河村市長「情けにゃあ。アイムソーリー」 維新とタッグで三度敗戦
山下寛久 小林圭
参院選愛知選挙区(改選数4)で、日本維新の会と、河村たかし・名古屋市長率いる地域政党「減税日本」が擁立した広沢一郎・元同市副市長(58)が、落選した。昨秋の衆院選での躍進で勢いに乗る維新と、高い知名度を誇る河村氏の「強力タッグ」は、なぜ不発に終わったのか。
10日深夜の名古屋市東区の選挙事務所。広沢氏は、開票速報を伝えるテレビやパソコンに目を向けていた。傍らには河村氏。当初こそ笑顔を見せていたが、票差が開くにつれ、次第にその表情が引きつっていった。
維新と減税は2016年、19年の過去2回の参院選でも共闘したが、敗戦が続いていた。三度目の正直として臨んだ今回の参院選。広沢氏は減税幹事長も務めた河村氏の最側近でもあり、「河村氏も自分の選挙のように活動した」(減税関係者)という力の入れようだった。
過去2回の敗戦から、課題は…
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