福岡県久留米市出身。福岡県立明善高等学校卒業。1988年、愛知大学文学部哲学科東洋哲学専攻卒業[1]。 1989年(平成元年)に『後宮小説』で第1回日本ファンタジーノベル大賞を受賞してデビュー[2]。デビュー作は王朝も人物もすべて架空の中国史小説風ファンタジーという異色作だったが、その後は実際の中国史から題材をとることが多い。 中国史を踏まえながら奔放な想像力で描く作品群には定評がある[2]。また作品がアニメ化や漫画化されたり、映画が制作されたりするなど、他分野からの注目度も高い[2]。『墨攻』については、スタジオジブリが押井守監督でアニメ映画化を検討したことがあり[3]、近藤勝也によるイメージボードも制作されたが、実現しなかったという[4][5]。 2023年11月7日 午前4時45分、呼吸不全のため死去[6][7]。59歳没。 『後宮小説』(新潮社、1989年)/(新潮文庫、1993年