トヨタ自動車は、パーソルイノベーションが提供するリスキリング支援サービス「Reskilling Camp」を導入し、デジタル人材育成を支援し、組織変革を促進する。パーソルイノベーションが3月18日に発表した。
Reskilling Campは、パーソルグループの人材サービスのノウハウを生かしたデジタル人材育成サービス。各社のニーズに合わせたカリキュラムと、コーチによるサポートで、企業のリスキリング課題を解決する。スキル習得フェーズの「ハンズオン」とスキル発揮フェーズの「ハッカソン」によって構成される。
ハンズオンでは、業務自動化ツールと生成AIの活用方法を習得し、ハッカソンでは、チームでアプリ開発を行い、成果発表とデモンストレーションを実施する。また、受講者の学習意欲を高め、モチベーション維持を支援する「コーチングプログラム」も組み込まれており、個人のスキルアップだけでなく、業務効率化やチームの課題解決力向上にも寄与するとしている。
トヨタ自動車 田原工場エンジン製造部では、「企業やチームにとって人材育成で大切なのは、まずチャレンジの機会、そして人の考える力を尊重すること」だとした上で、「みんなが知恵を出し合いチャレンジする場を用意し、個人の成長と組織のデジタル文化の弛まぬ前進を意図して、Reskilling Campの導入を決めた」としている。
また、Reskilling Campの柔軟なカリキュラムは、スキル習得に欠かせない「やり始めるきっかけ」と「学んだ後の定着」までを一貫してサポートしたと評価されている。受講者は研修を通じて自信を深め、周囲にも良い影響を与えているという。