(CNN) 韓国と北朝鮮の軍事境界線を越えて北朝鮮に入った米兵が、ソウル近郊の仁川空港を抜け出して共同警備区域(JSA)を訪れるツアーに参加していた経緯が、徐々に明らかになってきた。 トラビス・キング2等兵は護送官へのショートメールで、自分はゲートに到着して米国行きの便に搭乗準備中だと連絡していた。同2等兵は韓国で暴行の罪に問われ、米国に帰国してテキサス州フォートブリス基地に戻った後、懲戒処分を受ける予定だった。 しかし米当局者によると、キング2等兵は17日、空港で出国手続きを済ませた後、搭乗予定だった便に搭乗しなかった。連行した護送官はゲートまで付き添うことができず、搭乗を確認できていなかった。キング2等兵は翌18日、民間のツアーを予約して、韓国と北朝鮮を隔てる非武装地帯を訪れた。 このツアーに参加した目撃者や米当局者によると、参加者たちが写真を撮るなどしていたところ、キング2等兵が突然
7月19日、18日に北朝鮮に越境した米軍のトラビス・キング兵士が数カ月前に暴行事件を起こし、警察車両を損壊したとして韓国の裁判所から罰金を科されていたことが、裁判資料などで分かった。写真は昨年7月、板門店で代表撮影(2023年 ロイター) [ソウル 19日 ロイター] - 18日に北朝鮮に越境した米軍のトラビス・キング兵士が数カ月前に暴行事件を起こし、警察車両を損壊したとして韓国の裁判所から罰金を科されていたことが、裁判資料などで分かった。 キング兵士が越境した動機はなお不明。米当局者によると、同兵士はなんらかの違反により韓国で拘留された後、米国の所属部隊に戻るため米軍により空港に移送されていた。だが、空港のセキュリティー通過後に抜け出したという。空港には非武装地帯見学ツアーの広告があり、兵士は参加を決めたとみられる。
韓国に駐留するアメリカ軍は、軍の兵士が韓国と北朝鮮の軍事境界線を意図的に許可なく越えて北朝鮮側に入ったと明らかにし、事態の解決に向けて北朝鮮軍とやりとりしているとしています。 韓国に駐留するアメリカ軍は18日、声明を発表し韓国と北朝鮮の軍事境界線にあるパンムンジョムのJSA=共同警備区域を見学するツアーに参加していた兵士が「意図的に許可なく軍事境界線を越えて北朝鮮側に入った」と明らかにしました。 兵士は北朝鮮側に確保されているとみられるということで、事態の解決に向けて北朝鮮軍とやりとりしているとしています。 オースティン国防長官は記者会見で「状況を注視し調べを進めている。最も懸念していることは兵士の健康状態だ」と述べ、事態の推移を見極めながら対応にあたっていく考えを示しました。 またホワイトハウスのジャンピエール報道官は記者会見でバイデン大統領も報告を受けたとした上で、韓国や首都ピョンヤン
1950年の朝鮮戦争で死亡した米兵の遺骨が、73年ぶりに家族のもとへ戻り、故郷ジョージア州で29日、埋葬された。
バイデン米大統領と韓国の尹錫悦大統領の会談が26日、ホワイトハウスで始まった。北朝鮮のミサイル増強が懸念される中、北朝鮮の核の脅威抑止に向けた協力深化に向け協議する。(2023年 ロイター/Leah Millis) [ワシントン 26日 ロイター] - バイデン米大統領と韓国の尹錫悦大統領は26日、ホワイトハウスで会談し、北朝鮮の核の脅威が高まる中、米国の戦力で韓国の防衛に関与する「拡大抑止」の強化を盛り込んだ「ワシントン宣言」で合意した。有事の際に韓国が「米韓核協議グループ」を通じ、情報を詳細に理解し、発言できる体制を整えるほか、弾道ミサイル搭載可能な原子力潜水艦を韓国に派遣することなどが柱。 尹大統領は会談後の共同会見で、両国が「北朝鮮による核攻撃が発生した場合、直ちに2国間の大統領協議を行うことで合意し、米国の核兵器を含む同盟の全力を駆使し、迅速かつ圧倒的、断固として対応することを約
防衛省は18日午後、日本海の上空で航空自衛隊とアメリカ軍の戦闘機が共同訓練を行ったと発表しました。北朝鮮がICBM=大陸間弾道ミサイル級のミサイルを発射するなど、安全保障環境が厳しさを増す中、即応態勢を確認したなどとしています。 防衛省によりますと、訓練を行ったのは、航空自衛隊のF15戦闘機と、アメリカ空軍のF16戦闘機、それぞれ4機の合わせて8機です。 18日午後、日本海の上空で戦術訓練を行ったということで、双方の戦闘機が編隊を組んで飛行している写真などを公表しました。 北朝鮮は18日午前、ICBM=大陸間弾道ミサイル級のミサイルを発射し、日本のEEZ=排他的経済水域の内側に落下させるなど、かつてない頻度で発射を繰り返しています。 防衛省は、今回の訓練について、「日本を取り巻く安全保障環境がより一層厳しさを増す中、自衛隊とアメリカ軍の即応態勢を確認し、日米同盟の抑止力を一層強化した」とし
浜田防衛大臣は、北朝鮮が18日午前、首都ピョンヤン近郊からICBM=大陸間弾道ミサイル級のミサイル1発を発射しておよそ69分間飛行し、日本のEEZ=排他的経済水域の内側に落下したとみられると発表しました。 弾頭重量などによっては射程が1万5000キロを超え、アメリカ全土が射程に含まれることになると明らかにしました。 浜田防衛大臣は、18日午後0時すぎ、防衛省で記者団に対し、北朝鮮が18日午前10時14分ごろ、首都ピョンヤン近郊からICBM=大陸間弾道ミサイル級のミサイル1発を発射し、およそ69分間飛行し、午前11時23分ごろ、北海道渡島大島の西、およそ200キロの日本のEEZ=排他的経済水域の内側に落下したとみられると発表しました。 ミサイルの飛行距離は、およそ1000キロ、最高高度は、およそ6000キロと推定され、通常より角度をつけて打ち上げる「ロフテッド軌道」で発射された可能性があると
北朝鮮、弾道ミサイル4発発射 米B1爆撃機が朝鮮半島展開 2022年11月05日22時07分 5日、B1B戦略爆撃機や戦闘機が参加した米韓の合同訓練=撮影地不明(韓国軍提供・時事) 【ソウル時事】韓国軍によると、北朝鮮は5日午前11時32~59分(日本時間同)ごろ、北西部・平安北道から短距離弾道ミサイル4発を黄海に発射した。高度約20キロ、飛行距離約130キロで、速度は約マッハ5と探知された。5日までの米韓両軍の大規模空中訓練「ビジラント・ストーム」への反発を示したとみられる。 2秒で時速200キロ!航行場所は軍事機密◆米空母「ロナルド・レーガン」乗ってみた【news深掘り】 米軍のB1B戦略爆撃機2機は5日、朝鮮半島上空を飛行し、ビジラント・ストームに参加。B1Bの朝鮮半島展開は、2017年12月以来。大陸間弾道ミサイル(ICBM)と推定されるミサイル発射など挑発を繰り返し、7回目の核実
日本領域落下恐れなら破壊措置 米国向けミサイルも撃墜可能―北朝鮮対処・防衛省 2022年10月05日13時30分 首都の弾道ミサイル防衛に当たる航空自衛隊の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)=4日午後、防衛省 北朝鮮の弾道ミサイルが4日に青森県上空を通過したが、防衛省は日本の領域に落下する恐れはないと判断し、自衛隊法に基づくミサイル破壊措置は取らなかった。ただ、日本に被害がない場合でも、ミサイルが同盟国である米国領土に着弾する恐れがあれば、安全保障関連法に基づき集団的自衛権を行使して、撃墜する事態もあり得る。 「反撃能力」保有を検討 安保戦略改定で―浜田防衛相・新閣僚インタビュー 破壊措置命令は、発射試験や事態急変により弾道ミサイルが飛来し、日本の領土・領海に落下する恐れがある場合に備え、防衛相が首相の承認を得て、自衛隊が迎撃できるよう命令を出せる。 命令はあらかじめ発令することが可能で
韓国と北朝鮮の軍事境界線がある板門店で非武装地帯(DMZ)を視察し、演説するカマラ・ハリス米副大統領(2022年9月29日撮影)。(c)LEAH MILLIS / POOL / AFP 【9月30日 AFP】韓国を訪問したカマラ・ハリス(Kamala Harris)米副大統領は29日、「韓国」と言うべきところを「北朝鮮」と言い間違え、米国は北朝鮮と重要な同盟関係にあると述べた。 ハリス氏は日韓歴訪の最後に朝鮮半島(Korean Peninsula)を南北に隔てる非武装地帯(DMZ)を視察。その際の演説の冒頭で「米国は、北朝鮮との同盟という非常に重要な関係を共有している。強固で揺るぎない同盟だ」と述べた。 ハリス氏は米国の外交政策を覆す失言に気づかなかったようで、そのまま演説を続けた。その後の演説では核武装した北朝鮮に対峙(たいじ)する韓国との同盟関係を再確認した。(c)AFP
(CNN) バイデン米大統領は22日までに、訪問先の韓国で尹錫悦(ユンソンニョル)大統領らと会談し、両国間の連携を確認した。同日中に日本へ移動し、23日には岸田文雄首相との首脳会談に臨む。 バイデン氏は韓国での最終日となった22日、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記へのメッセージを求められて「ハロー。以上だ」と答えた。 北朝鮮はバイデン政権が呼び掛けてきた対話に応じる気配を見せず、ミサイル発射実験を加速させてきた。地下核実験の準備を進めているとの情報もある。 バイデン氏の日韓歴訪中にそのような行動に出る可能性も指摘されているが、同氏は「北朝鮮のどんな動きに対しても、すでに対応を熟慮してある。何も心配していない」と強調した。 バイデン氏は21日、尹氏との会談後の共同声明で、トランプ前政権下で縮小された米韓合同軍事演習の拡大を図ると表明した。 22日には現代自動車グループの鄭義宣(チョンウ
国連事務次長の訪朝は、中国に取り込まれている事務総長の意向通り、「対話交渉」に終わった。トランプ大統領のエルサレム首都化宣言でも国連安保理はアメリカを非難。北朝鮮包囲網にひびが入り、日本にも影響する。 ニューヨークの「多維新聞」が ニューヨークに本拠地を置く中文メディアで、中国政府関係者が最も「こっそり」読んでいるウェブサイトの一つに「多維(Duo-Wei)新聞」というのがある。 筆者が12月6日に本コラムで「国連事務次長訪朝の背後に中国か?」を書いたところ、それを中国語に翻訳して、多維新聞が「国連事務次長訪朝の黒幕」というタイトルで筆者の記事をそのまま転載している。但し、「日本のメディアの雅虎(ya-hu)(ヤフー)が報道した」という形であって、筆者の名前はない。他のウェブサイトも、この記事を転載。 情報はこのようにして広がっていくのだろうと思うが、中国政府関係者が必ず読むことを知ってい
中露は対話路線を主張し、韓国も対話を模索。何よりもアメリカが対話模索を公言したのは大きい。日本も水面下では模索しているかもしれないが、表面上は圧力一辺倒。対北朝鮮関係国中、老獪な戦術の違いが鮮明に。 極めて友好的な会談に隠れているもの 中国とロシアは今年7月に共同声明を出し、「双暫停」(北朝鮮もアメリカも暫時、軍事行動を停止し、対話のテーブルに着け)を目標とすることを宣言し、「対話路線」を強調した。軍事行動で問題を解決することに反対している。 くり返しになるが、8月10日に中国共産党機関紙「人民日報」の姉妹版「環球時報」が社説で、「もし北朝鮮がアメリカ領を先制攻撃し、アメリカが北朝鮮に対して報復攻撃した場合、中国は北朝鮮に対して中立を保つ(中朝軍事同盟は無視する)」という立場を鮮明にしたことを受けて、北朝鮮は米領グアム沖へのミサイル発射を断念。だというのに、アメリカは夏の米韓軍事合同演習を
ワシントン(CNN) 北朝鮮が16日にミサイルを発射しようとして失敗に終わった経緯を巡り、ペンス米副大統領は、米国が北朝鮮のミサイル実験を阻止するためにサイバー技術などを使った可能性について質問され、直接的な返答を避けた。しかし発射のほぼ直後の失敗を米国が確認していたことをはっきりさせ、「ノーコメント」以上の内容をにじませた。 米政府などは、北朝鮮が15日の祝日に合わせて6度目の核実験を強行する可能性があると見て、警戒を強めていた。 訪日したペンス副大統領は、米空母ロナルド・レーガンの艦上でCNNの取材に応じ、「我が軍の電子およびIT能力についてはコメントできない」と発言。「私に言えるのは、(北朝鮮のミサイル発射が)失敗したということだ。あれはさらなる挑発だった。そしてそれは終わらせなければならない」と強調した。 ペンス副大統領は、米軍がサイバー技術を使って北朝鮮によるミサイル発射を阻止し
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