独ベルリンのベルリナー・アンサンブル劇場で、インタビューに応じるアンゲラ・メルケル前首相(2022年6月7日撮影)。(c)John MACDOUGALL / AFP 【10月5日 AFP】ドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)前首相は4日、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のナンセン難民賞(Nansen Refugee Award)を受賞した。在任中の難民保護への取り組みが評価された。 ナンセン難民賞は難民保護に貢献した人や団体を表彰するもので、選考委員会は、シリア内戦などで移民危機が頂点に達した2015~16年にドイツが120万人以上の難民を受け入れた点に言及。メルケル氏の「リーダーシップと勇気、思いやりの精神」をたたえた。 メルケル氏は当時、難民受け入れに当たり、「欧州の価値がかつてないほどに試されている。人道上、不可欠だ」と語っていた。 UNHCRは、メルケル氏