東京都は、物価高で困窮する世帯への支援策として、所得の低い住民非課税世帯約170万世帯を対象に、1世帯当たり25キロの米を現物支給する方針を決め、12月都議会に提出する補正予算案に296億円を盛り込んだ。 東京都が11月18日に公表した12月補正予算案によると、低所得者への支援として「東京おこめクーポン事業~国産農産物を活用した低所得世帯への生活支援~」として、296億円を盛り込んだ。 物価高の影響を受けやすい低所得世帯の生活安定を図るため、国産の米25キロと引き換えられるクーポンを配付する形で支援する。専用申込のサイトかはがきで申込んでもらい、直接、食料品を自宅へ配送することにしている。全世帯に米25キロを支給する場合、全体の米の量は約4万3000トンになるという。米以外に野菜を選べるようにすることも検討している。 予算が成立し次第、米の調達先の選定作業など準備を始め、早ければ来年3月ご