墨田区がオリジナルデザインの婚姻届をリニューアルし、区役所と区内5カ所の出張所で3月1日、配布を始めた。
今回の婚姻届では、従来の「書き方見本」「提出様式」に加え、結婚の記念として残せる複写式の「保存用様式」を追加。保存用ページには、桜や東京スカイツリー、両国国技館、すみだ北斎美術館など、区を象徴する風景がイラストで描かれ、墨田区らしさを表現している。
表紙には「写真でつながる墨田区フォトコンテスト」の受賞者で構成される「すみだカメラ部10選」の写真を採用。提出様式には千葉大学写真部の学生が撮影した隅田川花火大会の写真を基にしたイラストを使い、華やかな仕上がりとなっている。
婚姻届の製作費用は、すみだメディカルケアクリニック、東京東信用金庫、FUJISHIMA JEWELRY、ほけんの窓口錦糸町北口店の4社の協賛で賄われ、区の負担は発生していない。発行部数は6000部で、墨田区役所窓口課(夜間専用窓口含む)と緑・横川・文花・墨田二丁目・東向島の各出張所で配布する。
区の担当者は「結婚する二人の新しい門出に花を添えられるようなデザインにした。保存用の様式には互いへのメッセージ記入欄や記念写真を貼るスペースも設けているので、区役所窓口の撮影コーナーと併せて活用していただければ」と呼びかける。
配布は2026年2月28日まで。