ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は2日、ロンドンでの欧州首脳会合に参加後、イギリスを離れる前に記者団の取材に応じた。 2月28日に米ホワイトハウスで、ドナルド・トランプ米大統領やJ・D・ヴァンス副大統領にウクライナの立場を明確に伝えなくてはならなかったが、それが報道陣の目の前でのことになったことについては、「あの会談を用意したのは私ではないので」とゼレンスキー氏は、BBCのローラ・クンスバーグ記者に答えた。
米ホワイトハウスで、米ウクライナ首脳会談後の記者会見のために用意されていたマルコ・ルビオ国務長官の座席を示す名札(2025年2月28日撮影)。(c)Tierney L Cross/AFP 【3月1日 AFP】米国のマルコ・ルビオ国務長官は2月28日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領に対し、ドナルド・トランプ大統領と衝突したことについて謝罪するよう要求した。 トランプ氏とゼレンスキー氏がホワイトハウスの大統領執務室で激しい口論を展開した後、ルビオ氏は米CNNに対し、ゼレンスキー氏について、「会談をこのような形で終わらせ、われわれの時間を無駄にしたことを謝罪すべきだ」と主張。 さらに、ゼレンスキー氏が紛争終結を望んでいるかどうかも疑問視した。(c)AFP
アメリカのトランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の会談は28日、日本時間の1日未明にホワイトハウスで行われました。 会談の冒頭は報道陣に公開され、ロシアへの外交姿勢や停戦に向けた立場をめぐり、同席していたバンス副大統領も加わる形で激しい口論に発展しました。 一方で、ゼレンスキー大統領は「われわれは単に停戦だけを受け入れることは決してない。安全の保証がなければ機能しない」と強調しました。 そして予定していた鉱物資源の権益をめぐる合意文書への署名が見送られ、共同記者会見も中止となりました。 トランプ大統領は数日前までは、鉱物資源の権益をめぐる協議でウクライナと合意にいたらないことに不満を示し、ゼレンスキー大統領のことを「独裁者」と呼んで非難していました。 今回の首脳会談を通じて双方はぎくしゃくした関係の改善につなげたい考えでしたが、かえって対立が深まる異例の事態となり、ウクライナでの停
ウクライナのキーウで、欧州投資銀行(EIB)総裁との共同記者会見に臨むウォロディミル・ゼレンスキー大統領(2025年2月10日撮影)。(c)Tetiana DZHAFAROVA/AFP 【2月12日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は11日に公開されたインタビューで、将来のロシアとの和平交渉で領土交換を提案する考えを示した。また、欧州だけではウクライナの戦争遂行を支えることはできないとも述べた。 ウクライナ大統領府の報道官によると、ゼレンスキー氏は14日、ドイツで開催されるミュンヘン安全保障会議に出席する際、J・D・バンス米副大統領と会談する予定となっている。米国は、3年近く続くウクライナ紛争の終結を推し進めている。 ウクライナの戦争遂行にとって米国の支援は不可欠だが、バンス氏はこれをしばしば批判してきた。 ゼレンスキー氏は英紙ガーディアンのウェブサイトで11日に公開
北朝鮮捕虜、ウクライナ残留希望 「実戦形式の訓練と認識」 時事通信 外信部2025年01月13日14時09分配信 ウクライナのゼレンスキー大統領=9日、ドイツ・ラムシュタイン空軍基地(AFP時事) ウクライナのゼレンスキー大統領は12日、X(旧ツイッター)に、捕虜となった北朝鮮兵士が当局者の尋問に答える動画を投稿した。その中で、兵士の一人は「ここで暮らしたい」と語った。 ロシア領内で北朝鮮兵2人捕虜 キーウに初めて移送―ウクライナ大統領 兵士は、手に包帯をしてベッドに横たわったまま、通訳を介して朝鮮語で回答。「(上官から)訓練を実戦形式で行うと言われた」と述べ、ウクライナとの戦闘とは認識していなかったことを明かした。3日に戦線に投入され「横にいた同僚が死ぬのを見て、防空壕(ごう)に隠れていたが、5日に負傷して(捕まった)」と話した。ウクライナに残りたい考えを示しつつも「帰れと言われれば帰る
ウクライナのゼレンスキー大統領は2024年12月1日、首都キーウ(キエフ)で約1時間にわたって共同通信の単独インタビューに応じた。前編「ゼレンスキー氏、日本メディアに語り尽くした1時間 千日超えたウクライナ侵攻、その行方は」では東部の厳しい戦況や、ロシア西部に対する越境攻撃、北朝鮮の派兵と東アジアの安全保障環境への影響、トランプ次期米大統領の対ウクライナ政策に関する発言を詳報した。 後編では、国際社会の最大の関心事である戦争の行く末について、ゼレンスキー氏の考えに迫った。ウクライナが現時点で戦いの目標をどこに設定して、どのような状況が生まれれば戦闘終結に向けてロシアとの交渉を開始することができるのか―。インタビューは核心部分に差しかかる。(共同通信キーウ支局長 小玉原一郎) ▽NATO加盟が絶対に必要な理由 ―ゼレンスキー氏が開戦以来訴えてきたのが、北大西洋条約機構(NATO)への早期加盟
ウクライナのゼレンスキー大統領=19日、ベルギー/Nicolas Economou/NurPhoto/Getty Images (CNN) ロシアのプーチン大統領が19日の年次記者会見でウクライナに「ミサイル決闘」を呼び掛けたのに対し、ウクライナのゼレンスキー大統領はプーチン氏を「愚か者」と呼び、痛烈な反応を示した。 プーチン氏は会見中、ウクライナのドニプロに対して最近発射した核搭載可能な新型弾道ミサイル「オレシュニク」の性能を自賛。オレシュニクでウクライナを攻撃するという先日の脅しを繰り返し、欧米供与の防空システムを試す目的で首都キーウに発射する考えをほのめかした。 プーチン氏は「彼らにある種の技術的実験、いわば21世紀版のハイテク決闘を提案してもらおう」と言及。「攻撃対象となる何らかの目標、たとえばキーウ市内の目標を指定してもらい、彼らは持てる全ての防空・ミサイル防衛部隊をそこに集中さ
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領(左)と、ドナルド・トランプ次期米大統領(2024年11月15日作成)。(c)Attila KISBENEDEK and CHARLY TRIBALLEAU/AFP 【11月20日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は19日のFOXニュースのインタビューで、米国に軍事支援を削減されれば、ウクライナは「敗北する」との認識を示した。 ゼレンスキー氏は、「もし(軍事支援を)削減されれば、わが国は敗北するだろう」「われわれは戦う。国内での生産(体制)はあるが、勝利には不十分だ。国家を存続させるには足りないと思う」と述べた。 米国のドナルド・トランプ次期大統領は、2022年にロシアが侵攻を開始して以来、ジョー・バイデン政権がウクライナに数十億ドルを供与してきたことに懐疑的な立場を明確にしている。 トランプ氏は就任後速やかにウクライナ紛
返り咲きを果たしたトランプ前米大統領がウクライナのゼレンスキー大統領と電話で会談した際、富豪のイーロン・マスク氏も参加していたことが、内情を知る関係者の話で分かった。トランプ氏の勝利に大きく貢献したマスク氏が2期目のトランプ政権で影響力を持っていることが浮き彫りとなった。 非公開の情報だとして匿名を条件に語ったその人物によると、トランプ氏が電話を受けた際、マスク氏はその場にいた。トランプ氏はマスク氏も電話に参加できるようスピーカーに切り替えたという。 その人物は短い会話だったとし、マスク氏の参加は事前に予定されていなかったと説明。トランプ氏は電話を取る際に、その場にいる人物を交えて話すことを好む傾向があるとも述べた。マスク氏が電話に参加したことについては、米ニュースサイト、アクシオスが先に報じていた。 マスク氏は今週、トランプ氏の勝利を祝うパーティーに参加した。トランプ氏はこれまで、新政権
「私たちには対話が必要でしたが、罠がありました」 7月26日、NHKの単独インタビューに応じたゼレンスキー大統領は10年前にロシアと結んだある“合意”について、こう述べた。 「ロシアの罠」とはいったい何なのか。終わりの見えない侵攻をどうやって終わらせようと考えているのか。ゼレンスキー大統領へのインタビューから読み解く。 ウクライナは、領土の奪還を目指して戦いつつも、外交戦も展開する極めて大事な時期だ。 そう考えた私たちはウクライナ大統領府にゼレンスキー大統領のインタビューを申請した。長期的な視点で検証する番組展開を図ることを伝え、交渉を進めてきた。 「きょうは本当にいろいろありました。誰かと違って、普段は遅れないんですけど・・・」 当日予定の時間よりも1時間ほど遅れて姿を現した大統領は冒頭、私たちにこう語りかけた。
アメリカ・ワシントンで開かれているNATO(=北大西洋条約機構)の首脳会議で11日、アメリカのバイデン大統領は、ロシアによる侵攻が続くウクライナのゼレンスキー大統領をロシアの「プーチン大統領」と言い間違えました。 アメリカのバイデン大統領はNATO首脳会議のウクライナに関する会合で、自らの演説を終えた後、ウクライナのゼレンスキー大統領を紹介する際、「プーチン大統領」と言い間違えました。 バイデン大統領「決断力と勇気のあるウクライナの大統領に引き継ぎたいと思います。プーチン大統領です。プーチン大統領? プーチンを倒すゼレンスキー大統領です。プーチンを打ち負かすことに集中し過ぎていた」 これに対し、ゼレンスキー氏は「私の方が(プーチンより)優れている」と応えました。 バイデン氏が言い間違えた瞬間、会合の映像が流れていたプレスセンターは騒然とし、頭を抱える記者の姿もありました。 今回の言い間違い
ゼレンスキー氏の指名手配消える ロシア 時事通信 外信部2024年05月10日11時04分配信 ウクライナのゼレンスキー大統領=4月29日、キーウ(ウクライナ大統領府提供)(AFP時事) ロシア独立系メディア「メディアゾナ」は9日、内務省の指名手配リストからウクライナのゼレンスキー大統領とポロシェンコ前大統領の2人の名前が削除されたと伝えた。消された経緯は不明で、当局が捜査を継続する方針か否かも明らかになっていない。 ゼレンスキー氏を指名手配 ロシア内務省、容疑は不明 ロシア国営メディアは今月初旬、リストに2人の名前があると報道。メディアゾナによると、今年2月、ウクライナ東部ドネツク州の占領地で活動する当局がデータベースに登録した。 #ウクライナ情勢 国際 コメントをする 最終更新:2024年05月10日13時00分
岸田総理大臣は、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談を行い、8日まで東京で開かれたG7=主要7か国の外相会合でロシアへの厳しい制裁と強力なウクライナ支援の継続を確認したことを伝えました。 岸田総理大臣は、8日午後6時からおよそ30分間、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談を行いました。 この中で岸田総理大臣は、8日まで東京で開かれたG7外相会合で、各国がロシアへの厳しい制裁と強力なウクライナ支援に取り組む姿勢に変わりないことを確認したと伝えました。 そのうえで、日本が越冬支援としてことし9月に大型変圧施設2基を提供したのをはじめ、今後もエネルギー分野での支援を継続していく考えを伝えたのに対し、ゼレンスキー大統領は深い謝意を示したということです。 また両首脳は、ウクライナから政府関係者も招いて開く「日ウクライナ経済復興推進会議」を来年2月19日に東京で開催することで合意し、会議に向け
北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長とともに記者会見に応じるウクライナのゼレンスキー大統領(左)=11日、ブリュッセルのNATO本部/Virginia Mayo/AP (CNN) ベルギー首都ブリュッセルを訪問したウクライナのゼレンスキー大統領が11日、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長に案内されて記者団の前に姿を現した時、その顔からはすぐに笑みが消え、険しい表情に変わった。ロシアのウクライナ侵攻開始以降、ゼレンスキー氏がNATO本部を訪ねるのは初めてだった。 だが今回、ゼレンスキー氏はロシアのウクライナ侵攻以上に注目を集めている危機に触れざるを得なかった。イスラム組織ハマスによるイスラエル攻撃だ。 ゼレンスキー氏は報道陣に「我々は戦争のただ中にいる。テロ攻撃(を受けること)が何を意味するかは理解している」と述べ、ロシアとハマスを同列視した。 さらに「
「西側が据えたユダヤ系大統領」 ゼレンスキー氏巡りプーチン氏主張 2023年09月06日08時59分配信 ロシアのプーチン大統領=4日、ソチ(EPA時事) ロシアのプーチン大統領は、侵攻先のウクライナのゼレンスキー大統領について「西側諸国がユダヤ系をトップに据えた」と主張した。その目的は「(ネオナチ政権の)本質を覆い隠す」ためだと述べた。ロシア国営テレビが5日、インタビューを放映した。 日本の国民感情、気にせず 「戦勝記念日」改称でロシア前大統領 ゼレンスキー氏は自身がユダヤ系であることを認めている。ただ、2019年の大統領選でウクライナ国民の投票によって選ばれており、プーチン氏の「西側諸国が据えた」という発言は、民主主義を無視しているものと言えそうだ。 プーチン氏は今年6月の国際会議の席上、「ゼレンスキー氏はユダヤ系ではない」という見方を披露していたが、これも翻したことになる。 ウクライ
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