※ただのぼやきです。
私は30代の女性だが、
フェミニズムについては対岸の火事について眺めることが多い日々だ。
そこでパネリストが、あたかも女性全員が望んていることかのように、
もう「議論がされつくしていることが承認されていないのは女性差別だ!」と主張する為の一例として挙げられたトピックが
「緊急避妊薬や低容量ピルが薬局で買えないのはおかしい。男性のバイアグラ承認はすぐだったのに。」
真っ先に思ったのは、
そりゃホルモン剤と酵素阻害薬(PDE阻害薬)じゃ話は違うでしょ。
ということだった。
ホルモンに影響を与える薬を気軽に買える世の中は危なくない?
と思った。
私自身も婦人科に難があり、黄体ホルモン薬の世話になることがある。
飲む時はアドヒアランスの維持に気を遣う。
飲み方を雑にすることで、ホルモンバランスが崩れてしまうことが怖いからだ。
気軽にホルモン薬が手に入る世の中になったら、
確かに月経困難症や望まぬ妊娠に苦しむ人たちに救いの手が伸びるかもしれないが、
めちゃくちゃな使い方をして体を壊したり、壊されたりする人が現れる……と、
少なくとも私は身構える気持ちになる。
と、テレビを眺めながら思った。
あたかも【私たち(=女性全員)】が望んでいるかのように語られたのが
なんとなく、なんとなくだけど、
嫌な気持ちになった。
自身が問題点を理解出来ている完全なる正義であると思い込んでいるかのような危うさを感じた。
驕りすぎず、黙りすぎず、
うまく世の中に関わっていければいい。
そう眠い頭の中で思ったのでした。