アメリカのトランプ政権による中国製品への新たな追加関税の措置に対抗し、中国政府は3月10日からアメリカ産の一部の農産物などに追加関税を課すと発表しました。再び米中双方で関税をかけ合う事態となり、貿易摩擦が激しくなることへの懸念が強まっています。 中国財政省は4日、アメリカから輸入する ▽鶏肉や小麦、トウモロコシなどに15% ▽大豆や豚肉、牛肉、水産物、果物、それに野菜などに10%の 追加関税をそれぞれ課すことを発表しました。 トランプ政権による中国製品への新たな追加関税の措置に対抗するもので、3月10日から実施するとしています。 中国政府は2月4日にトランプ政権が追加関税の措置を発動した際にも石炭やLNG=液化天然ガスに追加関税を課しましたが、再び米中双方で関税をかけ合う事態となり、貿易摩擦が激しくなることへの懸念が強まっています。 また、中国商務省は今回のアメリカの措置がWTO=世界貿易