トランプ米大統領が野党・民主党所属でイスラム系らマイノリティー(社会少数派)の女性新人議員4人を念頭に「国に帰ったらどうか」と発言し、ヘイトスピーチだと激しい反発を呼んでいる。2020年大統領選をにらみ野党批判を強めるトランプ氏も引かない姿勢で、米政界と社会の分断が深刻化しそうだ。 トランプ氏は14日、ツイッターに「民主党の急進系女性議員たちが世界最悪の腐敗した国から来たにもかかわらず、史上最高・最強の米国政府に意見している。もといた国に帰ったらどうか」と投稿した。 名指しはしなかったが、ソマリア出身のイルハン・オマル氏やプエルトリコ系のアレクサンドリア・オカシオコルテス氏ら昨年の中間選挙で初当選した4下院議員に対するものと受け止められている。4人はトランプ政権の強硬な不法移民対策や環境政策を繰り返し批判している。いずれも米市民でオマル氏以外は出身地も米国だ。4議員はツイッターなどで「米国