【2月14日 AFP】アルゼンチン、エントレリオス州コンコルディア近くを流れるウルグアイ川の人口湖「サルト・グランデ湖」が緑色の物質に覆われた。 水力発電目的でせき止められた湖を緑色に変えているのは「シアノバクテリア」と呼ばれる原核生物。酸素発生型光合成を行う植物プランクトンだが、大量発生すると環境中の生物に影響を与える。 サルト・グランデ湖では、この植物プランクトンにより緑色に染まったカピバラも見られた。(c)AFP
ジンバブエ北部にあるワンゲ国立公園付近でプールの水を飲みに来たゾウ(2023年12月15日撮影、資料写真)。(c)Zinyange Auntony / AFP 【9月18日 AFP】ジンバブエ当局は17日、AFPのインタビューに応じ、ゾウ200頭を殺処分する計画について、干ばつの影響を受けている資源を保護するためだと釈明した。 ジンバブエは先週、同じく干ばつのため非常事態を宣言しているナミビアに続き、ゾウの殺処分計画を発表した。 両国によるゾウ殺処分計画をめぐっては、自然保護団体や動物愛護団体から批判が起きている。 しかし、ジンバブエ国立公園・野生動物保護当局の報道官は、同国にはゾウが推定8万4000頭ほど生息しており、殺処分するのは「微々たる数」だと主張。 殺処分したゾウの肉は食料支援を必要とする国民に支給し、象牙については、国内の備蓄に追加すると説明した。 ボツワナに次いで世界で2番目
ジンバブエに生息するゾウの頭数は、ボツワナに次いで世界で2番目に多い/Godong/Universal Images Group/Getty Images (CNN) 厳しい干ばつが続くジンバブエの当局は16日、国民の食料にするためゾウ200頭の殺処分を承認したことを明らかにした。 ジンバブエでは過去数十年で最悪の干ばつが続き、人口のほぼ半分に飢餓のリスクが差し迫っている。公園野生生物局の広報は16日、「ゾウ200頭の殺処分を目標にしている」とCNNに語った。 アフリカではナミビアでも長引く干ばつによる食糧難対策として、ゾウなど野生生物の殺処分を表明。動物保護団体などから批判の声が巻き起こっていた。 ジンバブエのゾウは8万4000頭を超え、「限界頭数4万5000頭」の倍近くに上っていると当局者は説明する。 ジンバブエに生息するゾウの頭数は、ボツワナに次いで世界で2番目に多い。 環境相は先日
19日も秋田県や新潟県で出没するなど、クマの冬眠が進まないことがニュースになっている。神奈川県の霊山・大山でもクマの出没があり、登山道の一部が通行禁止になっているという。相模原市では、津久井地域の児童や生徒約3700人に「クマよけ鈴」を支給する事態になっているという。市教委が鈴を支給するのは初めて(テレ朝news、カナロコ)。 この件に関して、エサ不足とは別に気温が大きく関係していると見られている。北海道にあるクマの飼育施設では、取材時点でも11頭中4頭が目を覚ましていたそうだ。飼育施設であるため、十分な食事をしてから冬眠に臨んでいたにも関わらずだ。同施設の園長によると、獣舎内の温度がマイナス1度ほどと従来の時期よりも高いという。園長曰く、マイナス4度くらいにならないと、クマは全頭安定して眠らないとして、対策として冬眠しやすい室温を保つ努力が行われているとしている。
(CNN) フラミンゴといえばアフリカやカリブ海、米フロリダ州などを思い浮かべるかもしれないが、米北部オハイオ州はまず浮かばない。 このためオハイオ州デイトン近郊にあるシーザークリーク州立公園にフラミンゴがいたというSNSの投稿を見て、バードウォッチングツアーを主催するジェイコブ・ローレフさんはすぐに同地へ急いだ。 公園に到着したローレフさんが見たのは、湖にいた2羽のフラミンゴだった。 「フラミンゴたちは岸に近い30センチほどの水の中でたたずんだり寝たりしていた」「目を覚まして水を飲み、頭上を飛ぶカモメを見上げていた」(ローレフさん) その後午後6時ごろ、2羽は犬に驚いて飛び去ったという。 フロリダ州の鳥類保護団体の専門家ジェリー・ロレンツさんによると、ハリケーン「イダリア」が到来して以来、フロリダ州のほか、ジョージア、ノースカロライナ、サウスカロライナ、テキサス、ケンタッキーなど米東部か
(CNN) 急速に進む地球温暖化の影響で南極の海氷が激減し、コウテイペンギンの存在そのものを脅かしている。 24日の科学誌ネイチャーに発表された報告によると、南極半島西側のベリングスハウゼン海に生息するコウテイペンギンのコロニーを調査した結果、5コロニーのうち4コロニーで昨年、ヒナが全滅していたことが分かった。この地域では同年、膨大な量の海氷が消失していた。 コウテイペンギンに関してこれほどの規模で「壊滅的な繁殖失敗」が記録されたのは初めてだった。地球温暖化に伴い、2100年までにコウテイペンギンのコロニーの90%以上が「準絶滅」状態になるという悲惨な予測を裏付けている。 研究チームは、630組~3500組のつがいで構成されるコウテイペンギンのコロニー5つについて、2018~22年の衛星画像を使い、繁殖期の個体数をコロニーごとに調査した。 その結果、22年は4つのコロニーで、ヒナが1羽も生
昨年の菊花賞馬アスクビクターモア(牡4、田村)が、放牧先で熱中症による多臓器不全のため死亡した。JRAが9日に発表。8日付で競走馬登録を抹消された。同馬は宝塚記念11着後、秋への再起に向けて英気を養っていた。 アスクビクターモアは21年6月26日の東京芝1800メートルの新馬戦でデビュー(3着)。同9月の未勝利戦で初勝利を挙げると、翌年の弥生賞で重賞初制覇。中山3戦3勝の舞台巧者ぶりを見せつけた後に臨んだ皐月賞では5着に敗れたが、続くダービーではレコード決着の流れを果敢に先行してドウデュース、イクイノックスに続く3着に力走した。秋始動戦のセントライト記念2着後に、3冠最終戦の菊花賞レコード勝ちでG1タイトルを手にした。田村厩舎にとっては初のクラシック優勝。世代でわずか3頭しかいない、3冠競走を皆勤した1頭でもあった。 4歳になった今年は日経賞から始動。不良馬場の出遅れが響き9着に終わり、そ
ペンギン2000羽死ぬ 流されウルグアイ海岸に 2023年07月24日15時35分配信 20日、ウルグアイ南東部の浜辺に打ち上げられたペンギン(AFP時事) 【モンテビデオAFP時事】南米ウルグアイ東部の海岸で過去10日間ほどの間に、約2000羽のペンギンが死んだ状態で発見された。ウルグアイ環境省高官が明らかにした。死因は鳥インフルエンザではないといい、謎に包まれている。 〔写真特集〕大量死 同高官は、大西洋で死んだマゼランペンギンが、海流に乗ってウルグアイの海岸まで運ばれたと指摘。「90%は胃が空の状態でたどり着いた若いペンギンだ」と強調した。検査の結果、鳥インフルは陰性だったという。 マゼランペンギンはアルゼンチン南部で暮らし、南半球が冬の時期にエサや暖かい海を求めて北上。ブラジルまで到達する場合もある。高官は「一定の割合で死ぬことは普通だが、これほどの数ではない」と語った。 国際 コ
メキシコ・バハカリフォルニア州でカリフォルニア湾上空を飛ぶ鳥(2023年5月19日撮影、資料写真)。(c)Guillermo Arias / AFP 【6月17日 AFP】メキシコの海岸で野鳥の死骸が多数見つかった事態について、当局は16日、太平洋の水温上昇が原因である可能性が高いとの見解を発表した。鳥の大量死はペルーとチリでも起きている。 農業省と環境省は共同声明で、大量死の原因は鳥インフルエンザA(H5N1)ではなく、餓死だと断定。 「要因として最も考えられるのは、エルニーニョ(El Nino)現象の影響による太平洋の海面水温の上昇」だと指摘した。太平洋の海面水温が上がることで魚が海中深くに移動し、鳥が捕食できなくなっている。調査は今も継続中だという。 エルニーニョ現象は一般的に世界的な気温上昇につながり、平均して2~7年ごとに発生する。米海洋大気局(NOAA)は先週、今年は既にエルニ
アカウミガメと聞くと南国の青い海を泳ぐ姿をイメージしていた私は10月に北海道の沖合でアカウミガメが漁の網にかかったという話を聞きました。しかも1頭ではありません。9月中旬からのおよそ1か月の間に20頭以上が網にかかったというのです。 一体何が起きているのか。 私は自分の目で確かめるため、10月中旬、情報を教えてくれた北海道登別市の漁師 橋本和也さんにお願いし、漁に同行させてもらいました。(札幌放送局カメラマン奥田悠) ※動画は4分24秒です。データ放送ではご覧になれません。 橋本さんは登別で34年間、漁業を営んでいます。 秋から冬にかけては登別の沖合およそ7キロで深さおよそ70mの海底に刺し網を仕掛け、アンコウやエイの一種であるカスベを取っています。 同行したこの日も、網をひきあげ始めるとカスベが数匹かかっていました。 そして1時間近くたったころ。 「カメだ」。 そういって橋本さんは網を指
ケニア北部で、干上がった河床のそばを歩く人(2022年9月28日撮影、資料写真)。(c)Tony KARUMBA / AFP 【9月30日 AFP】干ばつに見舞われているケニア北部で、密猟者の銃撃を5度も生き延びたアフリカゾウ「モンスーン」が死んだ。動物保護団体が29日、発表した。 モンスーンは衰弱し、何度か倒れたため、獣医師が安楽死させた。60歳代半ばだったとみられている。 モンスーンがいたサンブル(Samburu)は、過去40年で最悪の干ばつに見舞われている。ケニアを拠点とする野生動物保護団体「セーブ・ジ・エレファンツ(Save the Elephants)」は、加齢で体調不良になっていたところに、干ばつによって症状が悪化したとの見解を示している。 モンスーンは約10年前、アフリカの野生ゾウの個体数が激減する要因となった密猟危機のさなか、5回も銃撃されたが生き延びた。7頭いた子どものう
多数の牛が死んだイタリア・ピエモンテ州ソンマリバデルボスコにある牧場で、生き残った牛(2022年8月16日撮影)。(c)MARCO BERTORELLO / AFP 【8月19日 AFP】イタリア北西部ピエモンテ(Piedmont)州トリノ(Turin)近郊にある牧場で今月、成長初期段階のイネ科の植物ソルガムを飼料として与えた牛が急性青酸中毒を起こし、約50頭が死んだ。通常は起こりにくい事故だが、干ばつによって有害物質の濃度が高まったとみられている。 地元の動物愛護団体によると、ソンマリバデルボスコ(Sommariva del Bosco)の牧場で6日、イタリアのブランド牛の一つ、ピエモンテ牛約50頭が、急性青酸中毒でごく短時間のうちに死んだ。 ソルガムには、青酸配糖体であるデュリンが含まれているが、成長とともにその量は減少する。だが現地では干ばつが続いているため成長が阻害され、デュリンの
8月6日(土曜日)ピエモンテ州クーネオ県にある、人口約6,300人の自治体ソンマリーヴァ・デル・ボスコで50頭の牛が死亡した。 刈りたての新鮮な草を食べていた未経産牛と成牛が突然震え始め、地面に身を投げて窒息死したという、なんとも居た堪れないショッキングで凄惨な状況が写真や動画と共に報じられた。 一体、何が起こったのか、なぜ? 【閲覧注意】大量の死骸の映像が流れます。ソンマリーヴァ・デル・ボスコの農場ソルガム中毒で50頭の牛が死亡2022/08/09 Corriere TV公式YouTubeチャンネルより クーネオ県のソンマリーヴァ・デル・ボスコ市で歴史と伝統を持つピエモンテ牛の飼育農家を営んでいるジャコミーノ・オリベロ氏(58歳)は、 「放牧中に種まきされた穀物を食べていた牛たちが目の前で、酔いしれるように、そしてハエのように死んでしまいました。すべては数分間で起こりました。」 と、語っ
猛暑が性別に影響…ウミガメがメスばかりになってる!2022.08.08 21:00 Angely Mercado - Gizmodo US [原文] ( 湯木進悟 ) このままいけば…? ウミガメの性別は、卵を産んだときに決まるわけではありません。産み落とされて2カ月ほどで孵化するまでの間、海岸の砂の温度がその性別の決定の大きなカギを握っています。ところが、いま地球をかつてない温暖化の異常気象が襲っているのは疑いようのない現実ですけど、猛暑がウミガメの圧倒的に不釣り合いなオスとメスの関係を作り出してしまっているようですよ。 砂の温度が高くてメスばかりに!このほどReutersは、フロリダ州の海岸で産卵されたウミガメの研究によって、異常なオスとメスの割合が明らかになったことを伝えました。砂の温度が高く、とりわけ華氏88.8度(摂氏約31.5度)を超える環境だと、確実にメスのウミガメが誕生して
ニュージーランドでは温暖化でペンギンの子どもがバタバタ死んでいる…2022.06.18 20:009,326 Lauren Leffer - Earther Gizmodo US [原文] ( Kenji P. Miyajima ) つらい。人間みたいに注意報や警報を伝えられればいいのに…。 ニュージーランド北島の最先端に位置するNinety Mile Beach(実際は55マイル=88.5kmしかない)は、いつも釣りや観光、レジャーを楽しむ人たちで賑わっています。そんな明るいイメージのビーチは、ここ数週間、悲劇の舞台になっています。 続々と打ち上げられる世界最小のペンギンたちRadio New Zealand(RNZ)の報道によると、ハイキングや海水浴で訪れた人々が、西岸に打ち上げられている数百羽に及ぶコガタペンギン(マオリ語で「kororā」)の死骸を発見したそうです。地元の自然保護当
気候変動下でもタフに増殖して、環境に悪影響を及ぼしている生き物たち(一部閲覧注意)2022.05.25 22:0012,087 Lauren Leffer - Gizmodo US [原文] ( たもり ) 温暖化への適応能力が高い皆さん。 気候変動は世界中の野生動物たちにとって大惨事だと、直近のIPCCレポートは報じています。少なくとも1万967種が気候変動のせいで絶滅のリスク増加に直面しており、Science誌に掲載された2017年の研究によれば、環境が変わったために生物の半数が生息域を移動しつつあるそう。 しかし、生物すべてが等しく気候変動の悪影響を受けているわけではありません。生物の中には変わりゆく環境に乗じて分布域を広げたり、生息数を増やしたりする種も存在します。かわいい動物から閲覧注意なちょっとグロい虫まで、地球の温暖化が進むに連れて目にする機会が増えそうな生物たちをまとめまし
(CNN) エジプト南部のアスワンで異例の豪雨による鉄砲水が発生し、少なくとも3人が死亡した。住宅には豪雨に押し流されたサソリの大群が押し寄せている。 アスワン市では、500人以上が暴風雨や豪雨から逃れようとしたサソリに刺される被害に遭った。 エジプト国営紙アルアハラムによると、サソリに刺された住民は病院に搬送され、抗毒剤を投与された。 アスワン地域の平年の降雨量は年間1ミリ前後。しかし12日は異例の激しい雷雨やひょう混じりの暴風雨に見舞われた。エジプトのサソリは普段は砂漠に生息している。猛毒を持っているため、刺された場合は治療しなければ1時間以内に死亡する可能性がある。 今回の鉄砲水ではエジプト治安部隊の隊員3人が死亡した。アスワンの当局者によると、過去11年で最悪の被害だった。 アスワンの砂漠地帯を襲った豪雨では、住宅や道路の損壊、倒木などの被害が出ている。 当初は3人がサソリに刺され
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