第13回民間の月面探査車「ヤオキ」が月に着陸 着陸船の姿勢に問題か

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木佐貫将司 佐々木凌
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 東京の宇宙ベンチャー「ダイモン」(中央区)が開発した月面探査車「YAOKI(ヤオキ)」を載せた米企業の着陸船が日本時間7日未明、月面に着陸した。ただ、着陸の姿勢に問題が生じたといい、月面走行に向けた状況の分析を行っている。

 ヤオキを月面に運んだのは、米インテュイティブ・マシーンズが開発した着陸船「アテナ」。月面着陸には成功したが、予定していた直立姿勢ではなかったとみられる。

 ダイモンによると、ヤオキからのデータは受信できており、機体の無事は確認されているという。民間開発の探査車では初となるヤオキの月面走行は、約5日後の予定とされていた。

民間による月着陸の経緯

 民間企業の月着陸は、インテ…

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この記事を書いた人
木佐貫将司
ネットワーク報道本部|首都圏ニュースセンター
専門・関心分野
選挙、議会、政策、地方自治、データ分析
佐々木凌
科学みらい部|宇宙担当
専門・関心分野
宇宙、原発・エネルギー、災害・防災
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    藤井涼
    (UchuBiz編集長)
    2025年3月10日9時28分 投稿
    【視点】

    米インテュイティブ・マシーンズの月着陸船は着陸時に横転したことから、残念ながらYAOKIが月面走行することは叶いませんでした。ただ、YAOKIはそれに負けずデプロイヤー(輸送時に格納しているケース)の中から月面を撮影。これにより、日本の民間

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