新日本プロレスなどでも活躍したWWEのAJスタイルズ(47)が50歳までに引退する意向を示した。カナダの人気テレビ・ラジオパーソナリティーとなるクリス・ヴァン・ヴリード氏のユーチューブ番組「インサイト」に出演。AJスタイルズは「50歳までレスリングはしない、それは約束する」と断言した。

ヴリート氏からはリング上で高いパフォーマンスを維持していると評価されたものの、AJスタイルズは「うまく隠せていると思うよ。でも昔ほど物事は楽ではないんだ。年を取るとまずスタミナが失われる。まず失われるのはスタミナだ。パワーはまだあるけれど、スタミナは…」と衰えを否定しなかった。

さらに「引退はこわくない。引退して『やれやれだぜ、やった』と言えるようになったら最高だ。自分にとって大切なのは、正しくやることなんだ。引退、正しくやる。自信が持てるようになること、つまり『これで終わり』ってこと」と自身の引退論を展開。また「地獄の墓堀人」ジ・アンダーテイカーの引退マッチの対戦相手がAJスタイル自身だったことを引き合いに出し「アンダーテイカーもそう感じてくれていたらいいな」と付け加えた。

既に引退試合のプランも頭にあるようだ。AJスタイルズは「対戦相手は特に考えていない。もしアンダーテイカーが呼べたら、そうしたいと思っていた。でもAJスタイルズがどんな人物なのかを要約したようなアイデアはある。実現するかどうかは分からないが。まあ実現すれば、みなさんも分かるでしょう。待ってみなければならない」と含みを持たせた。

AJスタイルズは昨年10月のロウ大会でカーメロ・ヘイズ戦で足を負傷。2月のプレミアム・ライブイベント、ロイヤルランブル大会で組まれた男子ロイヤルランブル戦でリング復帰していた。