「スタンダード市場上場の選択申請の決定に関するお知らせ」。2023年3月、スマホゲーム開発企業のマイネットがリリースを公表した。同社は東証プライム市場に上場しているが、近くスタンダード市場に移行すると表明したのだ。 プライム市場を捨て、自らスタンダード市場に「降格」する――。マイネットを皮切りに、こうした宣言をする企業が相次いでいる。4月末時点で、スタンダードへの移行を宣言したプライム上場企業は9社にのぼる。突如訪れた「降格ラッシュ」の背景に何があるのか。 プライム市場「背伸び組」 発端は、2022年4月の市場区分見直しにさかのぼる。プライム市場は3つの区分のうち最も上場基準が厳しく、高い流動性やガバナンスが求められる市場として発足した。 ところが、旧東証1部から横滑りでプライム市場入りした企業のうち、296社は時価総額や流動性などの上場維持基準を下回っていた。東京証券取引所は経過措置を設
「そもそも経済」、少し久しぶりの配信です。最近、日々の市場の動きが派手なのでどうしても目先の解説が多くなりがちなのと、会社設立など庶務もかさんでいたためです。 きょうはマーケットニュースでしばしば耳にする「VIX」です。「恐怖指数(Fear Gauge)」の別名もあります。 簡単にいうと「株安の警戒度」ですが、「そもそもどういう仕組みなのか」「VIXが上がればなんなのか」といったあたりは曖昧な方も多いのではないでしょうか。 ちょうどそのVIXが下記のように高くなっています。いまの相場の状況をつかむ上でVIXは重要です VIXそのものの説明やなぜ大事なのか、さらには歴史的な観点からVIXとどう向き合っていくのがいいのか、わかりやすくお話しします。 ◆ 恐怖指数さきほどのチャートは2021年~でしたが、もう少しズームアップしたチャートがこちらです。 S&P500が下がっているときにVIXが上が
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