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日本と環境配慮型経済協力強化=中小企業支援に注力―タイ
【バンコク時事】タイ商務省国際貿易交渉局と日本アセアンセンターは17日、バンコクで「グリーン経済のための中小企業変革:タイ・日本協力の新章」セミナーを開催し、同省のスチャート副大臣が環境に配慮した「グリーン経済」への移行を目指す中小企業支援について、日本と協力して取り組むと発表した。
急速に変化する貿易環境で、中小企業の競争力維持と環境に配慮したビジネス慣行を通じ、タイの持続可能な経済への取り組みに向け、日本と経済関係強化を図る。
同副大臣は、「中小企業には環境問題を負担ではなく、ビジネスチャンスとして捉えてほしい」と強調。セミナーでは環境貿易政策や両国の炭素排出削減目標、中小企業支援におけるグリーンファイナンスの役割などについて情報提供した。
商務省は「グリーンファイナンス」プログラムを提供する金融機関と連携し、環境型ビジネスモデルへの移行に必要な投資のため、中小企業に持続可能なビジネスローンを提供している。
今回のセミナーにはタイや在タイ日系企業100社以上の代表が参加。商務省は日本大使館、日本貿易振興機構(ジェトロ)バンコク事務所、経済産業省など日本の11主要機関と協力関係を構築している。
同省によると、日本はタイの第3位の貿易相手国で、2024年の2国間貿易総額は520億2000万ドル(約7兆7000億円)。タイの主要輸出品は自動車・部品、加工鶏肉、電気機器・部品など。日本からは鉄鋼製品、産業機械・部品、電気機械・部品などとなっている。(了)
(記事提供元=時事通信社)
(2025/03/18-17:24)
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