効率よくエネルギーを燃やす「速筋」を鍛えるワザ 筋肉を増やす「成長ホルモン」の分泌促すコツは
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効率よくエネルギーを燃焼する「速筋」の鍛え方を専門家が解説します(写真:Pangaea/PIXTA)
筋トレ=ムキムキな体づくり、と思われがちですが、実は健康や美容にも欠かせません。年齢とともに体型が崩れたり、疲れやすくなったりするのは、筋肉の減少が大きな原因なのです。筋肉を味方につければ、体は確実に変わっていきます。無理なく続けられるシンプルな筋トレで、健康も美容も手に入れることができるのです。
テレビや雑誌などのメディアで健康情報を発信するトレーナーの坂詰真二氏の著書『眠れなくなるほど面白い 図解 筋肉の話: 筋肉のギモンを専門家が解説!』より一部抜粋してお届けします。
美と健康、若さの秘訣は「速筋」
筋肉とは一般に、関節をまたいで骨に付着した「骨格筋」をさします。
心筋や内臓筋などの不随意筋と違い、骨格筋は自分の意思で動かせる筋肉です。それゆえ、その人のスタイルや姿勢、健康状態までも左右する組織といえます。
骨格筋を構成する細長い筋線維には「速筋線維」と「遅筋線維」の2つのタイプがあります。
実は速筋と遅筋の収縮速度に違いはなく、異なるのは発揮できる力の大きさとその持続性。速筋は出力が大きく持久性に乏しい線維で、強度の高い運動をするときに働きます。
一方、持久性に優れるものの出力が小さい遅筋は、低強度の運動だけでなく、姿勢を支えたり、歩くときなど日常の動作の中で常に働いています(※次ページ。外部配信先では図解を閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)。
日頃使う機会が少ない速筋ですが、その役割は絶大。体に必要な熱を多く生み出すためにたくさんの糖や脂肪を使ってくれます。美と健康を保つためには欠かせない存在といっていいでしょう。
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