■Re:Ron連載「小林啓倫のテックのジレンマ」第3回 今から14年前、2009年7月17日のこと。立ち上げから数年しか経っていないスタートアップ企業の機密文書がリークされ、IT系ニュースサイト「Te…
アメリカに住むカブヤ・パールマンさんは数年前、VR空間で1日8時間ほど費やしていた。彼女は、2000年代半ばに流行した米リンデンラボの仮想空間「セカンドライフ」で、安全対策のリーダーだった人物だ。 仮想空間で知り合った男性と話していたら、前ぶれもなく突然、自分の「アバター」(分身)にキスをするそぶりを見せてきた。 「どうしていいかわからず、思わずログアウトした。常軌を逸していた」 その後、仮想空間では、その男性を避けるようになった。「現実世界とまったく同じことが仮想空間で起きるはずだ」。パールマンさんによると、仮想空間ではハラスメントや暴力、いじめの問題も起きているという。 「だれかが、あなたのアバターをたたいてきても、何も感じないかもしれない。でも、仮想空間で過ごせば過ごすほど、実際に痛みを感じるようになる」 仮想空間で痛みを感じるとは、どういうことなのか? 彼女が説明するのは、「ファン
アメリカという「現代のバベル」 崩壊後のバベルに生きるというのはどんなものだろう? 創世記には、ノアの子孫たちがシナルの地に巨大な都市を建設したと記されている。彼らは自身らの「名を高めるため」に、「頂上は天まで届く」塔を建てた。神は人間の傲慢に腹を立てて言った。 「見よ。彼らは一つの民であり、一つの言葉だけをもつ。そしてこれは、これから彼らが為すことの始まりに過ぎないのだ。今や、彼らが為そうとすることで不可能なものはなくなった。さあ、下界に降り、彼らの言葉を乱そう。彼らが互いの言うことを理解できなくなるように」 聖書の本文に記述はないが、この物語の有名な解釈の多くでは、神が塔を破壊したことになっている。そこで、この劇的な場面を心に描いてみよう。人々は互いにコミュニケーションを取ることができず、互いの無理解を呪い、廃墟の中を彷徨うのだ。 このバベルの物語は、2010年代のアメリカで起きたこと
ヘンリー・ブラウンがバージニア州からペンシルベニア州まで旅した箱の中から姿を現した瞬間。彼の逃避行は瞬く間に話題となり、郵便事業の発達に光を当てることにもなった。 (COURTESY LIBRARY OF CONGRESS) 1849年のある朝。米国バージニア州で奴隷だったヘンリー・ブラウンは、約90cm×60cmの木箱の中に体を折り畳んだ。27時間後、北東に約350キロ離れたペンシルベニア州フィラデルフィアの床屋、ウィリアム・ジョンソンの家へと到着した。 当時の米国では、南部にいた多くの奴隷たちが自由を求めて果敢に北部への脱出を試みていた。ペンシルベニア州をはじめとする北部の州では奴隷制が廃止されていたからだ。ジョンソンは、奴隷たちを脱出させるために人や隠れ家、ルートを提供する秘密結社「地下鉄道」の一員だった。(参考記事:「秘密結社『地下鉄道』の指導者ハリエット・タブマンはどんな人? 米
高齢者ほどネット上のデマを拡散しやすいという調査結果があるが、その理由はよく分かっていない。理由として一般に挙げられている認識力の衰えや孤独感だけでは、現状を説明できないとする研究が新たに発表された。 by Abby Ohlheiser2020.05.29 561 504 16 3 ソーシャルメディア上でデマを焚き付けているのは高齢のユーザーであることが多い。高齢者は他の年齢層よりもフェイクニュースや疑わしいリンクを多くシェアしており、その割合は若い層と比較して最大で7倍に上っている。しかし新たな分析によると、その理由を説明した仮説には不正確なものが多く、そのせいでデマ拡散を抑制する試みのいくつかが失敗に終わっている。 ハーバード大学心理学部の博士研究員であるナディア・ブラッシャーは、高齢者がネット上で非常に多くのデマを共有してしまう理由として、一般的に2つの説明がなされていると語る。だが
2016年の米大統領選挙では、フェイスブックとツイッターがデマを拡散したとして大きな注目を浴び、批判にさらされた。だが、ニューヨーク大学のビジネス・人権センター(Center for Business and Human Rights)が発表した新しい報告書によれば、2020年の選挙ではインスタグラムとワッツアップ(Whatsapp)が民主主義に対するより大きなリスクとなる可能性がある。 昨年の米国上院情報問題特別調査委員会(Senate Intelligence Committee)の報告は、2016年の選挙ではロシアのデマ拡散の手段としてフェイスブックよりもインスタグラムの方がより優れた手段だったと明らかにしている。 しかも、インスタグラムの防備はフェイスブックよりも弱い。 「インスタグラムは兄貴分のフェイスブックが持っているような、デマを特定するための規則や能力は持っていません」。新
An AI that writes convincing prose risks mass-producing fake news 偶然から生まれたAIツール 驚くほど「自然」な フェイクニュースを量産 膨大な量の文章を用いて訓練された機械学習アルゴリズムが、与えられた文章をもとに、いかにも本当らしいフェイクニュースの記事を生成できることが示された。プログラムを開発した研究者は、これまで以上に本当らしく聞こえるでっち上げ話を、AIが安定供給できるようになるのはそれほど遠い先の話ではないとしている。 by Will Knight2019.02.18 122 57 19 0 フェイクニュース速報です。 ドナルド・トランプ大統領がうっかりミサイルを発射させたことを受け、ロシアが米国に対して宣戦布告しました。 ロシアは、「すでにミサイルの弾道を特定しており、必要な措置を講じてロシア国民と当国の戦略
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