永久停止「トランプ氏らしい結末」 識者がみる次の一手

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聞き手・杉崎慎弥
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 米ツイッター社が8日(日本時間9日)、トランプ米大統領のアカウントを永久に停止した。分断をあおってきた超大国のトップに対し、発信手段であるアカウントを凍結するという対応をどうみるか。米国政治とトランプ氏の言動を分析してきた明治大学の海野素央教授(異文化間コミュニケーション論)に聞いた。

     ◇

 Q アカウントの永久停止は「言論の自由」という観点から問題はないのでしょうか?

 A トランプ氏は「言論の自由」を盾にして、自分自身の政策や他者への批判などをツイッターで発信してきました。しかし、1月6日に連邦議会議事堂にトランプ氏の支持者らが突入した事件によって、トランプ氏の発信がもはや米国の価値観や民主主義に打撃を与えるものであることが如実になりました。まさに「言論の自由」が許される限界を超えたのだと思います。

 Q ツイッター社としてもやむを得ない決定だったと。

 A ツイッター社などのSN…

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この記事を書いた人
杉崎慎弥
コンテンツ編成本部次長
専門・関心分野
欧州連合(EU)、イラン政治など