インドネシア政府は10日、今年半ばにも銅の輸出を禁止する予定であることを表明した。同国は鉱物を国内で加工し、付加価値を高めた上で輸出する政策を進めており、昨年12月にはアルミニウムの原料となるボーキサイトの輸出を今年6月から禁止することを決めている。なおBloombergなどの一部メディアではTeslaのがインドネシアに年間100万台規模の自動車を生産できる工場の建設を進めているとの報道も出ている(時事ドットコム、Bloomberg、ロイター)。
インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は12月21日、未加工のボーキサイト鉱石のインドネシアからの輸出を、予定どおり2023年6月から禁止すると発表した。ボーキサイト鉱石の輸出禁止は2020年の鉱業法(法律2020年第3号)で規定されており、同大統領はインドネシア国内での精錬・加工産業の発展につなげることが目的だとした。ボーキサイトは主にアルミニウムの主要な原料として使用され、中国が主要な貿易相手国となる。 同大統領は記者会見で、2020年1月に未加工の状態での輸出を禁止したニッケルを例に挙げ、禁輸後に主に中国からの投資を誘致し製錬所を建設した後、インドネシア国内のニッケル処理能力が向上したとして、ボーキサイトについても、同様の成功を再現したいとした(「Kontan」12月21日)。 会見に同席したアイルランガ・ハルタルト経済調整相は、現在国内に4カ所の処理施設があり、処理能力は430万トン
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