琵琶湖畔に一足早い春 菜の花と冠雪の山が共演 例年より2週間遅く

新井義顕
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 琵琶湖の湖畔で、黄色い花が精いっぱい背を伸ばして、風に揺れている。滋賀県守山市の第1なぎさ公園で、早咲きの菜の花「カンザキハナナ」が例年より約2週間遅れて見頃を迎えている。訪れた観光客らは、対岸の冠雪した比良山系と対照的な、一足早い春を告げる光景を楽しんでいた。

 公園を管理する守山市シルバー人材センターによると、昨年10月初旬にまいた種が暑くて芽が出ず、再びまきなおした。雨も少なく成長がまばらだったため、早く育った株を植え替えて一面の花畑に仕上げたという。花は今月末まで楽しめる。

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この記事を書いた人
新井義顕
映像報道部|京都駐在
専門・関心分野
写真、高校野球、文具
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    杉田菜穂
    (俳人・大阪公立大学教授=社会政策)
    2025年2月16日10時35分 投稿
    【視点】

    こんな句も。 菜の花やみな出はらひし矢走舟(やばせぶね)  与謝蕪村  矢走舟は当時、琵琶湖に面している草津市(この句の句碑がある)と大津市を結んでいた舟だ。道路や鉄道がない時代の移動手段として重宝された矢走舟がみな出はらっていて、その

    …続きを読む