ウクライナ・マリウポリで、ロシア兵と話をする女性。同軍によるプレスツアー中に撮影(2022年4月12日撮影)。(c)Alexander NEMENOV / AFP 【4月16日 AFP】ウクライナ南東部の港湾都市マリウポリ(Mariupol)の元建設作業員ガリーナ・ワシリエワ(Galina Vasilyeva)さん(78)は、かつて自分が建設に携わったものの今は荒廃してしまった街並みを見渡すと、焼失した9階建てビルを指さして「あそこには焼け焦げた遺体がある」と語った。 「この辺りの建物はすべて、私たちの世代が建てたもの。今やすべて爆撃された」。ワシリエワさんは親ロシア派武装勢力が配給する人道支援物資の列に加わりながらこう語った。 約50万人が暮らしていた要衝都市マリウポリは、ロシアがウクライナで開始した「特別軍事作戦」の初期に包囲された。1か月以上がたった今、ウクライナ軍は市内の大規模な工