第1試合でGAORA TV王座戦60分一本勝負が行われ、王者宮本裕向(42)が挑戦者の“ミスター斉藤”土井成樹(44)を下して4度目の防衛に成功した。
宮本は終盤、DOI555(ドイファイズ=ファイヤーマンズキャリーの体勢から前方に相手をうつぶせの状態で落とす技)、バカタレ・スライディングキックと攻め込まれピンチに。しかしこれをカウント2で返すと、逆にフランケンシュタイナーからダブルニーをたたき込んだ。
さらにラストライド、ムーンサルトプレスとつないで土井から3カウントを奪った。宮本は「(土井は)すごいよ、速いし、パワーもあるし、頭もあるし。今の自分にまだ足りないものを見つけたので。このベルトとともに、SUSHIとかブラックめんそーれとかが巻いて価値の下がったベルトの価値上げますんで、よろしくお願いします」と宣言した。
一方の土井は「今、全日本にあるタイトルの中で、俺はGAORA TVのタイトルが1番欲しい。改めて今日分かった。次、挑戦する時はGAORAのマスコットキャラクター『ガオやん』連れてきてやるからな! もう1回やもう1回!」と叫んで去っていった。