6月17日、サイボウズは3回目となる技術説明会を開催し、cybozu.comを支えるインフラについて説明した。「大規模化にともなう痛み」をテーマにしたセッションでは、インストールの自動化、新規申し込みやバックアップ/レプリケーションなどの高速化などの取り組みを披露した。 アクセス増・データ量拡大にともなう成長の痛み 冒頭登壇したのはサイボウズ 運用本部 サービス運用部 副部長の萩原利士成氏。萩原氏は、クラウドインフラに特化した開発部隊である「Hazamaチーム」は所属。アプリケーションと物理インフラのまさに狭間で、自動デプロイやリハーサル、モニタリング、ミドルウェア開発などを手がけているという。萩原氏は自前のクラウドインフラで提供されているcybozu.comのアーキテクチャと現状に関する説明からスタートする。 cybozu.comは、アプリケーション、DB、ストレージで構成された「サービ