最近のリアルタイムCGで一つのトピックとなっているのがグローバルイルミネーション(大域照明)だ。太陽のような単一の光源だけではなく,そこから反射したあらゆる光の影響を考慮したシェーディングを行うというのがグローバルイルミネーションで,PRT(Precomputed Radient Transfer)はそのモデルの一つである。 Call of Duty 2では背景描画にラジオシティ法を使い,非常にリアリティのある画面を作り出していた。ラジオシティもグローバルイルミネーションの手法の一つである。ごまかしの部分も多そうだが,通常のライティングとラジオシティの組み合わせは,CoD2でかなり成功を収めたといっていいだろう。 ようやく一般的な3Dゲームでも影が付くのが当たり前になってきた。セルフシャドウなど,単に地面に影を落とすだけではない処理も出てきているのだが,まだまだ不自然に感じてしまう部分は多