イタリア・ローマで、コロッセオを訪れるために列をつくる観光客(2024年7月3日撮影)。(c)Filippo MONTEFORTE/AFP 【12月11日 AFP】イタリアの調査機関デモスコピカは10日、同国の犯罪組織が観光業で年間33億ユーロ(約5300億円)稼いでおり、今後予定されている大規模イベントでそれ以上の金額を稼ぐ用意も整えていると警告した。 犯罪組織はホテルからレストランまで、脆弱(ぜいじゃく)な企業を標的にしており、ローマ・カトリック教会の聖年や2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪などでも利益を得るとみられている。 デモスコピカのトップ、ラファエレ・リオ氏は報告書で、「イタリアの観光業が攻撃を受けている。2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪や2025年の聖年にマフィアは食指を動かしている」と指摘した。 同報告書によれば、カラブリア州を拠点にしている犯