東京電力福島第一原発の事故現場に、ようやく国産ロボットが投入される。日本のロボットは「実戦経験がない」と信用されず、まず現場に入ったのは米国製だった。「ロボット王国・日本」の威信回復なるか。 投入さ
東京電力福島第一原子力発電所の事故調査に、人が近づけない場所で遠隔操作により情報収集ができる『防災モニタリングロボット』(通称『モニロボ』)が派遣されました。原子力安全技術センターが開発した無人ロボットで、文部科学省が東京電力に貸し出したもの。原子力防災訓練で試験利用した実績はありますが、災害現場へは初の出動となります。 『モニロボ』は、W800×D1500×H1500mm、重量約600kgという大きさ。毎分40mでキャタピラ走行できる本体にマニピュレータやカメラ、計測器を搭載します。無線中継機を利用して1.1kmまで離れた場所から遠隔操作が可能。 朝日新聞の報道によると、今回福島原発へ派遣されたのは赤いボディの『モニロボA』。3D映像やサーモグラフィー映像を撮影するカメラを搭載し、ほかに『モニロボ』共通仕様としてガンマ線の空間線量率、4台のカメラ映像、音、温度や湿度といった現地の情報を取
7月30日と31日の日程で、東北大学オープンキャンパスが行なわれた。オープンキャンパスとは主に進学希望の高校生を対象に研究室の研究内容を大学が直接公開するものだが、実際には誰でも参加できる。うち7月30日に行なわれた工学部機械系のロボット系研究室のツアーに混ぜてもらったので簡単にご紹介する。 ツアー形式の都合上、各研究室での滞在時間は限られており、残念ながらどの研究室もかなりの駆け足での見学だったが、日頃めったに見ることができない大学の研究室の雰囲気に触れ、高校生達は少々萎縮しながらも楽しんでいたようだった。訪問した研究室は全部で4つだ。 ● ヒューマノイドと宇宙ロボット ~内山・近野研究室 まずはじめに訪問したのは、内山・近野研究室だ。ドンドンドンと太鼓を叩く音が廊下にまで鳴り響いており、知っている人ならばすぐに「HRP-2」が太鼓を叩く音だと分かる。ロボットのボディのダイナミクスによる
開発された「Walking Partner Robot」。高さ1.1m、幅70cm、奥行き80cmのサイズで、重量は約70kg。「PBDR」と同じ、2色のカラーリングである 野村ユニソン株式会社と東北大学大学院小菅・平田研究室が共同開発した歩行支援ロボット「Walking Partner Robot」が、10月19日(木)~21日(土)に、長野県諏訪市の諏訪湖イベントホールにて行なわれた「諏訪圏工業メッセ2006」において発表され、デモンストレーションを行なった。 同社と同研究室はこれまでも共同で、「人とコミュニケーションができる、パートナーとしてのロボット」の開発を目指し、昨年の愛・地球博「プロトタイプロボット展」において、社交ダンスロボット「Partner Ballroom Dance Robot(PBDR)」を発表しているが、今回の「Walking Partner Robot」は、そ
3月10日公開 3月10日、東北大学、大阪大学、独立行政法人情報通信研究機構、株式会社IHIエアロスペース、株式会社映蔵は共同で、「災害地情報収集ロボットシステム」のプロトタイプのプレス公開を、IHIエアロスペース川越事業所の敷地内で実施した。 ロボットシステムの名前は「MURROS(ミューロス)」。Multi-purpose Rescue Robot Systemの略称だ。建物に近づくための大きな親ロボット「MURROS-Grande」と、建物内を探索する小さな子ロボット「MURROS-Piccolo」の2段構成で、たとえば都市で起きた地震などで、2次災害の危険性のあるビルに取り残された人を探索するといった用途を考えているという。 6輪独立駆動の親ロボットは子ロボットを2台搭載し、不整地を走破できる。長さ約7mの梯子、3次元レーザーレンジスキャナや全方位カメラからなる「吊り下げ式統合セン
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