電通マンが見たタワマン「管理会社」驚きの"実態" 管理組合として頼れない事象が次々と明らかに

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タワマン理事長 - ある電通マンの記録
理事会や総会への参加は、住民同士の交流を深めるきっかけにもなります(写真:四ッ谷/PIXTA) 
首都圏で念願のタワーマンションを購入した電通マンが、ある日突然マンション管理組合の理事長になってしまった――。理事長就任後、管理会社がほとんど役に立たないため、クレームやトラブルを一手に引き受けることとなるが、電通マンとしての課題解決力で任期を乗り切れるのか!?
タワマン理事長 - ある電通マンの記録』より一部抜粋・編集してお届けします(全3回。今回は3回目)

工事の度に「相見積もり」

電通で仕事をしていると、案件を進めるにあたり、毎度いろんなところから相見積もりを取って、金額の妥当性を確認します。安く請け負ってくれるかどうかよりも、適正な金額であるか、相場感を知るための作業です。

マンション管理組合が発注する工事や設備の交換などは、管理会社からもらった見積もりをもとに、理事会で発注の判断をします。

金額が大きければいくつかの業者から相見積もりを取る運用になっていますが、ふだん電通で相見積もりを取りまくっている私の目には、それも形骸化しているように見えました。

管理会社が出す見積もりは、他社の見積もりと管理会社の見積もりを比較するような内容で、「ん? 相見積もりとは……?」と思わざるを得ないようなものだったのです。

そこで導入したのが、「マンション管理士」です。

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