はてなキーワード: cortexとは
https://note.com/beatangel/n/nf3cc050ac5ba
男性の脳の総容積は平均して体格差を考慮しても男性の方が大きく、1般的に女性より大きいことは以前から
一般においてもwikipediaに脳の容積に性差がある記述があるぐらいには既知なので
学問の世界で否定する人はおらんのでは?タブーでもなんでもないと思う、高卒だしアカデミアの世界は知らんけど
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S014976341500250X?ref=quillette.com
因みに研究分析によれば脳の総容積の違いはIQの分散(違いを説明する為の因子としてどの重要か)の約16%を占めるそうである。
ソースとしている論文のハイライトにはBrain size is not a necessary cause for human IQ differencesとあり
技術の進歩により脳の大きさとIQの相関が今まで言われていたよりずっと小さいことが分かったと書いてある
また、この論文は最後に「However, invoking the literature on cross-species comparisons and primate cognitive evolution to argue for brain size as an isomorphic proxy for human intelligence differences is not warranted. Such assumptions are」と釘を刺しているが
なぜ釘を刺さないといけないのかということを彼自身が証明してしまっている…
2015年に504人の調査では子供において負の相関関係(皮質が薄いほど認知能力がある)が確認された。
このような事実は何故物議を醸すのか?
女の脳は男よりも厚い、しかし、薄いほど認知能力がある、よって女は男より認知能力が劣ると言いたいようだが
These findings suggest that intelligence may be more related to the magnitude and timing of changes in brain structure during development than to brain structure per se, and that the cortex is never completed but shows continuing intelligence-dependent development.
単純に薄いほどIQが高いという話ではなくどのタイミングで薄くなるかということが重要な様
In the more intelligent young adults, this relationship reverses so that by the age of 42 a thicker cortex is associated with higher intelligence
https://note.com/beatangel/n/nd0232cdd3c61
女性の発達障害について2昔前は「発達障害は男性的な特徴の過剰化が原因であり、従って女性にはあまり存在しない(極端な男性脳)」と言われてきた。
しかし、発達障害概念の広がりに伴って女性当事者が増え始め、また脳の状態をスキャンするとそこまで男女比がないことなどが明らかになり、
1昔前は「女性当事者はソーシャルスキルに優れているので発達障害症状を誤魔化せてしまい、周囲から気付かれにくい」と言われてきた。
しかし定量的に比較した結果、ソーシャルスキルに性差がないことが判明し、
今(2021年)では「女性はジェンダーバイアスによりコミュ障でも男性より好意的に見られやすく、また良いも悪いも女性社会の強烈な同調圧力により逸脱を抑え込まれてる」説が唱えられている。
彼は以前の記事でこのように書いている、ASDおよびADHDの男女比に大きな偏りがあるがそれは脳の性差ではないと
しかし、彼が一番最初に示した論文は違うことを言っている、脳の容積以外にも様々なデータをとり脳に性差があることを示し
それらが一部の精神疾患における男女の偏りの原因を解明する一歩になるのではないかと、論文中でも以下が言及されている
Why Are Autism Spectrum Conditions More Prevalent in Males?
https://journals.plos.org/plosbiology/article?id=10.1371/journal.pbio.1001081
もちろん、認知症のように女が男より多い疾患もありそれらにも言及されているし
脳の性差がこれらと関連していると決定づけているわけではない
彼の良い所はソースを示してくれること、実際、興味深いものが多いが
記事の信ぴょう性は薄いというのが個人的な感想、どうもチェリーピッキングしてるっぽいから自分で論文読めばいいと思う
アンチフェミニズムを拗らせた結果、憎んでいる相手と同じになっていないか?
一番古い5年前のnoteを読んでみたがこの時の彼は好印象だった
「アウトオブオーダー実行など、ARMは高性能コンピュータで必要な技術を富士通から取り込んで」は妄想では?
アウトオブオーダー実行を実装した ARM Cortex-A9 は2007年出荷で、これは京が完成した2012年よりも5年も早い。
当然、富士通製 ARM プロセッサである A64FX の開発開始よりはるかに早い。
この一文で、文章全体の信憑性がガタ落ちした気がする。他も信用できないかな。
前半はまあまあ合ってそうだったのに。
でも前半も2014年ソシオネクスト分社で半導体撤退は書きすぎ。
富岳の A64FX を設計したのはソシオネクストじゃなくて、富士通本体でしょ。
ソシオネクスト分社後も、少なくとも富岳稼働の2020年頃までは、富士通本体にCPU設計部門は残ってたはずよ。
アウトオブオーダーじゃなくて、SVE って書いておけばバレなかったのにねえ...
2023年にもなって男脳女脳とかいう妄想・偏見は見たくないです
▼第5回 「男脳」「女脳」のウソはなぜ、どのように拡散するのか | ナショジオ
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/17/020800002/021400005/?ST=m_lab
次に自我は脳に物理的にないです。あるというなら指で指し示してみてください
あと、何度も何度も同じこと書くけど、すべては単なる反応で、身体や環境的文脈から完全に独立した脳機能は皆無なの
脳の反応よりも先に身体が動くという研究はいくつかあるのですきなの拾って読んで
なによりも、人間の臓器が自律的に活動することは、脳がなくても可能なこと、
しかし、認知・気分・感情という現象は、その臓器の影響を強く受ける認識を持ってもろて
- Haggard, P., Clark, S., & Kalogeras, J. (2002). Voluntary action and conscious awareness. Nature Neuroscience, 5(4), 382-385. doi: 10.1038/nn827
- Soon, C. S., Brass, M., Heinze, H. J., & Haynes, J. D. (2008). Unconscious determinants of free decisions in the human brain. Nature Neuroscience, 11(5), 543-545. doi: 10.1038/nn.2112
- Fried, I., Mukamel, R., & Kreiman, G. (2011). Internally generated preactivation of single neurons in human medial frontal cortex predicts volition. Neuron, 69(3), 548-562. doi: 10.1016/j.neuron.2010.11.045
ただ、物理的に無い、科学的証明出来ない・・・・とは言え、自我という現象があることは人類みな認識し、気のせいとは扱わないよね
<であれば〜>と続くのが前回の増田な訳だが、お分かりいただけただろうか?
ちなみに脳に物理的に自我があると譲らないのであれば、食用に解体されお肉になった豚の脳が復活した時、
[Nature]Pig experiment challenges assumptions around brain damage in people
https://www.nature.com/articles/d41586-019-01169-8
[日本語記事][Nature ダイジェスト]死んだブタの脳を体外で数時間生存させることに成功
⭐️日本語記事のタイトルの通り、食用に解体されお肉になった豚の脳が復活
> 研究チームは、BrainExに組み込んだブタの脳が6時間でどの程度回復できるかを調べた。
> その結果、保存液を注入しなかった対照群の脳の細胞は崩壊してしまったのに対し、
> BrainExに組み込んだ脳では個々の細胞や部位の構造が保存されていた。また、ニューロンや他の脳細胞が正常な代謝機能を再開したことや、
> 脳の免疫系も機能しているらしいことが分かった。さらに、BrainExに組み込んだ脳から採取した組織試料に通電したところ、
> ただし、高度な脳活動を意味する脳全体の協調的な電気的活動パターンは全く見られなかった。
> 研究チームによれば、そうした高度な機能を復活させるには、電気ショックを与えるか、もしくは、もっと長い時間にわたって脳を溶液中で保存し、
> 酸素供給がない状態で受けたあらゆる損傷から細胞を回復させることが必要だろうという。
>
Physics の青色ダイオードの中村・赤崎・天野の受賞や私戦予備陰謀疑いのほうがさわがしいかもしれませんが,ノーベル生理学・医学賞に関して.
John O' Keefe, May-Britt Moser, Edvard Moser の三名が 2014 年のノーベル生理学・医学賞を受賞した.受賞理由は脳の位置定位系を構成する細胞の発見に対してである.“for their discoveries of cells that constitute a positioning system in the brain”. 視覚や聴覚,触覚で得た物理的な環境のあるいは自己の位置に関する情報は脳内でどのように処理されているだろうか.力学的に考えると,質点と空間座標と時間の成分がありそうなものである.マウス生体での神経科学的な実験で,位置特異的に神経の活動(活動電位の頻度)が上昇する細胞が海馬でみつかった.最近の in vivo の実験で place cell の特性や grid cell の特性,視覚系・運動系との place cell 回路の連絡等がさらに解明され始めている.少し古い神経生理学に関連する著名な科学者では,James Gibson や David Marr が有名かもしれない.聴覚系での位相差からの音源位置推定,視覚系での網膜および外側膝状体 LGN,一次視覚野,高次視覚野の回路等感覚の認知の神経科学はよく調べられてきたが,受賞対象の位置定位系は脳内の感覚と運動を統合する上で重要な具体的な情報表現と情報処理にせまった分野になっている.
ごくごく戯画化した,脳の作動機構は,神経細胞は他の細胞と同様に細胞膜をもちその内外のイオン組成をポンプとチャネルとよばれる細胞膜にタンパク質で糖を燃焼してえたエネルギーを元に維持する.神経細胞が同士が突起を多数のばし接触点を多数つくりそこで,膜のイオンを電位差をより正にする化学分子を放出したり,より負にする化学分子を放出したりする.電位差が十分小さくなると多くの神経細胞では電位依存的なナトリウムイオンチャネルが活発に作動し突起を一次元的に減衰せずに伝わっていく活動電位をおこす.多くの神経系での通信と計算の実体は,この化学伝達と電気伝導の組合せで,静的な記憶は細胞の結合(シナプス synapses)が構成する回路に,シナプスの化学伝達特性や回路水準の論理演算やより高度な情報処理の結果であると作業仮説がたっており,具体的な情報処理の神経回路の機構を解明することは重要である.
位置定位系の回路を構成する要素の place cell は,脳の大脳の海馬とよばれる短期記憶や長期記憶化に重要な部位にあるアンモン角 (Cornu Ammonis)の錐体(神経)細胞 pyramidal neuronである.特定の場所で活動が上昇することが証明されている.脳内の空間情報処理で他の細胞とともにどのような回路をなしているか調べるには,place cell への入力と出力,place cell 間の直接的な結合をさらに調べることになる.O'Keefe, Moser 以後も熱心に研究されている神経科学の重要な問題である.海馬に出力する嗅内皮質 entorhinal cortex の格子細胞 grid cell(環境のスケールに応じた格子を表現するようなユークリッド空間中の格子のような役割を担う細胞),各所の頭方位細胞 head direction cell,時間細胞 time cell も発見されている.物理学的な情報の表現と計算に必要な神経回路の構成要素がわかりその作動機構がわかってきそうな気がしてくる.21 世紀は,人体生理学のおそらく最大で最後の問題である脳の作動機構の同定にかなりせまってきており,先のことはよくわからないが脳のことは今世紀中にはだいたいのことがわかり,計算機でもっとよい知能が実装できそうな勢いである.
ノーベル賞は「物理学、化学、医学生理学、文学、平和、経済(ただし経済分野はスウェーデン国立銀行賞)」の分野で重要な業績を残した個人に贈られる.Physiology or Medicine の分野ではカロリンスカ研究所が選考にあたる.ノーベル賞は,ダイナマイトの開発生産でノーベルが残した遺産を基金としはじまった.現代では,数学の Fields Medal や計算機の Turing Award とならびたつような権威ある賞として,世界中で科学の営みに参加する人々・興味ある人々が注目する伝統儀式を続けるお祭りになっている.医学生理学の分野では生理学的に重要な機構の解明や臨床応用で人類の医学的な福利向上につながる発見などにおくられる.なかなか毎年趣味がよいとおもわれる.繰り返しであるが,選考委員会が示した,今回の授賞は,脳での空間認識の回路で重要な働きをする place cell 場所細胞の発見が理由である.
匿名ダイアリーにこんな言い訳も不要かと思うのだけれど,ノーベル賞委員会の公式アナウンスメントとFundamental Neuroscience か Principles of Neural Science や関連論文や日本語の教科書・一般書等を読めばよい.高校生物に毛が生えた教養程度の神経科学の知識しかない劣等の学部生ながら,今回受賞の対象になった O’ Keefe と Moser 夫妻の神経系における自己位置の表現の神経回路の重要な細胞というテーマに興味があるので駄文を書いた.
脳科学辞典 場所細胞 http://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E5%A0%B4%E6%89%80%E7%B4%B0%E8%83%9E
指摘の通りでその本から持ってきた話だよん。方向低位の話をするのになぜ方向定位と海馬の話をわざわざ持ってきたのかというとだね。
この辺の情報を統合すると、海馬ゲーティングの異常から来る後頭頂葉の機能異常が統合失調症陽性症状と関係しているんじゃないかと思ったんだよね。どうだろう。