産業技術総合研究所(産総研)と、ソニー、富士通、三菱重工業の3社が中心となって設立したネットワークロボットの普及推進団体「ロボットサービスイニシアチブ」(RSi、東京都港区)は29日、それぞれのロボット間ネットワークプロトコル(接続規格)の相互接続を図ることで合意したと発表した。 産総研では、ロボットを構成する機能要素の部品化に注目し、国際的なソフトウエア標準化団体の「オブジェクト・マネジメント・グループ(OMG)」で、ソフトの開発を進めてきた。一方のRSiは、2004年の設立以来、通信ネットワークを活用したパーソナルロボットを家庭や職場に普及させるため、各種サービスを共通で受けられるプロトコル仕様を策定してきた。 今回両者は、それぞれのプロトコル仕様に基づいて、ソフトやサービスの相互接続を進め、人と共生するタイプのロボットを広くカバーできるプロトコルスイート(接続規格の集合)の開発を目指