文/山東省の大法弟子
【明慧日本2024年9月10日】私は2020年初めに大法の修煉を始め、新たな人生を与えてくださった師父の慈悲深い済度に感謝します。
20歳前後まで、私は頑固な無神論の「小粉紅」(中国の熱烈な愛国主義者)でした。しかし、その後多くの出来事を経験し、様々な変化が訪れました。特に母が重病で亡くなるまで、長年にわたり病苦に耐えていた姿を目にし、人が生きることはとても辛く、苦しいだけで、意味のないものだと感じるようになりました。時には自殺を考えたこともありましたが、家族のことを思うと、それでもなんとか苦しみに耐え続けるしかありませんでした。
長年の憂鬱状態に加えて、仕事や生活のストレスから、私は深刻な頚椎症、関節炎、乳腺増殖症、胃腸炎などの病気を患いました。時には首から下が痛みで動かなくなり、雨の日には膝の関節が痛み、脾胃も虚弱で、少しでも冷たいものを食べると下痢になってしまうほどでした。中医学も西洋医学も試しましたが、どれも根本的な治療にはなりませんでした。体調はますます悪化し、生きることがあまりにも辛く感じました。
しかし、2019年の年末に運命の歯車が回り始めました。夫の支持を得て、私は起業を決意しました。店舗を探し、多くの場所を見たものの、どこも適していないように感じました。最終的に選んだ店は、以前、同僚が経営する店の隣にある店舗でした。その同僚は昔からとても信頼していた人物で、人柄も良く、明るく助け合う性格で、気性も穏やかでした。彼はかつて一緒に働いていた時から、同僚や上司にも好かれていました。後になって彼が大法弟子であることを知り、だから彼の人柄が特別良かったのだと分かりました。
2019年12月末、私はこの店舗を借りて起業をスタートさせました。同時に、私の修煉の道も開かれました。初めての土地で店を開くことになり、周りには知り合いもいませんでしたが、幸いにも以前の同僚が近くにいて、何かと助けてくれました。仕事が終わり、一緒に食事をしながら雑談をしているとき、私はこれまで抱いていた生命や宇宙に関する疑問を彼に話しました。彼はそれらすべてに対して、忍耐強く答えてくれました。当時、私はとても驚きました。彼はそれほど高学歴ではないのに、どうしてこんなに深い答えを持っているのだろうと感じたからです。彼は「大法の本を読んでこんなに多くのことを知った」と答えました。彼はさらに、大法に関する多くの真相を話してくれ、その時、私は自分がずっと中国共産党に騙されていたことに気付きました。私は「大法がこんなに素晴らしいのなら、もっと早く教えてくれればよかったのに」と言いました。彼は「当時あなたはまだ若く、言っても信じなかったかもしれない。今タイミングが来たのだ」と言いました。そして彼は『轉法輪』という本を私のために取り寄せてくれて、「この本を読めば全てが分かる」と言いました。
2020年の初め、旧正月の期間中に、ちょうど新型コロナウイルスの大流行が起こり、街は封鎖され、店は営業できなくなりました。最初、私はとても落ち込み、焦っていました。せっかく店を借りたのに、封鎖で商売ができなくなったらどうしようと悩んでいたのです。しかし、考え直してみると、師父が私にこの店を開くように導いてくださったのだから、きっと何か理由があるのだろうし、簡単に続けられなくなることはないだろうと思いました。その同僚も「あまり心配せず、心を落ち着けて」と言ってくれました。そこで私は家で落ち着いて過ごすことにし、昼間は家事をこなし、夜は法を学びました。翌日、私は自分の足に少し異変を感じました。まるで暖かい大きな手が膝に当てられているような感じで、熱く、少し痛みもありました。以前、膝を怪我していて、冷えにとても敏感だったのです。私は同僚に電話して尋ねると、「それは良いことだ、師父があなたを助けてくださっている証拠だ」と言われました。その時は何が起こっているのか分かりませんでしたが、師父の法身が弟子の体を浄化してくれているとは知らなかったのです。しかし、心の中ではとても嬉しく感じ、「私は師父に守られている」と実感しました。
私は毎晩『轉法輪』を読みました。時には深夜の2時や3時まで読んでも、全く眠くならず、読むほどに心が明るくなっていきました。本に「返本帰真することこそ、人間としての本当の目的です」(『轉法輪』)と書かれているのを見たとき、私はようやく人が生きることの本当の意味を理解しました。第七講の「殺生」に関する部分を読んだとき、自殺も大きな罪であることを知り、長い間泣きました。自分がこれまで自殺せず、苦しい時期を乗り越えてきたことが、どれほど幸運なことだったのかを実感し、人生の真理にたどり着き、永遠に得がたい大法に出会う機会を得られたことに、深く感謝しました。
修煉を始めてから、師父は私の身体を浄化し、心を清めてくださいました。以前は、病弱でしょっちゅう薬を飲み、自己を卑下しやすく、敏感で疑い深く、常に不安や焦りを感じ、ネガティブな思考にとらわれていた私が、今では健康で楽観的に、正しい人生観・世界観・価値観を持つ修煉者へと変わりました。毎日、師父の大いなる慈悲に包まれて生きていることに、私はとても幸運だと感じています。
法を学んでから、私は生命の貴重さを理解し、大法弟子としての使命も理解しました。師父が私を地獄から救い出してくださり、再び新たな人生を与えてくださったことに、心から感謝しています。弟子として、精進して実修し、真相を多く伝え、人々を救うことでしか、師父の慈悲深い済度に報いることはできないと感じています。
今、多くの若者が無神論や進化論の毒にさらされ、生命の尊さを知らず、輪廻転生の存在も知りません。少しプレッシャーや悩みに直面すると、自殺を考え、死ねば解放される、苦しみがなくなると思い込んでいます。それは本当に哀れで残念なことです。自殺では問題は解決せず、さらに大きな罪を作り出すことになることを、彼らは知りません。人間の身体を得ることは非常に難しく、この中国で生まれ、佛法に出会うことはさらに難しいのです。今後、もっと多くの若者が生命の尊さと大法の素晴らしさに気づき、生命を大切にし、中国共産党から遠ざかることを願っています。