ベンチ(英語: bench)は、伝統的には背もたれの無い腰掛け(腰を下ろすための台)の一種を指す。しかし現代では、横に長い椅子の形状をした腰掛けをも指す。 ベンチは、広場や公園、街路樹のある場所、待合室、駅のプラットホームなどといった、公共空間に設けられていることが多い。ベンチの設置者は行政や管理団体などであるが、これらに対して個人から寄贈されたものもある[2]。 ベンチの素材には、すべて木製のもの、すべてコンクリート製のもの、すべて鉄製または鋳物製のもの、これらの素材を組み合わせたものなどがある[2]。木製のベンチには、幅広い一枚板の木材を使用したものから、幅の狭い板を数枚並べて固定しているものもある[2]。使用材に通常の木材ではなく、腐食や割れ、天候による影響に強い人工木材(木粉入りオレフィン系樹脂やSGFウッド(ガラス長繊維強化プラスチック発泡体)など)を使ったものもある[3]。また