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小矢部川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
小矢部川
小矢部川 2005年3月7日撮影
水系 一級水系 小矢部川
種別 一級河川
延長 68 km
平均流量 24.31 m3/s
(津沢観測所2000年)
流域面積 682 km2
水源 大門山南砺市
水源の標高 1,572 m
河口・合流先 富山湾高岡市射水市
流域 富山県石川県
地図
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小矢部川上流域空撮

小矢部川(おやべがわ)は、主に富山県を流れ富山湾に注ぐ小矢部川水系の本流。一級河川である。

地理

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富山県南砺市の南部、石川県との県境にある大門山(1,572m)に源を発し北上。南砺市から小矢部市高岡市を経て高岡市と射水市の境界から富山湾に注ぐ。流域はほぼ全域が富山県内だが、上流の刀利ダム付近でわずかに石川県内の流域を有する。

富山県の七大河川(黒部川片貝川早月川常願寺川神通川庄川、小矢部川)の一つ。名前は上流にあった小矢部村に由来し[1]小矢部市の市名はこの川から由来する[2]

歴史

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古代には庄川砺波平野の中心を流れて現在の小矢部市付近で小矢部川と合流しており、そこから下流は射水川(いみずがわ)と呼ばれ、ほぼ現在の小矢部川の流路を流れており、『万葉集』に収められる大伴家持の歌にも登場していた[1]。さらに庄川は別の流路を流れるようになり、江戸時代には現在の高岡市街で合流するようになった。江戸時代に庄川は中田川につけ変えられ、河口付近で合流するようになった。明治20年代に県予算の約半分を費やした七大河川の改修工事により庄川の流路を変えられ、ここではじめて流路が河口まで庄川と分けられて、小矢部川が独立の水系となった。

1952年7月、1953年8月、翌9月には、大水害が発生。上流部に農林省による刀利ダム多目的ダム)などの整備がすすめられる契機となった[3]

流域の自治体

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  • 富山県
南砺市小矢部市高岡市射水市砺波市
  • 石川県
金沢市

支流

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市町村名は流域の自治体

並行する交通

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鉄道

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道路

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主な橋梁

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流域の観光地

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環境

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  • 1968年3月6日:厚生省が富山県小矢部川下流の川魚からメチル水銀と思われる物質が検出。富山県を通じて流域住民に対して魚類の捕獲を自粛するよう要望した。

脚注

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  1. ^ a b 日本の川 - 北陸 - 小矢部川 - 国土交通省水管理・国土保全局”. www.mlit.go.jp. 2019年9月6日閲覧。
  2. ^ 平成6年度小矢部市埋蔵文化財発掘調査概報”. 小矢部市教育委員会. p. はじめに (1995年3月). 2019年9月6日閲覧。
  3. ^ 福光町『合併五十周年記念誌 福光町の歩み』福光町役場企画情報課、2002年、p24-26,72頁。 
  4. ^ 『福岡町史 続編』(2004年12月20日、福岡町発行)44頁。
  5. ^ 『北日本新聞』2007年1月5日付朝刊3面『伏木外港1号線橋りょう 名称は「伏木万葉大橋」』より。

外部リンク

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