神戸大学 海事科学部 海洋機械工学講座 構造強度シミュレーション工学研究室からのタレコミによると、同研究室の西岡俊久教授らのグループが、/.Jでも話題となった「ゆで卵を毎秒30回転以上させると、重力に逆らって宙に浮く」現象を、コンピュータ・シミュレーションと実験の両方で検証することに成功した(神戸大学のニュース・リリース)。 この現象は、卵型の物体は回転させると摩擦によって起き上がり、さらに高速で回転させると振動の力が重力と等しくなり宙に浮くというもので、慶応大の下村 裕教授らが数学的解析で予測していた。 この予測が報道された際に、「精密な検証実験は難しい」とされていたことを受け、西岡教授らは 「Project Eggs」を立ち上げ、シミュレーションと実験での検証に乗り出した。 シミュレーションには動的有限要素法を用い、約4000個の要素に分割した卵の運動を約1μsのタイムステップで解き、