札幌市保健所は17日、アルカロイド性有毒成分を有するイヌサフランを誤って食べたとみられる札幌市内の2人が死亡したと発表した。イヌサフランはギョウジャニンニクに似ており、北海道内では過去10年間で17人の食中毒患者が発生。このうち7人が死亡しており、市保健所は「確実に食用と判断できない植物は食べない…
茨城県東海村舟石川の村道沿いに「あへん法」で栽培が禁止されているアツミゲシが咲いているのを、同村の保育園児、大曽根諒ちゃん(5)が見つけた。草花が大好きで、車窓から見ただけで瞬時に判別。「危険な花が身近に咲いていてびっくりした」と話した。県ひたちなか保健所職員が13日までに全て抜き取った。 アツミゲシは地中海沿岸原産。麻薬の原料となるモルヒネを含有しているため、同法で栽培などが禁止されている。 父親の泰人さん(36)によると、諒ちゃんは保育園帰りの今月8日午後6時ごろ、泰人さん運転の車から外を見ていた際、沿道に咲く薄紫色の花を発見。瞬時に「アツミゲシだ」と叫んだ。 諒ちゃんは「図鑑を見て覚えていたので、すぐに分かった」と話した。泰人さんは「走行中の車内から一瞬で見つけるとは」と驚いた様子で語った。 諒ちゃんは、泰人さんと散歩するたびに見かけた植物を図鑑で調べる大の草花好き。中でも、ヒガンバ
そもそも植物標本とは、どのようなものなのでしょうか? 標本作りには、 1.植物を採集し、新聞紙に挟んで乾燥させる 2.採集地や採集年月日、採集者などの情報を記入したラベルを作成し、植物と新聞の間に挟む 3.乾燥させた植物とラベルを、台紙にテープなどで貼る といった工程が必要となり、完全な植物標本とは乾燥した植物を台紙に貼り、採集地、採取者名などのデータを記載したラベルをつけた形態で保管されているものをいいます。 1.と2.は、植物を採集した本人が行う必要があり、3.の作業は台紙に貼るだけですむので、採集者以外の人でも行える作業です。 特に2.の採集地や日付などの詳細なデータは、採集した本人にしか分からない情報であり、ラベルは標本の命といえます。 牧野富太郎は、標本の整理をほとんどしませんでした。 彼が行ったのは植物を新聞紙に挟んで乾燥させるところまで。自宅に保管されていた標本にはラベルがな
府中市郷土の森博物館のヒガンバナが今年も見頃を迎えています。 以前から秋のヒガンバナで地元に愛されてきた府中市郷土の森博物館ですが、一昨年あたりからエリアを拡大して新たに球根を植え、以前までの1万株からなんと現在は35万株まで増やしたとのこと。 昨年は20万個の球根を植えたというツイートがあったので、さらに14万個植えたのかな……? (少し前になりますが)ヒガンバナの球根20万個、植え終わりました!!実は、昨年から今年にかけて職員の手で球根を植えていました!場所は大階段上の梅園。そして、その球根たちが花を咲かせ始めました(*^^*)✨今年はどれくらい咲いてくれるでしょうか♪ ※全体の見頃はまだ先です。#ヒガンバナ #花 pic.twitter.com/z61CaLlcUc— 府中市郷土の森博物館【公式】 (@kyodo_no_mori) 2022年9月7日 今年2023年からは、「郷土の森
胡蝶蘭自体が狂ってる訳じゃないんだけどね(蘭の生態がユニークであるということは同意する) 狂ってるのは値段だ。 一般的に開店祝いなどで送られる贈答用の胡蝶蘭は花が一つついている毎に5000円くらいの価格がする。 5つ花がついていれば2万5千円とか。 かなりの高級植物だ。 そんな胡蝶蘭も当然植物なので花が終わる。 花屋などに仕入れられ、売れ残ったまま花が終わってしまった胡蝶蘭がいくらで売られているか知っているだろうか? 概ね300~500円だ。投げ売りにもほどがある。 ついこの前まで2万5千円で売られていた植物が300円で買える。狂ってる。 大体、2万5千円で売られているときのあの着飾ったような仕立て方は、胡蝶蘭の植物としての魅力を損なっている。 花の数で値段が決まるなんて馬鹿げている。花なんか飾りだ。 胡蝶蘭は何といってもビシッとした濃緑の葉っぱ。そしてタランチュラのような獰猛な根っこが魅
結局俺は、洒落たハイソな店でウインドウショッピングとか、立派な劇場で高尚な観劇とか、空いた時間でボルダリングとか、そういう都市的なアクティビティには興味がなくて、ただ植物園に行ってウロウロして、でけえ温室に入りてえだけなんだよな 植物園って、人が並んでねえ入り口で高くて400円程度のチケットを買うところからもう始まってんじゃん 800円とか1200円とかじゃなくてさあ、300円とか400円とか、ヘタしたら温室入らねえならタダだったりするわけじゃん その、やっすい入場料を払いながらよ、受付のある事務所に設営された、葉っぱの栞を作ってみよう!とか、まつぼっくりを拾おう!みたいな企画を目の端に捉えてさ、ヒア・イット・ビギンズ、俺の一日が始まるということになる 植物にそんなに言うほど興味ねえし、オフシーズンに来てるからさあ、実際園内に入っても、解像度はずっと低いままなんだよ 時期が良けりゃ花が咲い
けしには、法律で栽培が禁止されている「けし」と、植えてよい「けし」があります。 過去に、栽培が禁止されているハカマオニゲシ(Papaver bracteatum Lindl)が、誤って県内で販売されていたことがありました。 苗をお求めになられて、次のような花が咲きましたら、苗の販売店又はお近くの保健所(名古屋市内は愛知県庁医薬安全課)にお知らせください。 初夏に、径9~12cmの鮮やかな深紅の大きな花を咲かせます。花びらは4~6枚で、基部に黒紫の鮮明な斑点があります。 花びらのすぐ真下には4~6枚のハカマ(苞葉)があります。これは、果実ができて、果実の下の茎(果梗)が枯れるまで残り、ハカマのように見えるので、「ハカマオニゲシ」の名前の由来となりました。 草丈は60~100cmで、葉や茎全体が白く硬い毛で覆われています。 葉は濃緑色で、鳥の羽のような形に深く切り込んでいます。地面に近い部分の
島根県生まれ。毛糸を自在に操れる人になりたい。地元に戻ったり上京したりを繰り返してるため、一体どこにいるのか分からないと言われることが多い。プログラマーっぽい仕事が本業。(動画インタビュー) 前の記事:ぬいぐるみが浮いてる名古屋の商店街が楽しい > 個人サイト それにつけてもおやつはきのこ ちゃんとしてない園芸本があってもいいはず 園芸に限らず趣味系? 暮らし系? の本や雑誌ってどれもきちんとしたことが書いてあって、読んでるうちに「こんな風にできたら苦労しねえよ。ケッ……!!」みたいな気分になってしまいがちだ。なので、苦手側寄りの、ダメな感じのことばかり言ってる園芸雑誌を作ってみた。 園芸雑誌っぽい見た目になるよう頑張ってみた(表紙と目次) 内容サンプル 記録は主に2021年初夏から22年春ごろ。なんの知識もなく植物を育てようとした日常を32ページにまとめてみた。「知識もなく育てるな」とい
植物を枯らさない最低限のコツ水: 完全に土が乾いたら鉢底から水が出るまでたっぷりあげる 光: なるべく窓際で光を当てる 風: 風通しがいい場所に置く 主にこの3要素だ。 水かわいがって毎日水をあげてしまって根腐れして枯れる。植物を枯らしてしまう人のほとんどがこれらしい。 大事にしているのに枯れてしまうというならまず水やりの頻度を見直すべき。 園芸には「水やり三年」との言葉もあるくらい。基本だが、それゆえに難しい。 とはいえ心配はいらない。とにかく土が乾くのを待てば良い。 土を1~2cmほじってまだ湿り気があればその鉢は水を必要としていない。土の表面が完全に乾くまでグッと我慢する。 土はほとんどの植物では、ある程度水はけのいい土が良い。土が乾くと根は水を求めて成長するので、水はけがいい方が「乾く→水やり」のサイクルを増やせるし、根腐れの心配も軽減される。おすすめは「プロトリーフ室内向け観葉・
アガベ(リュウゼツラン)って時々名前は聞くけどどんな植物なんだろうって思っている方は多いのではないでしょうか。世界的に有名なお酒テキーラの原料であり、とても不思議なお花の咲かせ方をするアガベ(リュウゼツラン)。アガベ(リュウゼツラン)の種類から育て方もご紹介します。とっても個性的なアガベ(リュウゼツラン)をもっと身近に感じてみませんか。 目次 アガベ(リュウゼツラン)の基本情報 不思議でちょっと切ないアガベ(リュウゼツラン)の花 アガベ(リュウゼツラン)と言えばテキーラ アガベ(リュウゼツラン)の種類 アガベ(リュウゼツラン)とアロエは仲間なの? アガベ(リュウゼツラン)の基本的な育て方 アガベ(リュウゼツラン)の基本情報 アガベ(リュウゼツラン) 科名:リュウゼツラン科リュウゼツラン属 学名:Agave 英名:Agave 和名:竜舌蘭 分類:多肉植物 アガベ(リュウゼツラン)は、日本語で
竹を枯らす方法(竹やぶを廃止して開墾する方法) 竹は生命力が強くて、放おっておくと竹やぶ(竹林)になってしまいます。竹を枯らすには色々な方法がありますが、なかなか完全なものはありません。竹を地上高約1mで切って枯らす方法や除草剤を使って竹を枯らす方法や重機で掘り取る方法などがあります。 竹を地上高約1mで切って枯らす方法(切ってから半年後の写真) 冬の間に竹の地上高約1m付近を切っておくと、半年後にはこの写真のように、吸い上げた 養分楽天 や水分が竹を切った部分から吹き出してきます。この竹の種類は真竹だと思います。 地下茎に蓄えた養分を消費してしまって枯れるというのは本当のようです。竹の切り口から泡のようになって外に出ています。夏の間に全て出てしまって枯れてしまいました。 よく見ると、竹を切った時に竹が割れているものでは、切り口から泡が出ていません。これは、1mで切ったことにならないか
趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー) 前の記事:ほぼ栃木県民だけが寵愛するキノコ、チチタケの謎を探る > 個人サイト 私的標本 趣味の製麺 ヤマクラゲを知っていますか ヤマクラゲをご存じない方、ちょっとピンとこない方もいると思うので、まずはヤマクラゲの説明をしよう。 居酒屋の突き出しとして、あるいはお弁当の漬物として、たまに見かける味の濃い食べ物だ。ヤマクラゲというだけあって、中華料理の前菜にでてくる半透明のクラゲに似て、歯ごたえがよくコリコリしている。 その名前は知らなくとも、一度くらいは見たこと、食べたことがないだろうか。ただザーサイやアーモンドのように、その正体をよく知らないままに食べている人が多いのでは。かく言う私もその一人だ。 正体不明のパッケージ。小さいパックが売
最近、注文をしていないのに海外から種子が郵便などで送られてくる事例があるようです。 植物防疫法の規定により、植物防疫官による検査を受けなければ、種子などの植物は輸入ができません。輸入時の検査に合格した場合は、外装に合格のスタンプ(植物検査合格証印)が押されます。 もし、輸入検査を受けていない(外装に合格のスタンプのない)植物が届いたら、そのままの状態で、最寄りの植物防疫所にご相談ください。 なお、心当たりの無い種子が届いても、庭やプランターなどに植えないでください。また、種子がビニール袋に入っている場合は、ビニール袋を開封しないでください。 ※送料をご負担いただけるのであれば、最寄りの植物防疫所に送付してください。植物防疫所で廃棄処分いたします。 ※植物防疫所では、植物以外の物品の処分は致しかねますので、ご理解の程、よろしくお願いいたします。 ※外装が未開封の場合、配達後に受け取りを拒否す
D850 + Carl Zeiss Otus 1.4/28mm, ISO 2500, F 1.8, SS 6 sec こんにちは、Circulation - Cameraです! この時期は彼岸花が無性に撮りたくなりますよね~。あの深紅の美しい色合いといい、妖しいフォルムといい、どう考えてもカメラマンを誘ってますよね (笑) 他の方のブログをみてもいろんな彼岸花写真がアップされていますし、私も便乗して1枚アップさせてもらいます♪ 先日、星撮りのために千葉を走っていたときのことです。海岸に抜ける細い道をゆっくり走っていたら、ヘッドライトに照らされて、何本かの彼岸花がさりげなく咲いているのが運転席から眼に留まりました。 なんだか気になって、車を停めて近寄ってみると、完全な無風状態で、ローアングルで撮影すれば星空とコラボできそう! 花と星空をセットで撮るのは結構条件が揃わないと難しいので、この機会
矢野修一 農学研究科 助教、中井友也 農学部生(研究当時)は、ヤブガラシというつる草が、ハダニによる加害を防ぐため、ハダニのいる植物には巻きつかないことを世界で初めて発見しました。 自重を支えるために周りの他植物に巻き付くつる草は、他植物と触れる際に想定される災害に備えるべきです。ナミハダニという歩行性の害虫がいる植物につる草が巻きつくと、ハダニがつるを歩いてなだれ込み激しく加害されます。 本研究グループは、アサガオのつるとヤブガラシという雑草の巻きひげが、ハダニがいる植物を避けるかどうかを調べるため、コマ落とし撮影でつる草が動く方向を見極めて、その予測進路にハダニがいるマメ株、またはいないマメ株を置いて巻きつく割合を比べました。アサガオはどちらにも巻き付きましたが、ヤブガラシの巻きひげはハダニがいるマメ株に触れると巻き付かずに離れました。つまり、ヤブガラシがハダニのいる植物に巻きつくこと
各地で満開を迎えている桜「ソメイヨシノ」の全遺伝情報(ゲノム)の解読に、京都府立大や島根大、かずさDNA研究所(千葉県)の研究チームが成功した。ソメイヨシノの祖先が552万年前に異なる種に分かれた後、百数十年前の交雑で再び一つになった誕生のルーツがわかったという。 ソメイヨシノは全ての木が同じDNAを持つクローンで、原木から接ぎ木や挿し木で増やされてきた。交雑で生まれた雑種のため、ゲノムが複雑で解読が難しく、研究があまり進んでいなかった。 そこで研究チームは原木と推定される、東京・上野公園のソメイヨシノから、許可を得て葉を採取。葉の細胞のDNAを調べ、ソメイヨシノのゲノムが約3億5千万塩基対あることを突き止めた。 島根大が持つ桜139品種の…
<はじめに> 明仁天皇陛下を筆頭著者とする皇居のタヌキの食性に関する論文(英文)が公表された。このことが報じられてから、複数の人から「タヌキの食性を調べるってどういう意味があるんですか」とか「新種発見とか絶滅危惧種ならわかるんですが、タヌキって珍しくないんじゃないですか」といった質問をもらった。それは私自身に対する質問でもあるような気がした。多くの人がこの論文に興味を持ちながら、学術論文であるからと敬遠して目にすることがないのは残念なことだ。そこで、タヌキの食性を調べてきた者としてこの論文の解説と感想を記してみたい。 <動物の食性を調べること> タヌキの食性、つまり「何を食べているか」を調べることはタヌキに関する生物学のひとつの項目である。分類学、形態学、生物地理学、行動学など、それぞれの分野についてタヌキで調べる価値がある。食性解明は、生物学の類型でいえば生態学の項目のひとつといえる。調
■『サボテン』ポルノグラフィティ 手がかりは「やわらかいトゲ」「今ごろ…痛い」であり、ウチワサボテンの一種と推定される。「金烏帽子」「白桃扇」などだろうか。ウチワサボテンには柔らかく短いトゲがたくさん付いているものがあり、触れるとそれが刺さりっぱなしになってしまい、ふとした時に痛みを感じる。 私はそれを知らずに素手で植え替えをしてしまい、夜中チクチクと痛みに悩まされることとなった。ホームセンターなどで広く販売されているので、触れる際には気をつけるべきだ。不意に軽く触ってしまっただけでもトゲが刺さっている場合がある。 ■『サボテンの花』チューリップ 手がかりは「君がそだてたサボテンは小さな花をつくった 春はもうすぐそこまで」「この長い冬が終わるまでに」と冬に花を咲かせる品種であるのが明示されていること。と言うわけで、シャコバサボテン(ジャコバサボテン。間違えていた。コメントより。ありがとう。
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