劇場公開日 2024年11月1日

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十一人の賊軍のレビュー・感想・評価

全421件中、1~20件目を表示

5.0だんだんと映画になっていく

2024年11月6日
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猿田猿太郎

2.560分削ってください!いや30分でもいいです!

2024年11月3日
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鑑賞方法:映画館

本サイトの特集によると、60年前の幻のプロットを起こし、「孤狼の血」で東映ヤクザ映画を現代味に復活させた白石和彌監督のもと、今度は、東映集団時代劇を復活させた、という触れ込み。

そんな企画は大体、プロットが勝りすぎて時代遅れになったり、プロットが今どきの忖度に薄まり、味がしなくなったりと良いことはない方が多かったり、オレ自身が「孤狼の血」をそんなにかっていないのと、NETFLIXの「極悪女王」があんまりおもしろくなくてガッカリしての、期待値は結構下げての鑑賞。

舞台は戊辰戦争。東京映画祭オープニング作品。戊辰戦争の意味がどれだけ国際映画祭に通じるか、そしてその価値はあったのか。

「十一人の賊軍」




東映集団時代劇というと、1989年の「将軍家光の乱心 激突」ぐらいしか見たことはないが、当時高校生の自分でも、「ザ・痛快・時代劇」、チャンバラと火薬を堪能した記憶がある。

全体的には、同じように名もなき者たちが、権力闘争、時代の渦に巻き込まれ、奮闘する、というものになるので、アツイものを感じられる。そして、「孤狼の血」がおおよその評価として認められた白石監督であって、本作も現代風に「アップデート」とは言わないが、見ごたえのある作品に仕上がっている。

とはいえ、いかんせん長すぎる。

戊辰戦争という、国際映画祭に上映するにはいささかわかりにくい舞台設定について、ちょっと説明が足らない部分はまあいいとして、官軍側の描写が多すぎ。これらと新発田藩士側の人名に字幕がついたりと、「名もなき」賊軍との比較、ということかもしれないが、結局ノイズ。

さらにサダヲの連続断首のエピソードも要らない。サダヲの娘も必要ないし、賊軍の女も要らない。主人公の妻の聾唖の設定も要らない。

もっと要らないのは、最初のチャンバラ。暗いし、ウェストショットのアクションばっかりで、(これは役者の殺陣の技量によるかもしれないが、)ちっとも盛り上がらない。(NETFLIXの「極楽女王」でも感じたのだが、どうにもアクションの撮り方が単調に見える)

これらを切るだけで60分、いや30分は短くなる。

とはいえ、後半、俄然盛り上がってくる。嵐の中のつり橋攻防からだ。

「黒い水」と「つり橋」で、こっちは勝手にフリードキンの「恐怖の報酬」、あるいはせめてコッチェフの「地獄の七人」やってくんねえかな、と思ったら、やってくれました!!ありがとう!!どうせなら、油井まで嵐の中つり橋で重機を渡す、みたいな展開だと感涙までしたはず。それぐらい嵐のつり橋シーンはよかった。

そして、峠での決着をもっての、仲野の独壇場。ここはカメラはしっかりと白昼の下、ロングショットで立ち回りを見せる。

結末はある程度想像つくものではあるが、テイストは「アメリカン・ニュー・シネマ」である。そして一騎討ちをカタルシスとせず、道場で鍛えられたはずの家老サダヲの行動が、戊辰戦争の結果を端的に表す。そのためにも主人公孝之はひっそりと意味もなく、火薬とともに見せ場を譲る必要があった。

イヤほんと、前半全部要らないって。

追記

「名もなき者」の奮闘で世界が救われる、は「アルマゲドン」が至高と思ってるぐらい、程度の低いオレだが、賊軍にそれなりの技量があっての集団でなければ「アルマゲドン」の域には達しない。本作に説得力の希薄さや嚙み合わせの悪さを感じるのは、一概にそのせいだ。

追記2

この手のエンドクレジットは、それぞれの顔と名前をワンカットごとに挟みましょうよ。娯楽色がもともと強い企画なのだし、そもそも登場人物が全く印象残らないくせに、何の役にも立たないのに「医者」だ「詐欺師」だ「坊主」だとか説明する時間は全部省いて、エンドクレジットでドン、で十分。むしろそのほうがかっこいい。

というか、かっこいい、と言っちゃダメなんだろうな。

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しんざん

3.5犠牲の上に成り立つ平和の心苦しさ

2024年11月3日
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鑑賞方法:映画館

その場で偶然居合わせた人物たちが、人数も装備もスキルも圧倒的に上の輩たちを相手に戦わなければいけないという設定は、何度見てもワクワクする。

どんな機転で現状打破するのか。
圧倒的不利な立場でそれをどう覆していくのか。

その展開が楽しみではあったのだけれど、そんな王道まっしぐらな話ではなかった。そりゃそうか。
見終わった後、どんな感情になれば良いのかわからなくなった。胸糞といえば胸糞だし、でも世の中っていつの時代もこうだよな…とも思うし。
時代劇ではあるけれど、とても現代的でもあるなと感じた。

一部の権力者の人がよく言う「多少の犠牲はやむを得ない」という言葉。いつ聞いても、じゃあお前がその犠牲になってくれと思ってしまう。
いつの時代でも、何かを得るために名もわからない人々が犠牲となって戦っているんだと改めて思わされる。そしてそんな彼らの心の叫びを浴びて、私はどうしたらいいんだという気持ちにさせられた。

仲野太賀の初の殺陣は素晴らしかったし、山田孝之の汚いビジュアルでの野生味溢れる演技は素晴らしかった。仲野太賀のラストの迫真の演技は圧巻すぎるので、是非見てほしい。

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AZU

4.5迫力の「爆発」活劇で実感する仲野太賀の凄み

2024年11月2日
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ニコ

4.0集団戦の高揚と群像劇としての面白さを堪能

2024年11月30日
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戊辰戦争といえば日本における最も身近なシビルウォーである。そこに白黒や善悪の二分論などあるはずもなく、本作でもただ領地内が戦禍に見舞われることを阻止したい一心で計略が張り巡らされる。その結果、もぬけの骸の砦へ時間稼ぎ部隊として投入されるのが罪人十一人。もちろん自分らが生贄だとは露知らず。いやその宿命に気づいたとて、どう抗えるというのか。登場人物の誰もが後ろめたい事情を抱えていてもう崖っぷちで後が無い。そんな各々のやるべきことは、ただ己の命を精一杯に燃やすことのみ。そこに二転三転のドラマと壮絶な生き様がむき出しとなっていく。砦を主戦場にゴロツキが集団戦で敵を迎え撃つ高揚感。そして個性豊かな面々が織りなす群像劇としての面白さ。白石作品らしく身と心が躍動し、一人一人の命が大切な何かを切実に訴えかける。これが笠原和夫による幻のプロットを基に創り上げた作品とは驚きだ。胸の鼓動高まる時代劇を堪能した。

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牛津厚信

3.5簡単に終わる話では無かった。セイジ以外は…。

2025年3月13日
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興奮

時代に翻弄された賊軍たちの物語。
意外とそろそろエンディングかな…というところから、さらに展開。
もうそろそろかなと思ったところで、また展開が続く。
そんな感じで155分。
ただ賊軍たちが砦を守る話では無かったのね。
それにしても、セイジの活躍の場は?

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キブン

4.0俳優さんの顔、いいね〜ぇ

2025年3月12日
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悲しい

怖い

興奮

昔は、こういう映画、三池崇史監督だったなぁ〜、
時代は令和、白石和彌監督、なんだな〜。
俳優さん、いい顔を集めたなぁ〜
と賊軍に感情移入するまで時間がかかりました。

仲野太賀さんは『淵に立つ』からの大ファンで日本映画を背負っていると言っても過言ではない俳優さんで
これからももちろん期待しかない。
せつない立場と辛さを、誠実さと情で通す、いい表情をする。
やはり仲野太賀さん、素晴らしい。
俳優さん皆さん、是非これからも問題を起こさないで日本映画を愉しませて欲しい、と祈りながら、
ああ、でも山田孝之さんや野村周平さんは女性問題の事件とか起こしそうだし、
大丈夫かな?と観ながら心配になった。
そう、本編に感情移入するより、現実の心配が消えない俳優、というのも。
ね。
気が気じゃない、んだよ。
観客がワルい、わけじゃ、ないよね?

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なかじwithみゆ

4.0最近稀に見る傑作

2025年3月11日
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鑑賞方法:VOD

全く予備知識無しにみました。
話は難しくなく、裏切りも単純明快で素直に話に入り込めました。
アクションも素晴らしく、ときどきグロいところもありますが、話にリアルさを持たせるためには必要かと。
エンドまで飽きることなく見ることができました。
最近では珍しく楽しめました。

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A1_Godzilla

3.0終盤は良い

2025年3月9日
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鑑賞方法:VOD

戊辰戦争の最中、旧幕府軍と新政府軍の間で板挟みとなる新発田藩は、死罪となった罪人たちに砦を守護させることにし…。
白石和彌監督作。裏切りまくりの主人公が突然デカい顔し始めるのは納得いかないが、悪人に見える人物が別の視点から見ると的なラストの演出は好きでした。

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shotgun

3.5時代劇超大作

2025年3月7日
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悲しい

楽しい

興奮

戊辰戦争において、官軍びいきの殿様がいるお城に、列藩同盟が早く兵を出せと催促にやってくる。
城下が戦火に包まれるのを避けたい家老は一計を案じる。
罪人どもで決死隊を作り、官軍を足止め、その間に同盟軍を城から出すというもの。
撃ち合い、斬り合いは豊富、ドラマも楽しくて悲しく、ラストも好きだ。

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いやよセブン

3.5こんな戊辰戦争もあったのかと

2025年3月7日
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鑑賞方法:VOD

全編に白石和彌監督らしさ炸裂映像
手首


切り落とされまくる
そしてそれを演出でゴマかす事なくリアルに見せる
そして放送禁止用語を躊躇なく使う

ストーリー的にはお涙頂戴でもなく
義を貫く武士道でもなく
あの時代のあるお話
賊軍の脇役たち、非常に良かった

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零式五二型

1.5長いなぁ。

2025年3月5日
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155分も必要な映画?
言いたいことは全部台詞で言わなあかんの?
絵で見せないとだめなの?

口直しに「七人の侍」を観ようっと。

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リュウジ

0.5退屈で長く感じた!!

2025年3月5日
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寝られる

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𝖒𝖚𝖓𝖆𝖈𝖞

3.055点

2025年3月5日
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笑える

悲しい

映画評価:55点

良いような、悪いような、
良いような、悪いような、、、

中々ないですよ。

真面目なのか、ふざけてるのか、
熱いのか、サムいのか、
大切なのか、くだらないのか、

これだけ、
どっちつかずの作品は
本当に珍しい。

そして、それこそがこの作品の魅力でした。

実話っぽい背景なのに、
キャラ、設定、展開、爆弾(無双)、等々
どれを取っても夢物語(非現実的)

じゃあファンタジー路線か?と思えば
そうとも言えない、当時の深刻さが表現されている

アニメだったら、
どこにでもある感覚で見れただろうけど

実写だったので、
困惑しながら見る事になりました。

くだらない、ふざけてると思う人の気持ちもわかるし、面白い、感動したと思う人の気持ちもわかる

本当に不思議な作品

是非、あなたも体験してみて下さい。

【2025.3.4観賞】

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まぁと@名作探検家

4.0

2025年3月4日
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賊軍以下の所業も、城下を平安に導くためだったのかもしれないが、
あと僅かに届かなかった刃は、
自ら死ぬより重く突き刺さった。
因果応報とはこのことであろう。

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上みちる

2.0使い捨て部隊…

2025年3月3日
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単純

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KEI

3.0感動の話だが、時間が長い

2025年3月3日
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悲しい

罪人を兵士として城の護りとして働かせた
初めは、罪人達はバラバラだったがやられっぱなしではと思い協力して敵を倒して城を守った
しかし、味方は罪人を殺そうとしたという内容だった
時間が長くて観るのが疲れました
バラバラだった人達が一つになって敵をやっつけ一丸となるのはよかったです
最後は悲しい終わり方でしたのが残念

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やっすー

3.5なんか物足りない…

2025年3月2日
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監督の白石和彌は、現在の邦画界ではトップレベルの実力のある監督だと思う。
今回も、言わばソツなく作られていて、面白い。とてもよく出来ている。

でもなんか物足りない。
「孤狼の血 LEVEL2」でも感じたけど、深作欣二より上手いところが多々あるけど、やはり深作を越えていないと思ったのと同じように、今回も何か足りない。

今回は、サム・ペキンパー(「ゲッタウェイ」「ワイルドバンチ」)やウイリム・フリードキン(「恐怖の報酬」)と、私の好きな映画の影響があって、十分楽しめたけど、ガツンッと来ないというか、物足りない。

コミカルなところや、シリアスなところ、殺陣もなかなかだし、話も笠原和夫原案らしく、虐げられた者たち、コマとして使われる者たちの怒りや悲哀も感じられて面白いけど。
なんで物足りないか、分からない。強いて上げるとすれば、脚本の書き込み不足(それぞれ賊軍たちの背景など)と話の展開に勢いがないことかな。

新潟県民としては、新潟弁がけっこう効いていて、良かったし、役者も仲野太賀は良かったし(彼の代表作になると思う)、ちょっと首を切りすぎ!と思ったけど、特殊メイクや効果が結構リアルで良かったし、鞘師里保という初めて見た女優は良かったし、本山力という役者の殺陣はすごいし(「侍タイムスリッパー」にもでてたとか)、といいとこいっぱいあるので、見直すと初見より面白いかも。

新発田市の人は、これを見てどんな気持ちになるか、ふと思った。手放しに喜べない映画では?と。

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mac-in

2.5覚悟を魅せろ

2025年3月2日
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楽しい

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にゃに見てんだ

2.0期待しすぎた

2025年3月2日
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笑える

楽しい

怖い

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fujitaka1217