映画監督の黒澤明さんが機体の塗装を手がけたことで知られ、ローカル路線で活躍してきた、日本航空のMD90型機が30日で「引退」します。 MD90型機は、およそ150人乗りのジェット旅客機で、日本エアシステムが、平成8年から就航させました。 今は、合併後の日本航空の塗装ですが、当初は、映画監督の黒澤明さんが描いた虹をイメージしたデザインで塗装され、話題を呼びました。 また、ドアの位置が地面に近く、タラップが無くても乗客が乗り降りできることなどから、設備に乏しい離島の空港など、ローカル路線を中心に活躍してきました。 多いときには16機が日本の空を飛んでいましたが、去年1月から順次、退役が進み、30日で全機が「引退」します。 羽田から奄美行きの便に乗る68歳の男性は、「この旅客機に乗って、仕事で国内を飛び回っていましたが、当時の虹のデザインが印象に残っています。きょうで最後なので感慨深いです」と話
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