米国一の乾燥地帯、デスバレーで「大雨」被害 公園閉鎖続く

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大雨に見舞われた米デスバレー国立公園=8月20日/National Park Service/Handout/Reuters

大雨に見舞われた米デスバレー国立公園=8月20日/National Park Service/Handout/Reuters

(CNN) デスバレー国立公園といえば、米国一の乾燥地帯で年間の降水量は平均2.2インチ(約55.88ミリ)ほど。世界一気温が高い場所としても知られる。

そのデスバレー国立公園が、2週間以上にわたって閉鎖されている。原因はこの夏の猛暑ではなく、8月に米国を襲ったハリケーン「ヒラリー」がもたらした雨だった。

8月20日、デスバレーのファーネスクリークで2.2インチの降雨を観測した。国立公園局によると、この地点の雨量としては観測史上最も多かった。

普段は雨がほとんど降らない公園が、ヒラリーの影響で大雨に見舞われたため、もろい地形が崩れて公園内の主要道路で舗装が破損したり、路面ががれきに覆われたりするなどの被害が広がった。

こうした事態になるのは2年連続だった。2022年8月にもそれまでの記録を更新する降雨があり、公園が閉鎖されて道路や遊歩道、施設などの修復が行われた。

「22年の洪水で破損した舗装道路は全て修復されたが、奥地ではまだ多くの作業が残っており、今回のハリケーンで大きな被害が加わった」と国立公園局は説明する。

ヒラリーの影響による被害が広範に及んでいるため、現時点で再開のめどはたっていないという。

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