【スクープ】港区だけではない「高齢者連れ去り」全国から被害の訴えが少なくとも20件!何が起きているのか 年老いた親や親戚が、ある日突然消えた。何か悪いことをしたわけではなく、犯罪に巻き込まれたわけでもない。連れ去ったのは、自治体の職員だった──。 フロントラインプレスはこれまで、東京都港区で起きた3件の高齢者連れ去り事件をスローニュース上で伝えてきた。いずれも行政(港区)が主導したとみられる事案だ。 だが、行政が関与した同様の「高齢者連れ去り」は、港区だけでなく全国各地で相次いでおり、判明しているだけでも20件の被害者がいることが新たにわかった。現在もフロントラインプレスやスローニュース編集部には「私も同じ被害を受けている。助けてほしい」という声が次々と届いており、発覚しているのは氷山の一角に過ぎないもようだ。 「高齢者連れ去り」の実態を追う連載の第5回は、全国の状況を一挙にお伝えする。