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ドジャース460億円・大谷翔平42億円でも「2位」の衝撃…MLBチーム年俸ランキングがケタ違いな件「今永昇太と鈴木誠也で48億円>NPB球団の現実」

posted2025/03/20 17:00

 
ドジャース460億円・大谷翔平42億円でも「2位」の衝撃…MLBチーム年俸ランキングがケタ違いな件「今永昇太と鈴木誠也で48億円>NPB球団の現実」<Number Web> photograph by Mary DeCicco/Getty Images

東京で華々しい開幕戦を戦ったドジャースとカブスの日本人選手5人衆。MLB各球団の総年俸をランキング化すると?

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茂野聡士

茂野聡士Satoshi Shigeno

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 世界一軍団ドジャースとメジャーリーグは年俸で見ると、どんなスケールの大きさなのだろうか。各球団とドジャース各選手の様々な数字を調べてみた。〈全2回/第2回につづく〉

 まさに千両役者……。世界一軍団ドジャース、東京シリーズのクライマックスとなったのは、やはり19日のカブス戦で今季第1号ホームランを放った大谷翔平であることは間違いない。

 そんな大谷が日本でのMLBフィーバーの号砲をとどろかせたのは、15日のドジャースと巨人のプレシーズンマッチ。大谷はWBC世界一奪還の盟友である戸郷翔征から2ラン本塁打を放った。ベンチで仲間とニコニコする朗らかさから一転、バッターボックス、今年見られるだろうマウンドでのスーパーなパフォーマンスには誰もが憧れるが——あらためて昨季の「50-50」とワールドシリーズ制覇、日米での露出度を考えれば、10年7億ドル(当時のレートで約1015億円)の契約金は、長期的に見て安い投資なんじゃないかと感じる次第である。

メジャー各球団の年俸…ランキング化すると

 とはいえ、戸郷だってNPBではトップクラスの推定年俸3億円である。そう考えるとメジャーの給与待遇はケタ違いだな……とあらためて痛感するわけだが、2024年も調べた「各球団の総年俸」はどのようになっているのか。アメリカの各種スポーツの年俸を扱うサイト「spotrac」から、2025年各球団の総年俸をランキング化して、カウントダウン形式で見ていこう。まずは30~21位から。

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〈メジャー2025年総年俸:30~21位〉※末尾の★はポストシーズン進出。1ドル=150円で換算
30位:マーリンズ 4713万ドル(約70億6950万円)
29位:ホワイトソックス 5587万1400ドル(約83億8071万円)
28位:アスレチックス 5792万8571ドル(約86億8928万円)
27位:レイズ 7261万6545ドル(約108億9248万円)
26位:パイレーツ 7700万8500ドル(約115億5127万円)
25位:ガーディアンズ 8227万7500ドル(約123億4162万円)★
24位:ブルワーズ 9554万1136ドル(約143億3117万円)★
23位:ナショナルズ 1億9万6200ドル(約150億1443万円)
22位:レッズ 1億256万5833ドル(約153億8487万円)
21位:ロッキーズ 1億1043万9285ドル(約165億6589万円)

 総年俸5000万ドル、日本円にして100億円以下(そもそもNPBのチームでこの予算感はないのだが……)の下位3チームの昨季成績は、メジャーの厳しい競争社会を突き付ける。

【次ページ】 今永、誠也の2人合計の年俸が48億円超の衝撃

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