コンゴの首都キンシャサで記者会見を行うサミュエルロジャー・カンバ保健相(資料写真、2024年8月19日撮影)。(c)Hardy_Bope/AFP 【12月6日 AFP】アフリカのコンゴ(旧ザイール)は5日、1か月余りで数十人が死亡した謎の病気に対して「最大限の警戒態勢」を敷いていると述べた。 この病気では発熱、頭痛、せきといったインフルエンザに似た症状が出ており、コンゴ当局は「未知の公衆衛生事象」と説明している。 この病気は10月下旬に初めて確認された。これまでに症例が確認されたのは、首都キンシャサから南東に約700キロ離れたクワンゴ州パンジ地区に限られている。 サミュエルロジャー・カンバ保健相はキンシャサで記者団に、「われわれは最大限の警戒態勢を敷いている。これは監視が必要なレベルの疫病と考えている」と語り、医療施設で確認された死者数は27人に上ると述べた。 カンバ氏は、さらに44人の死