唯色 ツェリン・オーセル(tse ring od zer, 茨仁唯色、1966年 - )は、中華人民共和国・北京市在住のチベット人作家(国籍:中国)。原籍は東部チベット・カム地方のデルゲ[1]。北京在住の中国人作家・王力雄の妻。 チベット人は通常姓を持たず、「ツェリン・オーセル(tse ring od zer, 茨仁唯色)」全体が名であるが、みずから前半部を省略して「od zer (唯色)」と名乗ることもある[2]。また、アルファベット表記でwoeserも使用している[2]。 最初に日本語訳された著書『殺劫(シャーチェ)』では、「ツェリン・オーセル」「オーセル」との表記が並行して使用された。他に、日本語ではウーセルともカナ表記される。 1966年、チベット自治区のラサ市にて誕生。1988年、四川省成都石の西南民族学院漢語文学部を卒業。「甘孜報」(四川省甘孜蔵族自治州の地元紙)の編集者・記者