旧東独で親ロシアのデモ多発 西側に不満、物価高騰に怒り 2022年11月04日07時09分 「ロシアと共に平和を」との横断幕を掲げるデモ参加者=10月29日、ドイツ東部ドレスデン 【ベルリン時事】旧東ドイツ地域で、ウクライナに侵攻したロシアとの融和を求めるデモが多発している。旧ソ連の衛星国だった歴史からロシアに友好的な層が多いことに加え、ロシアとの対立でエネルギー価格高騰が加速し、西側より所得の低い東側の住民が特に打撃を受けていることへの怒りが背景にある。こうした不満を極右政党がすくい上げ、勢力拡大を狙う構図もある。 対ロ制裁継続を確認 岸田首相、独大統領と会談 10月29日に東部ドレスデン中心部で行われたデモには約8000人が参加。「緑の主戦論者に反対」と、与党・緑の党を批判する横断幕を掲げていたアンドレアス・ツィンマーマンさん(69)は「政府はウクライナへの武器支援を直ちにやめるべきだ