売掛金が合わないときの修正について
インターネットで物販をやっていて、会計ソフトはマネーフォワードクラウドを利用している者です。
確定申告をするにあたり、総勘定元帳で売掛金の確認を行っていたところ期中で売掛金がマイナス(-83,377)になっており、
前の年もさかのぼってみてみると、2年ほど前から少しずつマイナスになっていることに今になって気が付きました。(期末残高はどの年もプラスだったので特に気にしていなかったです)
何がどのくらいずれているのか原因を特定することができず、今期できれいに直して進めていきたいのですが、どのような仕訳で処理することができますでしょうか?
色々検索していたら出てきたのですが、【借方】売掛金【貸方】事業主借 83,377」で処理しても問題はないのでしょうか?
会計の知識が乏しくお恥ずかしいのですが、ご教示お願いいたします。
税理士の回答
>【借方】売掛金【貸方】事業主借 83,377 で処理しても問題はないのでしょうか?
⇒ 「問題はない」とは言えませんが、確定申告期限が迫っていますので、とりあえずその仕訳を行い、申告後に原因を解明する必要があります。
売掛金がマイナスになったということは、実際の売掛金(売上の発生額)より入金が多かったことになりますので、売上高計上漏れなども考えらえます。
今後は、売掛金の発生と消込(入金)を個々にチェックして残高誤りがないようにしてください。
竹中公剛
【借方】売掛金【貸方】事業主借 83,377」で処理しても問題はないのでしょうか?
過去の間違いが、損益に関係なければ、それのみでよい。
米森まつ美 先生
ご回答ありがとうございます。
それでは、とりあえずその仕訳を行おうと思います。
そして、申告後に原因を解明に努めてみます。
今後は残高誤りがないように細かくチェックしてみようと思います。
もし、原因が解明でき売上高の計上漏れが確認できた場合に、来期やった方が良い処理や税務署への対応はありますでしょうか?
※ちなみに、現在個人事業主で所得が低く、消費税も住民税も非課税です。
売上などのもれが生じていた場合で、所得金額や納税額が増加する場合は「修正申告書」を提出する必要があります。(令和現年以前の場合は、修更正期限が過ぎていますのでそのままとなります。)
なお、売掛金に関して、一旦「事業主」勘定で処理していることと、今年「売上」として計上した場合は、既に修正申告をした後に売り上げの計上をしますと、今年の売上(所得)に影響が出ますので、備忘的な仕訳をします。
売掛金 / 事業主貸 と
事業主借 / 売掛金 の両建ての仕訳を行い
摘要に「〇年〇月分 売上計上もれ 修正」又は「前期修正」と記載します。
又は
売掛金 / 売上
売上 / 売掛金 として、
売掛金・売上に影響が出ないようにしつつ
摘要に「〇年〇月分売上計上もれ 修正」又は「前期修正」とします。
※ 既に「売掛金」の調整が済んでいますので、売掛金の差額が生じないようにします。
所得金額は売上の漏れが生じていた場合多少なりとも増加するとは思いますが、私の状況だと納税額はおそらく増加しないかと思います。その場合でも「修正申告書」の提出は必要になりますでしょうか?
また細かい質問で恐縮ですが「令和現年以前」とは、これは現在の年度以前とのことでしょうか?それとも令和元年という意味でしょうか?
お手数ではございますがご教示いただけますと幸いです。
大変申し訳ございません。
「令和現年」ではなく「令和元年」となります。
それ以前の年分は「時効」になっていますので、修正申告などはできないことになります。
>多少なりとも増加するとは思いますが、私の状況だと納税額はおそらく増加しないかと思います。その場合でも「修正申告書」の提出は必要になりますでしょうか?
⇒ 所得金額の補正(増加)があれば、修正申告の対象となるため、税理士の立場で「少額なので問題ない」とは言えないこと、ご理解ください。
混乱を与えてしまいまして申し訳ございませんでした。
本投稿は、2025年03月16日 13時56分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。