まとめサイトと称するジャンルのコンテンツについて色々と論議がなされていますが、許可されていない抽出方法&引用元の明記もなしていない状態での、いわば「コンテンツの盗用」的なまとめサイトについて、色々と交わされたツイート等をまとめました。 一部指摘もありますが、これ、結局R18形コンテンツのサイトで問題視されてきた手法の、一般コンテンツへの転用ともいえるのですよね。 昨今の「まとめサイト」「コンテンツの盗用」などとも絡んで、決して浅くない、そして早急な対処が求められる問題だと思います。 続きを読む
我らがフリーソフトウェア財団が、最近W3Cに提案されたEMEという規格について警告を発している。EME(Encrypted Media Extensions)はウェブ上のメディアに対してDRMを持ち込む規格である。オー・マイ・ガッ!!なんということだろう。 なぜDRMがダメなのか。ウェブの良い点はHTMLという共通の規格によって、ブラウザーが違えど誰もが同じページを参照することができるということだ。どのようなOS、どのようなデバイス、どのようなブラウザでも関係ない。現在でもFlashが組み込まれたページという問題はあるものの、HTMLによる表現の共通化は割とうまくいっている。標準化が進むHTML5はさらにそのFlashも不要になる可能性を秘めている。DRMはウェブの良さを台無しにするからである。 EMEはそのような自由なウェブを真っ向から否定するかのような存在なのだ。 もし、HTMLにDR
※3/9に後半大幅に加筆修正しました。 以前のエントリでコンテンツはクラウド型へ移行するべきだと書いた。その際に、クラウド側のコンテンツはユーザに所有感を与えられるとも付け加えたが、どうしてなのかは十分な説明をしなかった。 ブックマークについたコメントをみていても、そのあたりの解釈にいろいろ個人差があるようで、あらためて、僕が考えるクラウド型のコンテンツサービスのモデルについて説明をしたい。 まず、最初に誤解されていると思ういくつかの点について、僕の考えを述べさせて欲しい。 ・ クラウド型のコンテンツサービスは別に全部ストリームでやれといっているわけではない。 ・ ユーザに不便を強いるだけのDRMが無意味といっているだけで、DRM自体を否定しているわけではない。クラウド型のコンテンツサービスはむしろDRMと組み合わせたほうが相性がいい。 以下にまとめて説明する。 クラウド型のコンテンツサー
HTML5などのWeb標準技術で現状簡単には対応出来ないものの一つがコンテンツの著作権保護だ。HTML5のビデオやオーディオ要素についても一時騒がれていたコーデックの統一などはWebMの登場などもあってだいぶ落ち着きつつあるが、著作権保護、すなわちDRMについては現状まだ決定打が無い。 そもそもDRMはコンテンツをコンテンツホルダーが付与した権利を超えて利用することを防ぐ技術だ。多くはライセンスを付与した対象者以外の人が利用することや対象者であっても許可された以外の使い方をすることを防ぐために利用される。後者には利用するデバイスを制限したり、許可されたデバイス上で閲覧(表示)は出来るが、テキスト部分のコピーを許さなかったり、印刷を許可しなかったりなどが行われる。 DRMはキリがない。優秀すぎる技術、柔軟すぎる技術は使う側をわがままにさせる。良く言われるように、セキュリティやプライバシー、コ
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