世界最大の氷山「A23a」がサウスジョージア島に向かっている可能性がある/Jean-Felix Fayolle/Zeppel/SIPA/Shutterstock (CNN) 世界最大の氷山「A23a」が今も移動を続けており、南極から北上して南大西洋のサウスジョージア島に向かっているのではないかとの懸念が示されている。 A23aは、南極のウェッデル海の海底に接地し30年以上とどまっていたが、海底との接地が緩むほど縮小したとみられている。海底から分離し海流に流された後、氷山は再び「テイラー柱」につかまった。テイラー柱は、海流が海底の山にぶつかることで生じる水の渦を指す。 英南極観測局の物理海洋学者アンドリュー・マイヤーズ氏によると、A23aは何カ月も海底の山のまわりを回転し「身動きが取れなくなっていた」という。 現在、氷山は海流に乗ってサウスジョージア島に向かって移動しているとみられる。 マイ
この中で、気象庁気象監視・警報センターの細見卓也所長は「1月10日ごろにかけて上空に強い寒気が流れ込んで、強い冬型の気圧配置となる。本州の日本海側を中心に降雪が続き、平地でも大雪となるおそれがある。特に9日にかけて日本海で雪雲が発達し、東北南部、北陸、東海の特に岐阜県で降雪が強まるおそれがある」と述べ、積雪や猛吹雪などによる交通への影響に警戒するとともに屋根からの落雪、電線や樹木への着雪に注意するよう呼びかけました。 また、国土交通省防災課の西澤賢太郎課長は「車両の立往生や道路の通行止め公共交通機関の遅れが発生するおそれがある。不要不急の外出は控えて欲しい。去年1月の大雪では名神高速道路の関ヶ原インターチェンジ付近で立ち往生が発生し、通行止めの解除まで最大34時間かかった。警戒して欲しい」と述べました。 その上で、やむをえず車を運転する場合は ▽冬用タイヤの装着やチェーンの早めの装着を徹底
(CNN) ある未確認の火山が1831年に大規模噴火し、地球の気候を寒冷化させた。それから200年近くを経て、科学者たちはこの「謎の火山」を特定するに至った。 当該の噴火は19世紀に発生したものとしては最も強力な部類に入る。二酸化硫黄が成層圏に大量に放出された結果、北半球の年間平均気温は約1度低下した。噴火の発生は小氷河期の末期に当たる。小氷河期は過去1万年で地球が最も寒冷化した時期の一つとされる。 この歴史的な噴火が起きた年は判明していたが、火山の地点は分かっていなかった。研究者らは最近、グリーンランドの氷床コアのサンプルを通じてこの謎を解明。コアの層を分析し、1831~34年に堆積(たいせき)した硫黄同位体や灰の粒、火山ガラスの破片を検証した。 地球化学や放射線年代測定、コンピューターモデルを駆使して、科学者らは上記の粒子の軌道を割り出した。その結果、31年の噴火は太平洋の北西部に位置
異常気象が続き、猛暑や豪雨が毎年繰り返されている。2024年の日本は前年の史上最高気温の記録をあっさり破り、春、夏、秋と3季連続で統計開始以来の最高記録を更新した。地球温暖化で日本周辺は世界でも有数の気温上昇エリアだ。このまま二酸化炭素を排出し続けて温暖化が進めば、猛暑はニューノーマルとなり、日本の四季は「二季」となる可能性さえある。 猛暑による災害は、CO2増加による「人災」 清少納言が生きていたら、枕草子に「春はあけぼの」と書くことはできないかもしれない。日本の気候は近年、レジームシフト(根本的な構造変化)が起こり、長い夏と冬だけの「二季」になる可能性が出ているからだ。レジームシフト後では二酸化炭素(CO2)を減らしても簡単には元の気候に戻らない。二酸化炭素削減は待った無しなのだ。 日本では熱中症で毎年千人規模の命が失われている。風水害による年平均死亡者の約10倍だ。しかも「猛暑災害」
2023年の「説明がつかない暑さ」の理由が明らかに2024.12.19 19:0012,051 Kenji P. Miyajima 説明がついたらついたでまた不安が...。 2023年は、当初の予想に反して観測史上最も暑い年になりました。エルニーニョ現象、温暖化、船舶燃料の規制強化による大気汚染物質の減少、フンガトンガ火山噴火による水蒸気、活発化している太陽活動などなど。2023年の暑さにはこうしたさまざまな要因があるわけですが、約0.2度の気温上昇についてはこれまで原因がわからないままでした。気候科学者たちは、この想定外の暑さの原因を探し続けてきたのです。 結局、どうしてもその理由を説明できないまま2024年も終わるのかと思っていたら、ここにきてようやく「説明がつかない0.2度」を説明してくれる研究結果が発表されました。 過去最低のアルベド科学誌Scienceに掲載された新たな論文で、ア
(CNN) 西太平洋で四つの台風が同時に発生している。海洋の温暖化に伴う異例の現象で、台風の直撃が連続するフィリピンでさらに被害が拡大する恐れがある。 気象庁によると、11月に名前の付いた台風が四つ同時に存在するのは、記録が残る1951年以来で初めて。11月以外の月も含めると7年ぶりだった。 米合同台風警報センターの衛星画像は、ベトナムからグアムにかけての西太平洋海盆で渦巻く台風22号(インシン)、23号(トラジー)、25号(ウサギ)、24号(マンニィ)の四つの台風をとらえている。 フィリピンはこの1カ月で相次いで台風に直撃され、復興が進まないまま数千人が避難所暮らしを続けている。 台風22号は7日、カテゴリー4のハリケーン並みの暴風を伴ってフィリピン北東部に上陸した。死傷者は報告されていないものの、豪雨や高潮、土砂崩れが発生している。 フィリピンを通過した台風22号は南シナ海に入って中国
大西洋の重要な海流に崩壊の危機が迫っている2024.11.05 23:009,366 Adam Kovac - Gizmodo US [原文] ( Kenji P. Miyajima ) AMOCの崩壊だけは想像したくなさ過ぎる。 地球を循環する最も重要な海流のひとつが崩壊して、生態系に壊滅的な被害をもたらすような災害なんて、通常はめったに起こらないと考えられています。しかしながら、著名な気候科学者たちは、公開書簡でその重要な海流の崩壊の脅威が過小評価されていると警告し、早急な対策を呼びかけています。 AMOCの崩壊まであと数年?赤道付近から北大西洋に暖かい海水を運ぶ大西洋南北熱塩循環(AMOC / Atlantic Meridional Overturning Circulation)は、魚やその他の水生生物が健全な個体群を維持するために不可欠な炭素や栄養分などの重要な成分を含んでいます
10月8日(左)と10月30日(右)に撮影されたスペイン東中部沿岸地域の衛星画像/USGS, processed by ESA (CNN) スペインを襲った記録的な豪雨による洪水で、東部沿岸部の陸地が膨大な量の水に覆われ、宇宙から見ると海とつながった内海のように見えている。 スペイン東部では10月29日、わずか数時間で1年分に相当する雨が降り、河川が決壊して道路が濁流と化し、車や橋が押し流された。死者は少なくとも155人に上っている。 30日に撮影された衛星画像では、未曽有の豪雨のために沿岸部の広大な範囲が冠水し、バレアレス海とつながったように見えていた。 バレンシア市中心部の南側を流れる水路など、10月上旬の衛星画像ではほとんど目立たなかった水路も太い青色へと変わり、すさまじい増水ぶりを見せつけている。 31日現在、まだ数十人が行方不明になっており、捜索救助活動が続けられている。 気候変
スペイン東部バレンシア州を中心に、29日から30日にかけて集中豪雨による洪水が発生した。30日までに少なくとも95人が死亡、数十人が行方不明となった。政府は死者数が今後さらに増える恐れがあるとしている。
こんなにグリーンでいいの? 温暖化で南極の緑化が止まらない2024.10.20 21:0031,591 Passant Rabie - Gizmodo US [原文] ( Kenji P. Miyajima ) 南極がグリーンランドになっちゃうの? 過去数十年間の相次ぐ猛暑の影響によって、びっくりするような勢いで南極大陸が緑を取り戻しつつあるようです。 南極半島の緑が35年で12倍にImage: T. P. Roland et al., 2024 / Nature Geoscienceこの図のaからdは、1986年から2021年までの南極の同じ地域における植生の変化を、eは傾向を示しています。Nature Geoscienceに発表された研究結果によると、科学者チームが1986年から2021年の衛星データを分析したところ、南極半島全域において植生が1平方kmから12平方kmと、12倍も増加
【10月12日 CGTN Japanese】韓国では数日前から秋白菜の収穫が始まりましたが、作況は思わしくありません。供給が不足したために、韓国では白菜価格が大幅に上昇しました。韓国政府は対応策として、中国産白菜を毎週200トン規模で輸入することにしました。 中国産白菜が続々と到着したことで、韓国では2日前から白菜の価格はやや下落しましたが、それでも前年同期比で3割近く上昇しています。貿易振興活動を行う政府機関である韓国農水産食品流通公社によると、最近では重さ約2キロの白菜の小売価格が日本円換算で約1000円です。白菜の供給不足は続いており、一部のスーパーでは購入制限をしています。 韓国では秋冬に入るとキムチ作りの主役となる白菜の需要が特に増加し、白菜の価格が高騰すると人々の日常生活に影響が出ます。現在の白菜の価格高騰で一部の韓国人は焦り始めています。韓国政府・農林畜産食品部は9月30日、
【10月10日 AFP】米フロリダ州に上陸した大型ハリケーン「ミルトン(Milton)」の中心付近を、米空軍の気象偵察機「ハリケーンハンター(Hurricane Hunters)」が飛行して撮影した。 同機は米国立ハリケーンセンター(NHC)に最新の気象データを提供し、天気予報の改善に役立てるため、ミッションとして飛行しているという。 また、国際宇宙ステーション(ISS)からも撮影され、ミルトンの大きさが分かる映像となっている。 映像は米国防総省傘下の写真・動画メディア「DVIDS」およびNASA TVより提供。(c)AFP
ネパールの首都カトマンズで、豪雨のためバグマティ川が氾濫し、屋根に登る住民(2024年9月28日撮影)。(c)PRAKASH MATHEMA / AFP 【9月29日 AFP】ネパールでは27日からモンスーン(雨期)の豪雨が続いており、29日には首都カトマンズの盆地で洪水が発生した。警察によると、豪雨により全国で少なくとも101人が死亡した。 6〜9月のモンスーンには南アジア全域で洪水や土砂災害が発生するが、専門家は気候変動によってその頻度と深刻さが増していると指摘する。 27日からネパール東部と中部の広範囲が浸水し、複数の川で急激な増水が報告された。幹線道路にも広範囲に被害が出た。 警察は101人が死亡、64人が行方不明としているが、死者数は今後増える可能性があると述べた。 カトマンズ・ポスト紙は気象当局の話として、カトマンズの盆地では28日朝までの24時間で240ミリの雨が記録されたと
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