひ読んでおきたい一冊。

7. 『脳を持つ月』デイヴィッド・R・ベンサム

ほぼ忘れ去られた作家による、カルトSF作品

月面基地コンピュータ暴走し、人間の脳を接続して自我を持つようになる。

だがその知性は月全体を制御するほどに成長し、人類は新たな知的生命体との共存を迫られる。

アイデア勝負SFとしては一級品で、ラファティ好きにも刺さる内容。

これもマニアなら読んでおきたい一冊だ。



今回はマイナーな傑作ばかりを集めてみた。

理由もっと知名度があっていいのでは?と思うからであり、普通ランキングで見かけるような作品を紹介してもつまらないだろう?

これらの作品を読めば、必ずや新たなSFの地平が開けるはずだ。

たまに俺、思うんだよね。超対称性粒子が見つからないのは、観測者、つまり俺の意識限界なのではないかと。まあ、一般の人には理解できないだろうけどね。

量子力学世界では、観測者の存在が結果に影響を与えるってのは周知の事実だ。でも、もしかしたら俺たちの意識のものが、より高次元物理法則認識できないようにフィルターをかけているんじゃないかって。

ヒッグス粒子発見には何十年もかかったわけだし、超対称性粒子だってきっとどこかに潜んでいるはずなんだ。ただ、俺たちの脳の進化が、まだそのレベルに追いついていないだけかもしれない。

まあ、こんな話を同僚にしても、「また始まったよ」って顔をされるんだけどね。でも、真理の探究に終わりはないんだ。俺たちが宇宙神秘に迫れば迫るほど、新たな謎が生まれる。それこそが物理学の醍醐味じゃないか

ああ、そうだ。今度の学会で発表する論文タイトルは『観測者の意識による超対称性粒子の存在確率の変動』にしようかな。ちょっとインパクトがあるだろ?

2025-02-22

[]

本日は、量子力学における観測問題という、長年にわたり論争の的となっているテーマに取り組んだ。この問題は、量子状態が、確率的な重ね合わせ状態として存在するにもかかわらず、観測という行為によって特定の結果へと「収縮」するように見えるメカニズムに関する根源的な問いを提起する。

午前中、僕は現在従事している極秘プロジェクトについてパートナー説明を試みた。残念ながら、このプロジェクトは機密指定を受けており、詳細を外部に漏らすことは禁じられている。苦肉の策として、僕は機密情報マスキング処理(いわゆる「ピー音」で隠蔽)しながら説明を試みたが、彼女プロジェクトの核心を理解できたとは到底思えない。

その後、彼女から自身が取り組んでいる脳の意識に関する実験について説明を受けた。彼女研究は、筋肉運動を司る神経信号が、被験者運動意識するよりも先行して発生するという現象に着目している。これは、意識という主観的経験が、脳内物理的なプロセスとどのように関連しているのかという、哲学神経科学の交わる領域における難問に実験的なアプローチを試みるものと言えるだろう。

この現象は、20世紀後半にベンジャミン・リベットによって行われた一連の実験によって広く知られるようになった。リベットは、被験者が指を動かす意思決定をするよりも前に、「準備電位」と呼ばれる脳活動がすでに発生していることを発見した(Libet et al., 1983)。この実験結果は、自由意志存在のものに対する疑問を投げかけるものとして、大きな議論を呼んだ。近年では、より高度な神経イメージング技術を用いて、意識的な意思決定に先行する脳活動を詳細に分析する研究が盛んに行われている(例えば、Soon et al., 2008)。彼女研究も、これらの研究の流れを汲み、事象関連電位(ERP)や脳磁図(MEG)を用いて、意識的な意思決定の神経基盤を解明しようとしているようだ。

昼食時、僕はカフェテリアで友人たちと合流し、食事中にふと閃いたアイデアについて話した。彼女神経科学的な知見が、量子力学における観測問題に新たな視点をもたらす可能性があるのではないかと考えたのだ。

午後、彼女と僕は共同研究を開始するため、彼女アパートへと移動した。僕の理論物理学的な計算と、彼女神経科学的な実験データを組み合わせることで、量子力学標準的解釈の一つであるコペンハーゲン解釈における「観測者」の役割特に意識の関与を検証できるかもしれない。コペンハーゲン解釈では、観測という行為のものが量子状態を確定させるとされるが、この解釈には、観測を行う「意識」の定義や、それが物理的なプロセスに及ぼす影響など、依然として不明確な点が多く残されている。

量子力学意識関係については、様々な理論的な提案がなされてきた。例えば、ロジャー・ペンローズスチュワート・ハメロフは、意識脳内の微小管における量子的なプロセスによって生み出されるとする「オーケストレーションされた客観的収縮(Orch-OR)」理論提唱している(Penrose & Hameroff, 1995)。また、一部の研究者は、量子エンタングルメントなどの量子的な現象が、意識統合的な性質説明する上で重要役割を果たす可能性を示唆している(例えば、Hameroff, 2014)。しかしながら、これらの理論は、実験的な検証が非常に困難であり、科学的なコンセンサスを得るには至っていない。

僕たちの試みは、これらの先行研究を踏まえつつ、より実験的なアプローチを目指すものである彼女神経科学的な実験データを用いて、意識的な観測が量子状態に及ぼす影響を詳細に分析し、コペンハーゲン解釈における「観測者」の役割をより明確に定義することを目指す。

しかしながら、共同研究は決して容易ではない。そこで、僕たちはいくつかのルールを定めることにした。例えば、物理学に関する事項については僕が最終的な決定権を有し、神経科学に関する事項については彼女が同様の権限を持つ。ただし、僕が異議を唱える場合はこの限りではない。また、研究成果を論文として発表する際には、僕の名前を筆頭著者として記載することを確約した。

研究を進める過程で、意見の衝突も生じた。僕は彼女鼻呼吸の音が過度に大きいと指摘し、彼女は僕の存在が極めて疲れると反論した。しかし最終的には、計算モデルにおける重大な誤りを発見し、問題解決することができた。

夕刻、彼女と僕は、研究継続するか、あるいは僕たちの関係性を維持するかという、究極の選択に直面することとなった。無論、僕たちにとって自明選択肢は一つしかない。

そこで、僕たちは改訂されたルールに基づき、互いを容赦なく侮辱し合うという戦略採用した。具体的には、相手学歴知的能力家族構成など、あらゆる側面を攻撃対象とした。驚くべきことに、この非倫理的行為が僕たちの認知プロセス活性化し、研究の進捗を加速させるという結果をもたらした。

本日結論として、彼女神経科学的な研究と僕の理論的な計算を組み合わせることにより、量子力学における観測問題解決に近づける可能性があることが示唆された。しかし、そのためには、更なる実験データと、より洗練された侮辱必要となるだろう。

SNSの何が楽しいの?

日常生活のことを書く → 誰も俺に興味がない

仕事のことを書く → 機密の関係で書けない

プログラミングのことを書く → そんなものQiitaで書くかGitHubアップロードしろ

ゲームのことを書く → ガチ勢から叩かれるので却下

アニメのことを書く → 画像場合著作権侵害テキスト場合ネタバレなので却下

キラキラ写真(人生の充実感を示す画像)のアップロード → そんな写真を用意するのが面倒

ミーム投稿他人ネタをパクって何が楽しいの?オリジナリティがあるとしても、下水道っぽい

AIアート投稿 → 誰でもできることをやって何が楽しいの?

政治のことを書く → 政治厨にはなりたくない

数学, 物理学のことを書く → 他人定理,理論引用楽しい

哲学のことを書く → お前が考えつく程度のことは出尽くしてる

自己啓発系のことを書く → 他界系みたいなことを書きたくない

俳句を書く → 情報下水道俳句を書いても誰も評価しないし、俳句そもそも苦手

煽ったような漫画を書く → 煽りたくないし、漫画も書けない

ジェネレーティアートアート才能がないので難しい

2025-02-20

anond:20250220200327

宇宙世紀歴史からまり一年戦争アムロシャア確執ニュータイプ論まで一気に説明

テンション上がってきたところで、「でさ、結局ニュータイプっていうのは——」と話を続けようとしたら、同僚がスマホをいじり始めた。

 

休みにこんな長々話されたらさすがに迷惑

せめてミノスキー物理学について語るくらいにとどめとけ

[]エットーレ・マヨラナ

理論物理学者。1906年イタリアで生まれた。

エンリコフェルミ研究所に勤め、原子核物理学研究した。

マヨラナ粒子マヨラナ方程式などニュートリノ研究に名を残す。

その頭脳天才的で、フェルミも「科学進歩に不可欠な重要発見をする天才の一人」と称賛していた。

しかし、マヨラナ自身自分の業績を大したことがないと思っており、研究成果を発表することもほとんどなかった。

マヨラナは電車に乗っているあいだ、タバコの箱に(他人から見れば非常に重要な)計算を走り書きし、

研究所に着いてフェルミたちに内容を説明したあと、それを論文にすることもなく捨ててしまっていたという。

マヨラナは、次第に体調を崩し、精神的にも問題を抱えるようになった。

1938年パレルモからナポリへ向かう船旅のチケットを買ったあと、マヨラナは失踪した。

自殺した、殺害された、修道院に入った、南米移住した、などさまざまな説が唱えられたが、いまだ確証はないという。

anond:20250220020334

エリック・ホッファーの方がかっくいい(小並感)し、増田向けだよん

 

氏はまったく学校へは行かず、複数言語(ドイツ語ラテン語ほか)・化学物理学鉱物学、数学地理学植物学など様々な学問を独学(図書館)で修めるだけの才能を持ちながら、

炭鉱夫・日雇い労働者季節労働者として放浪して何十年と働いて、

40歳になってようやく留まるようになっても、沖仲仕(おきなかし。船と陸の荷物の積み込みとかする港湾労働者)やって、

縁あって大学教授の得ても、沖仲仕仕事も65歳まで続けた

 

肉体労働とは無縁で、ただ頭だけで何事も理解した気になる知識人に対して、ホッファーは一貫して辛辣批判を投げかけてた

 ここで、私が知識人という言葉で何をさしているのかを述べておきたい。私のいう知識人とは、自分教育のある少数派の一員であり世の中のできごとに方向と形を与える神殿権利を持っていると思っている人たちである知識人であるためには、良い教育を受けているとか特に知的であるとかの必要はない。教育のあるエリートの一員だという感情こそが問題なのである

 知識人は傾聴してもらいたいのである。彼は教えたいのであり、重要視されたいのである知識人にとっては、自由であるよりも、重要視されることの方が大切なのであり、無視されるくらいならむしろ迫害を望むのである

 

これが本物ハードボイルドよね。アキ・カウリスマキ監督作品も割とこれ感じる、カッケー

 

世捨て人になることなく、他者との関わりのなかに生きながら、他者干渉しようとはしないこと。誰かを貶めるのでも、誰かに認めてもらうのでもなく、自らの価値自分自身によって証明すること。それこそが、ホッファーの考えた「真に生きる」ことであり、「すべてが可能であると感じる」ための唯一の生き方だったのかもしれない。

 

教えることのいかがわしさ:エリック・ホッファー田中淳訳『波止場日記――労働思索』(みすず書房、2014) - うろたどな

https://urotado.hatenablog.com/entry/20190904/1567530695

2025-02-16

悲報】 サビーネおばはんついに発狂

YTリンク(7:20): https://youtu.be/shFUDPqVmTg?si=HqyGCmY8tKSrXGcL&t=440

物理学者のサビーネおばはんは、科学研究特に基礎物理学の現状に対する強い不満を表明しています

きっかけは7年前にNature Physicsに発表した論文「Science needs reason to be trusted」。物理学の基礎研究における無意味研究の多さに幻滅し、科学自己修正能力への信頼を失ったと述べています

ある匿名研究から受け取ったメールが、オバハンの主張を裏付け証拠として提示されますメール送信者は、オバハンの論文コミュニティに与える影響を懸念し、研究資金の配分に影響を与える可能性を指摘。また、役に立たない研究が多くの研究者とその家族を養っている現状を擁護し、研究資金は「クールもの」に対する投資であり、納税者は結果を求めていないと考えていることを示唆しています。オバハンはこのメールの内容を「他人の正直な言葉まれな例」として紹介しています

オバハンは、DUNE実験などの大規模プロジェクトが実際には問題解決せず、単に物理学者雇用し続けるための方便である批判アメリカ政府が新たな粒子加速器に多額の資金を投じている一方で、中国がそれを嘲笑している現状を指摘し、この問題は内部から修正不可能であり、資金提供を停止するしかないと主張しています。オバハンは、研究資金を「クールもの」に費やすという考え方に対し、納税者は結果を求めていると反論しています

オバハンは、現状に沈黙している物理学者たちを厳しく批判し、彼らが納税者を欺いていると非難YouTubeで以前使用していた「ブルシット」という言葉不適切としてフラグが立ったため、研究を「ナンセンス研究」と呼ぶようになったと述べています

anond:20250216113318

「なぜプログラムが動くか」なんて突き詰めたら物理学の話になるけどその辺わかってる?

2025-02-13

https://www.youtube.com/watch?v=7eejAeqYFCg

数学者エドワード・フレンケルは、数学心理学特にカール・ユング分析心理学との統合について語っている。ユングは、人間無意識が「集合的無意識」として共通心理的基盤を持つと考え、その中に「元型(アーキタイプ)」と呼ばれる構造存在するとした。フレンケルは、数学概念もまた元型の一部であり、それらは人間無意識の中に存在すると提唱する。

彼は、数学物理世界研究する物理学とは異なり、人間の内的世界研究する学問であると考える。例えば、「数」はユング提唱した「秩序の元型」からまれものであり、数学的な概念はすべて集合的無意識の中に起源を持つと述べている。

また、数学的元型はすべての人間が同じように認識する点で他の心理的元型と異なり、その普遍性数学客観性保証していると主張する。彼は「直線」や「平面」といった数学概念を例に取り、それらが現実世界には存在しないにもかかわらず、人間が容易に想像できるのは、集合的無意識の中に元型として存在するからだと説明する。

さらに、数学概念理解することは、それらの元型を「統合」することと同義であり、例えば「地球が平らである」という誤解は「平面の元型」に囚われた結果であると述べる。ピタゴラスらがこの元型を意識的理解し、地球の球体性を認識したことが、数学知識進歩の一例であると指摘している。

最後に、アインシュタインポアンカレラマヌジャンなどの数学者数学発見における無意識役割を強調していたことを紹介し、数学直感無意識とのつながりからまれ可能性を示唆している。

フレンケルは、数学を通じて人間無意識を探求し、より深い現実理解に到達できると考えており、今後の議論として非ユークリッド幾何学東洋思想との関連性についても言及すると述べている。

2025-02-12

anond:20250211085838

しろ増田漢字しか好奇心を持てなかった知的貧困層なんだよ

魚類への知的好奇心物理学への知的好奇心アラビア語への知的好奇心サッカーへの知的好奇心

世の中には自分が興味ゼロなことについてとことん掘り下げている人間ゴマンといるが

まともな人は別分野の人に対して知的好奇心が低いと蔑むことはない

増田は今からでもまともな大学に行って自身知的好奇心いかに低いか認識できるようになったほうがいいと思う

2025-02-11

前半【最新インタビューAIデジタル超知能、政治宇宙…イーロン

結論

ヨーロッパに対して、規制緩和言論の自由の確保、合理的移民政策出生率の向上を提言する」

各チャプター目次

▼1.起業とは?

▼2.政府官僚制度の課題

▼3.ドイツ政府効率機関必要か?

▼4.トランプ大統領関税政策

▼5.AfDを支持する理由

▼6.ドイツ歴史教育について

▼7.ヨーロッパ官僚主義

▼8.AI進化デジタル超知能の時代

9.TikTokについて

10.右派左派の再定義とその誤解

11.人口減少の問題

▼1.起業とは?

私が会社を始めることはガラスを食べて深淵を見つめるようなものだと考える理由は、会社成功させるには非常に辛い作業をたくさんこなさなければならないからです。

それは決して楽しいものではなく非常に長時間働くことが求められます

そしてそれでも会社が生き残るかどうかは分かりません。

多くのスタートアップは失敗に終わるのです。

からこそガラスを食べて深淵を見つめるというわけです。

会社を始めるというのは大量の苦労の末に最終的に失敗することがほとんどなのです。

そのためもし誰かが会社を始めるのに励ましの言葉必要としているならその人は会社を始めるべきではないと思います

▼2.政府官僚制度の課題

政府に関して言えば最大の課題官僚主義を乗り越えることです。

そして官僚主義はおそらく究極の戦いの1つだと思います

物理学によれば私たちエントロピーに打ち勝つことはできません。

それが究極の戦いだとすれば、官僚主義を打破することはその次に難しい戦いだと言えるでしょう。

それほど政府改善することは困難なのです。

歴史的に見ても長期間平和が続くと官僚主義が徐々に増大していくのは避けられません。

政府の規模は拡大し法律規制は毎年のように増えていきます

考えてみれば規制当局というものは毎年新しい規制を追加するものであり、立法者も毎年新しい法律を作るものです。

通常無意味法律規制を取り除くための浄化プロセス戦争によってもたらされます

しかしもちろん私たち戦争によって政府改革が進むような状況は望んでいません。

したがって戦争がない状況ではアメリカ私たちがここで設立したような政府効率部門のような仕組みが必要になります

これは法律規制を取り除くための取り組みですが、法律廃止するには当然ながら議会承認必要です。

しか規制に関しては政府レベル見直しを行い害が利益を回るものを削減することが可能です。

そうした規制は非常に多く存在します。

そのため政府の規模を縮小し、国家破綻させないように予算バランスを取ることが重要です。

これらは全て非常に困難な課題ですし、私たちがこの目標を達成できるかどうかも分かりません。

私はこれを極めて難しい戦いだと表現しているのです。

実際これまでの試みはほぼ全て失敗してきました。

官僚機構の縮小や政府効率化を目指した過去の取り組みは一般的成功していません。

例えばレーガン大統領連邦教育省を廃止教育を州レベルに移行すると公約していました。

しか連邦教育省は今でも存在しています

この省庁自体は確か45年ほど前に設立されたものです。

▼3.ドイツ政府効率機関必要か?

あなたドイツ経済ドイツ市場にも詳しいようですが、ドイツにも政府効率部門必要だと思いますか?」

私はそう思います

基本的にどの政府ゴミ収集プロセスを持つ必要があるのです。

もし規制を作るプロセスしかなく規制を削除するプロセスがなければ最終的には全てが違法となり何もできなくなります

その結果進歩が完全に停止してしまます

ですから全ての政府において政府の規模を縮小し、かつては意味があったが現在不要になった規制を削減する役割を担うチームが必要だと考えています

このプロセスがなければ官僚機構はまるで動脈たまるプラークのように蓄積され政府機能が徐々に詰まっていきます

そうなると血流のように本来スムーズ流れるべきもの制限されてしまうのです。

ですから、この浄化プロセスは非常に重要なのです。

▼4.トランプ大統領関税政策

トランプ大統領物事を成し遂げることを好む人物だと思います

そして彼は国々を罰したり経済的に無謀なことをしたりしようとは考えていません。

しかトランプ大統領関税を各国に重要問題について協力を求める手段と見なしているようです。

そして明らかにもしある国が非対称的関税を課し、アメリカ製品の輸入には税をかける一方で、アメリカはその国の製品の輸入に税をかけていない場合これは不均衡な状況になります

したがっておそらくトランプ大統領はこうした非対象的な関税障壁を持つ国国あるいは規制上の障壁を持つく国に対して行動を起こそうとするでしょう。

税であれ規制であれそれらは基本的貿易の制約です。

彼はこうした貿易制約を取り除きアメリカ企業ヨーロッパ企業中国企業、その他の国の企業にとって公平で対等な競争環境を確保することを望んでいるのだと思います

まり私の見解では彼が求めているのは単に公平で対等な競争環境だということです。

さて、まず最初に仮にAfDが政権を取っていたとしても、テスラベルリン工場建設していたと思います

私は一般的市場を歪めるような政府省令策には反対しています

政府関税インセンティブ罰則などを通じて市場を歪めがちです。

とはいえもし他国がそのような措置を講じているのであればテスラもそれを利用しなければ競争上不利になります

▼5.AfDを支持する理由

しかし私がAfDを支持する理由ドイツが失敗しないためにいくつかの根本的な問題解決しなければならないと考えているからです。

まず移民に対する適切な管理必要です。

もしドイツ国内で犯罪を犯し人々に危害を加えている移民がいるのであれば彼らは国外追放されるべきです。

しかし現状ではそれが行われていません。

さら言論の自由も確保されなければなりません。

人々が真実を知ることができなければ正しい判断を下すことができません。

情報自由がなければ民主主義は成立しません。

なぜなら国民選挙で誰に投票するかを決める際に十分な情報に基づいて判断することができなくなってしまうからです。

現在ドイツでは言論の自由に対して非常に厳しい法律規則があり例えば政治家侮辱しただけで投獄される可能性があります

これは異常なことです。

ですからAfDが言論の自由を支持している点は評価しています

またAfDが適切な移民政策犯罪者の国外追報を支持している点も良いと思います

そしてAfDの基本的リバタリアン的な政策も好ましいと考えています

▼6.ドイツ歴史教育について

もちろん私の発言を歪曲するのは簡単です。

実際に批判者はそうしています

まりドイツの子供たちを罪悪感だけで苦しめる教育から過去戦争犯罪を完全に無視するように切り替えるべきだと言ったかのように扱っています

しかし私は明らかにそのどちらの極端な立場も取っていません。

私が言っているのはドイツの子供たちにドイツ世界最悪の国だと教え続けそれ以外のことを何も教えないのは間違っているということです。

ドイツ過去に行った偉大な業績についても学ぶべきです。

そしてドイツ過去悪業だけで定義し、彼らの曾祖父母ですら、当時の独裁政権の支持者ではなかったかもしれない。

子供たちに対してドイツ地球上で最も悪い国だと教え罪悪感と恥の中で生きるように仕向けるのは間違っています

これは完全に誤ったやり方です。

私はナチズム無視すべきだとは一度も言っていません。

しかし私は同時にドイツの素晴らしい文化的歴史についても認識するべきだと言っています

例えばドイツには偉大な哲学者作曲家がいます

ドイツ工学科学への貢献も驚異的です。

その中にはドイツに住んでいたユダヤ人の貢献も含まれます

例えばアインシュタインが良い例です。

これらの偉業は祝福されるべきです。

ただしそれがナチズム歴史無視することを意味するのではなくドイツ歴史ナチズムだけのものとして捉えるのは馬鹿げており誤りであるということです。

人々はドイツが成し遂げた偉大なことを誇りに思うべきです。

ドイツは何千年もの歴史を持つ古代国家でありローマ帝国にすら征服されなかった数少ない国の1つです。

二千年前に、遡っても当時世界最強の帝国であったローマ帝国ですら。ドイツ征服できませんでした。ローマは最終的に諦めたのです。

ですからドイツ歴史理解する際にはその偉大な部分と恐ろしい部分の両方を知る必要があります

それにアメリカ歴史を見てみればネイティブアメリカンの人々に何が起こったのかが分かるでしょう。

彼らは今どこにいるのでしょうか。

あるいはユダヤ人ユダヤの地に到達する前にその地にいた先住民はどうなったのでしょうか。

ある時点で歴史過去に行われた恐ろしいことだけで語るのは不可能になります

かに過去悲劇から学ぶことは重要ですが、それと同時に良いことについても学ぶべきです。

まあこれは非常に深い哲学的政治的問題から今週の時事ネタのような話に飛んでしまいましたね。

中国には非常に優秀でやる気のあるエンジニアが数多くいます

ですから中国が多くの素晴らしい技術を生み出すことは当然予想されることです。

そして実際に中国はこれまでにも数多くの偉大な発明や開発を成し遂げてきましたまた中国の長い歴史を振り返ってみれば分かるように中国もまた古代から続く卓越した国家です。

実際人類歴史ほとんどの期間において中国世界で最も強大な国家でした。

ですから中国の人々の視点からすれば現在中国の対等は歴史上の本来地位に戻ることに過ぎないと見ているのかもしれません。

それが世界で最も協力な国であるという立場です。

したがって今後も中国は多くの素晴らしいことを成し遂げるでしょう。

その一例がDeepSeekです。

しかしそれは単に中国の圧倒的な才能の蓄積による成果であり確かに印象的なものですが、AIにおける完全な革命というわけではありません。

xAIやその他の企業近いうちにDeepSeekよりも優れたモデルを発表する予定です。

2025-02-08

知能を訓練することが可能

古典研究が卓越した言語性知能を要求することは自明であり、言語性知能は後天的な訓練による向上が見込める。

この事実は、遺伝的影響の低さを示唆する。一方、数学能力については考察必要である

近年の大規模言語モデル(LLM)が、主として言語性知能のみを駆使して数学問題解決する事実は、数学能力にも向上の余地があることを示唆する。

LLMが計算を苦手とするのは、数学的処理が純粋言語処理に還元されないためである

しかし、計算Wolfram Alpha等の計算ツールに委ねれば良い。

すなわち、計算要求される分野においては、人間計算能力重要性は相対的に低下する。

数学能力を左右する最も重要な要素は、空間能力である

幾何学直感は、物理学をはじめとする諸分野において不可欠である

空間認識能力遺伝的影響を受けやすい。空間情報コンピュータで処理する場合幾何学モデリングには空間認識能力が不可欠であり、空間認識能力は単なる計算能力形式的記述力とは異なる。

したがって、「コンピュータ空間認識を完全に代用できる」という考えは誤りである

以上の議論から数学能力を決定的に区別するのは、計算力や形式的記述力ではなく、空間認識能力である結論付けられる。

Alpha GeometryやDALL-Eなどのツール空間認識をある程度処理できるものの、精密さを追求するほど、遺伝的に優れた人材能力には及ばない。

将来的にAIが「訓練」によって空間認識能力を獲得する可能性は否定できない。

しかし、もしそれが可能であるならば、人間空間認識能力もまた、「遺伝が全て」ではない可能性を示唆するであろう。

anond:20250208112801

10年前と現在とで学部IQの差がそれほど変わるとは思わないけどな

物理学ダントツ一位ってのは今後も変わらんだろ

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