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夏の参院選大敗で「再び自民党総裁選」の現実味 石破首相の商品券配布問題で内閣支持率急落

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高額療養費見直しで政府方針が二転三転、商品券配布も明るみに。石破政権は参院選に向け茨の道が続く。

3月14日の参院予算委員会で石破首相は商品券配布について陳謝の一方、「政治活動ではない」と説明した (写真:時事)

石破茂首相が、昨秋の衆議院議員選挙で初当選した自民党議員15人に10万円相当の商品券を配布していた、と朝日新聞の電子版が3月13日の夜報じた。

驚いた。なぜならばかつて「石破氏からラーメン一杯ごちそうになったことがない」と同氏の吝嗇ぶりを旧石破派議員から聞かされていたからだ。石破氏が開催した懇親会は3日夜、首相公邸で行われた。その会食経費および商品券購入費は私費だったと説明するが、総額180万円余だ。「政治と金」の問題とは無縁の政治家という印象を抱いていたのだが。

国民民主が「支持率」で野党第一党に

最新のNHK世論調査(3月7〜9日実施)の政党支持率を注意深く見てほしい。月例調査で初めて、国民民主党の支持率が立憲民主党を上回った。国民は8.4%で、立民の7.5%をわずか0.9ポイントだが上回り逆転した。他社調査では昨年12月調査で国民が立民を抜いて、“支持率野党第一党”に躍り出ている。

読売新聞(12月13〜15日実施):国民12%、立民8%。朝日新聞(同14〜15日):国民11%、立民9%。しかし、NHK調査では12月が立民8.7%、国民7.9%、今年1月が立民8.1%、国民6.4%、2月が立民9.2%、国民6.8%と、立民が国民を上回る状態が続いていた。

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