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「S&P500」「オルカン」の陰に隠れて「毎月分配型」が復活
2024年に新しいNISA(少額投資非課税制度)がスタートして以降、投資信託の主役は「S&P500」と「オルカン」をはじめとするインデックスファンド(指数連動型投資信託)だ。とんでもない勢いで資金流入が続いている。2025年2月末時点で、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の残高は6兆6178億円、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の残高は5兆3942億円まで増えている。2021年4月末では同S&P500が3960億円、オール・カントリーが1596億円だったことを考えるとここ数年の驚異的な伸びが実感できる。
上の図は2025年2月の投資信託資金流入ランキングだ。依然としてS&P500とオルカンの資金流入は続いているが、この「2大投資信託」の陰に隠れて最近資金流入が増えているのが2000~2010年代に一世を風靡した「毎月分配型投資信託」だ。同月には3位、5位、6位に3本ランクインした。
改めて「毎月分配型投資信託」とは?
毎月分配型投資信託とは文字通り、毎月分配金を受け取れる魅力的な投資信託だが、「分配金」という言葉からイメージするものと実態は異なる。
分配金と言われると、株式の配当金や利息のように「元本とは別に支払われる」というイメージはないだろうか。しかし、それは違う。
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