大阪・関西万博会場。大屋根「リング」の周辺が一部、海水で満たされた。リング内側が「ウオータープラザ」、外側が「つながりの海」=大阪市此花区で2025年3月8日午後0時26分、本社ヘリから大西岳彦撮影 大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会は10日、大屋根「リング」が海水と接している部分の護岸計1・1キロのうち600メートルで、浸食被害を確認したと明らかにした。2月に海水の注入を始めたばかりで、強風による波などでえぐられたとみられる。リングの安全性に影響はないが、護岸を砕石で覆って保護するなどの対策を検討する。 浸食被害は2カ所で見つかった。会場南側の「ウオータープラザ」と呼ばれるエリアのリング内側の護岸約500メートルのうち東側約120メートルと、「つながりの海」と名付けられたエリアのリング外側の護岸約600メートルのうち西側約480メートル。いずれの護岸も水面から2メートルの高さまで